実験体MM 作:柳月&独鴉
ホークス事務所
一日目の最後、仕事の説明や警邏の注意点などをサイドキックから説明と基礎訓練を終え、その後雄英襲撃事件の話を聞かれながらホークスから直々の訓練。常闇は得るものは
「うん。 体育祭の映像と比べても成長が見えるね。 でも飛べないのはちょっともったいないなぁ」
訓練で息を切らしている常闇、いまだ欠点を補い利点を伸ばす段階でもあるため、ホークスの訓練は何よりも実りあるものだった。
ホークスとしてはUSJ事件の事を直接聞きたいと理由もあったが、呼んだ以上職場体験の中でちゃんと指導もしていた。
「……まだ不完全で名もない。 それでも、ダークシャドウ!」
「アイヨ!」
常闇を背後から覆うようにダークシャドウが抱えるとゆっくりと浮かび上がる。その姿を見て少しだけホークスはおどけたように驚いて見せた。
「お~、これはちょっと驚いたよ。 体育祭からほんの数日なのに新たな可能性を見つけたなんてね」
しかしいまだ不安定、バランスが悪くゆっくりと地面に降りてしまう。
「焔の友より見出されたばかり。 いまだ自在とは行かぬ身」
「へぇ。 明日からはそれで空中から警邏いってみようか」
魔神舞華は軽度とはいえ公安のマーク対象、ホークスはすぐに誰が見出したのか分かった。そして親しくないとはいえ知り合いでもあり、連絡こそしていないものの公安ルートでの最近の情報だけは確認していた。
「しっしかし、いまだ自由には」
「だからこそだよ。 体験中に雄英の校訓プルスウルトラ、行ってみようか」
グラントリノ事務所
初日に現状を見る為に叩きのめし、二日目に入ってようやく個性を扱える切っ掛けを見つけ、体育祭よりも安定して全身にOFAを纏える段階に達した。だがグラントリノのからしてみればまだ足りない。
「嬢ちゃんからの手紙で分かっておったが、まったく個性の扱いがなっとらん。 分析と予測は出来とるが、いまだ経験が足らんな」
まったく速さに追い付けない。速度で振り回され動体視力で対応しきれず、必死に思考で先を読もうと虚を突く方向への移行している。それは悪くない、急激に伸びても居る。
『空爺、緑谷は誰かの為に命を捨てかねない八木さんと同じ大バカ。 そして力の使い方を何も知らないから誰よりも必死に考えて、轟の心を動かしたように誰かの為に限界を越えられる。 それととっさに飛び出し動くのは八木さんの同じなので、朝に許可を与えた方がいいです。
追伸、また鯛焼きを主食にしてたら怒る』
嬢ちゃんの手紙の通り叩けばどこまでも伸びる可能性を感じる。トシノリの感覚型と違って思考型の為に戦術面での読みも良いだろう。
「あとはいまの感覚に慣れろ。 ガンガン叩き込むぞ」
たった二日目で僅かに頬をかすめた一撃、全力で避けたはずだが当ててきた急激な成長力、これは叩き込みがいがある。
「嬢ちゃんから聞いているだろうが、俺は甘くはねぇぞ。 とっとと立て」
立ち上がりながら構える姿は根性だけは間違いなくあるだろう。それから何度叩きのめしても、その度に何か一つを掴み成長し、夕食までには全身青あざだらけでも折れなかった。
「あの、魔神さんとどういった知り合いなのでしょうか。 魔神さんはグラントリノのことを空爺と親しい形で話していましたが」
「嬢ちゃんか。 知り合いの伝手で俺っちが飛び方を教えたのよ。 見込みがあるんで戦い方もちっとだけ教えたな」
今思えば、あれも根性と才能がある奴だった。叩けばどこまでも伸びるおかげで瀬戸のBBAに怒られるまで鍛えた。体育祭をTVでみたが、ありゃ半分程度しか力を出しとらんな。そもそもワシの飛行から着想を得た体さばきも爆炎機動もしとらん。
「金の卵、天才、なんてもんじゃない。 ありゃ研鑽と思考の上になりとっとる秀才、もちろん訓練を付けてくれる周囲の人にはめぐまれとるがな」
頷きながら聞いている小僧だが、嬢ちゃんはクラスメイトにも色々言っとらんのだろう。ならワシが言うのも違うだろうな。しかし小僧は食事をしていた手を止める。
「……USJ事件のとき、真っ白な火柱をあげてヴィランと戦っていました。 でも、体育祭の時は全開と言っても個性の使い方はまったく違いました。 魔神さんはなんで個性を普段は制限しているんでしょうか」
やはり言っとらんな。そうそう言える事でもないが、嬢ちゃんは心を閉じたままか。
「OFAについてはワシから色々言えるがな。 嬢ちゃんのことは嬢ちゃんに聞きな」
Mtレディ
正午、連携を取るためにその地域を管轄するヒーロー支部の屋上に到着。自らが管轄している地域がないとなると、その地域のヒーロー協会の一室か協力関係にあるヒーロー事務所を頼ることになる。
Mtレディも遠征ということで小さい一室を借る連絡と移動方法の連絡が入っており、かなり目立つ到着にヒーロー協会に常駐しているメディアの一部が勝手に動き出していた。
屋上に降り立った炎の鳥と蛾が消えてMtレディの姿が見えるとすぐに駆け寄る。
「Mtレディ、初めて見る移動手段ですがこれはサイドキックのお力でしょうか?」
「一言でも良いのでコメントを!」
「まずは協会に話さなきゃいけないから詳細はあとでだすわ。 いまはサービスショットだけ」
軽くポーズを取るとそれに合わせてシャッターが切られ、屋上に遅れて到着したヒーロー協会スタッフに誘導され事務室へと全員で向かう。
そのまま到着の連絡を協会に行い、昼食と休憩の後に警邏に必要な書類、そして現在の保須で主に活動しているヒーローや遠征にきているヒーローの確認に連絡先の確認など処理など、一時間近くかかった後警邏に移るも特段何かが起きる事もなく、夕方となりそろそろ帰還の時間が近付いたところできな爆発音が響き渡った。
Mtレディ、そして舞華と峰田が通信機に意識を向ける。
「脳みそらしいものが見えている異形型ヴィランが暴れている!?」
「それってUSJの奴じゃねぇのか!?」
「いくわよ! グレープは空から情報収集と伝達!」
Mtレディの指示で峰田は上空に投げられ、巨大な炎の蛾となって情報収集にあたる。未確認のヴィラン、それも雄英を襲ったと人造ヴィランと思われるものが複数。
個性の都合上大通りを走るも二車線以上ある広い場所以外では戦いにくいMtレディ、筋骨隆々とした脳無と呼ばれるヴィラン相手に3人のプロヒーローが戦っていた。
「久那土は周囲の避難誘導!」
Mtレディは個性によって巨大化、質量やそのサイズになったことで大きくなった腕力などが武器。通常時でも鍛えたヒーローのMtレディが約13倍もの大きさになり、そのパワーは絶大なものになる。握力だけでも600kgを軽く超え、技術と脚力によって繰り出される600kgの蹴りが7トン以上の威力を発揮する。
黒色脳無を相手に角を持つ若干異形系のヒーローが正面から抑えようとしているも、軽く振り払われビルに叩きつけられる。
そして無造作に近くに留められていたトラックを持ち上げ、最悪の事態を考え周りの被害や損害を考えずにMtレディは走った状態のまま脳無を蹴った。
本来なら最悪も考えられる一撃、しかし7mほど脳無は足元を滑らせながら耐えきって見せた。3m近い体躯に筋肉が発達したパワー型な姿の上に、その力もかなりあるらしく増強型の個性だと考えられる。
脳無が跳躍しながら繰り出した拳をMtレディはとっさに両腕で防ぐも後ろによろけてしまう。
「みんな下がって! まともにやったら危ういわ!」
Mtレディは周囲のヒーローに直接攻撃を避けるように伝えるも、脳無はMtレディを危険な敵と認識したらしく、他のヒーローに向かわず振り上げられる拳と蹴りがなんども撃ち込まれる。
周囲の避難誘導を切り上げ、舞華は背後からMtレディの肩に降り立つ。
「支援します!」
舞華は触れ続けていなければ5分ほどで消えてしまうだけ出力を上げ、エンチャントフレイムをMtレディへと流し込んだ。
全身から噴き出すように炎を鎧のような姿になるも、構わず黒色脳無が拳を叩き込もうとして爆発するよう勢いの炎に拳を阻まれ思うようにMtレディまで拳が届かない。
エンチャントフレイムの応用で本来は自分以外では数分で切れてしまう高出力、しっかりと触れ続け自分自身は動かない。そのためMtレディのヒーロースーツ、その左首に舞華は掴まりながら纏わせている炎に意識を集中させる。
「まだ連携練習前でしょう! 大丈夫なの!?」
安全性を気にしているMtレディであるが、それでも黒色脳無を相手に問答をしている余裕はなく、迫る黒色脳無を地面へと叩き落すように拳を振るう。
拳が脳無にヒットとタイミングを合わせ舞華は爆炎を発生させ、さらに威力を増した状態で地面に叩き落とされクレーター状のひび割れを作った。手足が曲がっているのだが数秒で元の形に戻り地面から身を起こそうしている。
「再生の個性持ち!?」
踏みつけるようにMtレディは一歩を踏み出す。僅かな挙動にも炎の鎧から爆炎の衝撃が体の動きを加速させるも、黒色脳無はクレーターから飛び出すように身を空中に躍らせ大きく拳を振りかぶっている。
「このっ!」
はたき落とすように手を振り下ろし、黒色脳無の攻撃は爆炎に阻まれ減衰しながらMtレディの手に当たるも、そのまま力任せに地面に再び叩き落とされさらにクレーターを作り上げる。だがまだ身を起こそうとする脳無をMtレディは蹴り上げ、両手を握り締め振り下ろし地面に叩き落としようやく動きを止めた。
その時舞華のスマホに入る場所の通知、非常事態なのかそれ以外の情報がない。
「Mtレディ! 非常事態が起きました!」
「いま以上の何が起きたの!?」
また問題が起きたと聞きMtレディは頭を抱えそうになった。それでもヒーローとしての心はある。
「詳しい情報を出すクラスメイトが場所だけしか送れていないので、たぶん大物ヴィランと遭遇したと思われます!」
「この町で一体何が起きてるのよ! 倒したヴィランのあとは任せます! グレープは周囲の情報を他のヒーローに伝え続けなさい!」
Мtレディは他のヒーローに脳無を任せ、舞華の情報を元に走りいくつかの大通りを抜けた先。
「あの路地が通知のあったポイントです!」
炎が噴き出しているのが見える。おそらく轟もしくは炎熱系ヒーローもいるはずだが。
「久那土! 敵を誘導しなさい!」
「了解!」
細い路地の場合、Mtレディは片腕だけの攻撃などに限られてしまう。先行して敵を大通りに引っ張れということだ。
Mtレディの肩から爆炎の衝撃を利用して離れ、太腿に留めてある二分割木刀を一本に戻しながら細い路地に飛び込む。舞華の視界に入ったのは氷結攻撃を避けながら轟きに迫る武器を持つヴィランらしい男。
舞華は割り込むように木刀ごと轟の前に飛び込み、半分ほど木刀に食い込むも噴き出す炎に相手は距離をとった。
「はぁ、また子供か」
ヴィランはため息をついているが警戒を解かず、攻撃を常に警戒している相手から舞華は眼を放さない。
「魔神さん!?」
「魔神か!」
緑谷と轟は驚き地面に倒れているのは飯田と知らぬヒーロー。飯田はなんとか立ち上がろうとしているもその表情は泣きそうなほどに曇っている。
「なんで、なんでだ! 魔神くんまで、これは、これは僕の問題なんだっ!」
しかし舞華は視線を向けずに木刀を握り締めるとヴィランへと向かう。
「緑谷! 動けない奴らを大通りに!」
「ほぅ、守るため前に出るか」
余裕をもって迎え撃つ体勢を整える相手だが、余計な話などせず木刀を構えながら舞華はヴィランへと走る。
緑谷side
轟君が切られると思ったとき、割り込むように燃える木刀で防ぐ魔神さんが救援に来てくれた。
そのまま木刀で挑んでくれたおかげで視線が外れ、倒れているヒーローを何とか背負うまで出来たが、背負った直後視線だけがこちらに向けられるのがみえた。
「轟君!」
「わかってる!」
轟君の氷によって壁が作られ、ヒーローを抱え大通りへとなんとか飛び出すまでは出来た。誰かわからないけれど、ようやく一人を助けられた。あとは飯田君を連れて逃げられれば。
再び路地裏に飛び込めば全身から爆炎を噴き出し、腕だけではなく体全体を衝撃で加速させていて個性の使い方が全然違う魔神さんの姿、ステインよりも魔神さんの方が速い。
でも、ステインは武器の動きが巧みで速さを対応されてしまっている。たぶん魔神さんは剣術とかほとんど知らない。速度で無理やり反応して防いでみたいだ。
「直線的で動きに嘘がない。 剣術は素人同然だが」
ステインの言葉と共にナイフを飯田君の方に投じられ、動こうとする前に魔神さんの炎が肩と腰から噴き出し、急加速してナイフを叩き落とし再び木刀をステインに向けて再び振るう。
「ヒーローの本質、ヴィランを倒す事よりも他者を救う、すべきことは理解している。 お前は良い、未来を感じる」
真剣な表情で木刀を振るう魔神さんなのに、ステインの表情や言葉には余裕がある。協力しなきゃいけないとわかっているに、どのタイミングでステインに仕掛ければ魔神さんの力になれるのか、いまの状況じゃ邪魔にしかなれない。
何か、何か魔神さんを手伝わないと。場所、今できる事、周囲、魔神さんは確か。
「轟君! 炎をお願い!」
「? わかった!」
その言葉の意味を一瞬考え、轟君が魔神さんが耐えられるだろうギリギリの炎を路地を覆い尽くすほど放出。そして僕は屋上付近まで周囲の壁を駆け一瞬で上がり待つ。
魔神さんは炎にも熱にも耐性がある為なんともなくとも、炎に飲まれまいとステインは逃れるように跳躍するはず。
そして炎から逃れるように、警戒しながらもステインが壁を利用して跳躍。追うように木刀を突き出す魔神さんの攻撃を受け止め空中でつばぜり合いのような不安定な体勢になった。
一瞬魔神さんと目が合い、木刀から手を放しステインの腕を掴んだ。作ってくれたチャンス。
「スマッシュ!」
壁を蹴り一気に接近、そのまま拳がステインにめり込み路地の外へと向かって吹き飛んでいく。それでも、ステインは空中で体制を整え直し何度も左右の壁に足を付けながら減速し仕留めきれなかった。
「Mtレディ!」
いままで黙っていた舞華さんが声を出した直後、巨大な腕がビルの壁面を削りながらねじ込まれ、ステインを握りそのまま骨が砕ける音が響いた。
「がぁぁぁぁ!」
絶叫を上げ気絶。焦っていたこともあり力加減を失敗したMtレディはやり過ぎたと焦り、急いで呼吸を確認するとまだ息はあるみたいでほっとしていた。
ようやく終わったと思い気が抜けるとその場に座り込みそうになり、飯田君の怪我を見る為に轟君と急いで向かった。
一息ついたところで巨大化の個性を解いたもののMtレディの表情は悪い。ビルの修繕費にどれだけ事務所の財政状況を悪化させるのかわからず胃が痛い思いをしていた。それでも助ける事を選んだMtレディであるのだが、やはり事務所の責任者として運営という責任があった。
「これ、え~と……、やだっこれステインじゃない!!」
記憶にあるヴィランの手配書を思い出しながら、うっかりと全身骨折寸前まで追い込んだ相手を見ていたMtレディ、ようやく記憶と一致した現在保須で指名手配されているヴィランであることがわかると焦りながら慌ててロープでがんじがらめに縛り上げる。
ステイン、個性の推測はされているものの主に使う武器は刃物、どこに何を隠してロープを切られるかもわからず、手足が折れていようが絶対に逃げる事が出来ないようにしていた。
「そっちに飛んでるのが向かってる!」
「Mtレディ! 向こうから来ます!」
空を飛行し周囲を警戒しているグレープジュースこと峰田からの連句が入る。Mtレディは慌てて個性を発動させ巨大化、身構え全力で振り上げられた左拳が勢いよく振り下ろされ、タイミングよく飛行型脳無を捉え地面に叩きつける。黒色の脳無と異なり、たった一撃で動かなくなり保須での混乱は終わりを告げた。
保須・ステイン捕縛会見 Mtレディ
職業体験の前、緑谷に言ってあったためグラントリノから許可を取っていたものの、轟と飯田は無許可で問題となり、通常通り処理を行えば二名は個性の不正使用で逮捕されてしまう。学生なので少年法によって裁かれることになるが、少なくとも雄英退学処分にはなる。
その為各ヒーロー及び警察の配慮によって、火傷と打撲はMtレディとの戦いによって負った怪我として処理される事となった。
そしてステインという指名手配されている凶悪ヴィランの逮捕となり、開かれた記者会見の会場では多くの記者が集まり情報を求めている。
「それでは今回ステインを捕縛は偶然であり、遠征は各ヒーローへの通達に従ったと?」
「ヒーロー公安協会から協力要請が出ていました。 ステインが現れる可能性が高いと聞き、一時的な遠征として向かった日に起きた事です」
記者の質問に笑顔もなく真剣な表情で答えるMtレディ、何か掴んだかもしれない記者が引っかける質問をしてくる可能性があり油断などできない。
「こちらに写真がありますが、この炎を纏った姿はなんでしょうか?」
しかしマスコミは売れる事がもっともスポンサーから喜ぶ、その為に事件の正確な内容よりも一般人が興味を持つだろうネタの方が何よりも重要だ。
「サイドキックとの連携です。 攻防一体の、ボルケーノフォームとなります」
久那土との連携については初日の話と二日目の練習で基本だけ、実際に使ったのは初だったとしても映像に残っている為前もって考えていた名前を伝える。
「それは今後の活動の中でも使用していくのでしょうか」
「もちろん。 そのうちボルケーノフォームの写真集も出すつもりです」
会見中Mtレディは精神的に一杯一杯だった。理想と現実、ヒーロー活動との差異も感じている為、ヒーローとして多く悩んでいる。そんな二年目の活動の中で久那土の見た目と話題性を考え、卒業後に久那土を受け入れを考え相談に乗ったうえで保須に向かっただけだった。ステインとの遭遇は空振りに終わるだろうという打算ももちろんあった。
ところが到着した日に見たこともない凶悪ヴィランと大立ち回り、さらにステインの捕縛、警察と雄英からの学生の未来を守ってもらえないかと要請まで受ける。
エンデヴァーの息子の個性による火傷、緑谷とインゲニウムの弟の交戦による打撲、ともにMtレディのボルケーノフォームとしてしまえば十分に隠せてしまう。そして代表してステインと交戦による怪我としてMtレディが学生を庇った。
凶悪ヴィラン2体の捕縛にステインの逮捕。突然身に余り過ぎる名声は背負うには余りにも重い。その為エンデヴァー事務所から事務員の協力、雄英からは心付けと何かあった際の協力の約束が成されていた。