希望と絶望の闘士   作:だいしゃりん

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天照の明天翔学園とスコトスの終焉帝学園の年に一度の交流戦!
タイマンの三本先取!勝つのはどっちだ?

↓フェイト・ヴェニシウス   ※画像はAIイラストを使用しています。

【挿絵表示】



闘士学校編 第13話 絶望との対面

 

 

2026年6月3日。明天翔学園(めいてんしょうがくえん)に隣接された闘技場、ヴァルハラ闘技場観客席近くにて

 

 

 

 

「いや〜、ついにこの日が来たな!アツくなってきたぜ!!」

 

「きみたち頑張れよっ!」

 

「おう!ありがとな先生!」

 

 

 

 

 

 

 

空が青くて快晴だ。学園に隣接されたこのヴァルハラ闘技場は真ん中が戦うスペースで周りが観客席に囲まれており、天井は空いていて空がとても良く見える。

普段はスポーツの大会などが行われているが、今回は一年に一回のビッグイベント、「スコトス明天翔交流戦」なので闘技スペースは森林という特設ステージが設けられた。

 

 

 

 

「ハハハッ。やあ、みんなおはよう!」

 

 

 

前から知らない男の人が歩いてきた。50歳ぐらいのおじさんだ。

 

みんなが誰だ?という顔をしている時、(まさめ)先生が喜んだ顔をして

 

 

 

湯田正介(ゆだしょうすけ)さん! お久しぶりです。今年も実況をしてくれるんですか?」

 

 

「ああ実はそうでな」

 

 

 

 

湯田正介(ゆだしょうすけ)、、?だれだ?聞いたことがないからスコトス側の教師か?

 

 

 

 

「紹介するよ、湯田正介(ゆだしょうすけ)さんだ。5年前から学園の用務員をされているんだ!でも毎年この季節になると実況係として君たちの試合を実況してくれるんだ!」

 

 

「そうなんですね!初めまして!」

 

 

「お!元気がいいな!これからもよろしくな一年1組の諸君ども」

 

 

 

 

 

気前がとても良い。親戚のおじさんのような感じがする。

 

すると準備があるからと俺らに激励を浴びせてくれたあと行ってしまった。

 

 

 

 

「よし!じゃあみんなで控室に向かおう!」

 

「おう!そうだな!」

 

 

 

ここで俺、謙信、義継、湊、村崎さんの5人は闘士控室に向かった。大輝や土川さんなどクラスの他のみんなが手を振って見送ってくれる。

 

 

 

 

そして控室に向かう途中…廊下にて

 

 

 

 

「アレ、これはこれは明天翔学園(雑魚小学校)のみなさんではないですかー。」

 

「チュチュッッ、見るからに弱そうな見た目でチュッ!」

 

「良さないか。試合前にそんな。」

 

 

 

 

終焉帝学園(敵チーム)の制服だ、、、彼らが俺らの対戦相手か。

こちらと同じく男子が4人、女子が1人である。5人は前から3、2と並んでいる。

初めて会うが、印象は最悪である。

 

 

 

 

 

「ああ?なんだてめえら?喧嘩売ってんのか??」

 

「謙信。今ここで手をあげてはダメだ。違反になる。抑えろ。」

 

 

 

 

謙信が殴りかかろうとしたのを義継が止める。

 

すると湊が前に出て相手を嘲笑うかのような顔で

 

 

 

 

「わー初めまして〜笑 ここで終焉帝学園(底辺幼稚園)のみなさんにお会いできるなんて光栄です〜笑 うれしいなー笑」

 

「ちょ、ちょっと」

 

 

 

 

湊も煽る。…..てか仲悪すぎだろ!初めて会ったのに。まあ今から戦う相手でもあるんだからしょうがないことか、。

 

 

すると敵の3人の後ろにいた1人の男子が前の3人を抑えて前に出てきた。そしてポケットに手を突っ込みながら俺のことをヘビがカエルを睨みつけるかのようにみてきた。

 

 

 

 

「………おまえが希望の闘士の上杉直正か?」

 

「あっ、うんそうだけど誰?」

 

 

「俺は絶望の闘士のフェイト・ヴェニシウスだ。」

 

 

 

 

この子が絶望の闘士なのか、、、青黒い髪色でそんなに髪は長くない。同い年だとは聞いていたけどなんだかクールで目はじとっていていて身長は俺とあまり変わらない。

 

 

 

 

「俺は直正!今日当たるかわからないけど、よろしく!」

 

 

 

対戦相手が何回戦目にでるかなどは相手には知らされない。有利不利ができるからだ。何回戦に俺が出るかなどは俺ら生徒と明天翔の教師しか知らない。

 

そして俺の横を通り過ぎる時

 

 

 

 

「…….今日お前を殺してやる、お前も殺す気で来い。」

 

 

(かす)れた声で囁くように言う。恐怖に(まみ)れており背筋がゾクっとした。

 

 

 

「え?、」

 

 

 

そしてスコトス(敵チーム)の出場闘士たちは去った。

そして俺らも控室に向かう。….愚痴を言いつつ。

特に謙信は激おこで、語尾がチュのやつを顔ぱんぱんになるまで殴る……その2本の出っ歯をへし折る…..その小さい身長をさらに縮めさせる….などとさんざん言っている。

 

 

 

 

     少し歩き控室近くの廊下にて

 

 

 

 

…….前から誰か来る。あれは確か入学式の時に俺と義継を入学させるのを拒んでいた、、篠原道成(しのはらみちなり)先生。俺らの前に来ると腕を組みながらそのかけている黒眼鏡の中の眼光を光らせながら

 

 

 

 

「………お前たち気を引き締めろ。今ぺちゃくちゃ喋っている場合ではないのだぞ。…….この交流戦は一年に一回だ。名目上は『2国の友好のため』だが実際は『天照とスコトス、どちらが強いかを世界に見せる場』なんだ。まず選ばれたことをもっと誇りに思え。」

 

 

 

 

………ひょえーーー怖え。そんなに固くならなくてもいいのに。

 

 

 

 

「すみません、篠原先生。」

 

「……あと上杉、蒲生(がもう)の2名。お前らは今回もし交流戦で負けたら退学(クビ)だ。もう蓑田とも、学園長とも話をつけている。」

 

「……え?なんでですか!そんなの嫌です!!」

 

「お前らは入学式の時に遅刻をしてきた。そんなのは到底許されない。それを蓑田が色々と誤魔化していたが俺はずっと抗議していた。そして教師同士で話し合って交流戦で負けたらお前ら2人は退学という条件になった。」

 

 

 

 

 

突然だ。そんなの聞いていないし。まず蓑田(みのだ)先生はなんでそんな条件で飲んだんだ!おかしいだろ!!

 

俺が抗議しようとしたが全て取り払われ篠原先生は去ってしまった。

………愚痴がスコトス(敵チーム)と篠原先生の2つに増えた。

 

 

 

 

 

「なんなんだよなあいつ!インテリ野郎がよお!」

 

「まあ、しょうがないかもしれない。実際俺らはあの日遅刻をした。それは事実だ。」

 

「でもっ….」

 

「負けたら君たち退学かあ。部屋僕1人になっちゃうじゃん笑」

 

「湊、そこは問題じゃねえ」

 

「そういえば私篠原先生がスコトスの教師と話してるの見たよ。」

 

 

 

 

村崎さんによれば今日の朝、闘技場に入る時に外の人目があまりない場所でスコトスの教師と篠原が仲良さそうに話していたと言う。

 

 

 

「なんだそれ怪しくねえか?….道成(あいつ)俺ら一年のこと嫌ってそうだし。」

 

 

 

 

そうして色々とだべっている間に第一回戦を開始するために謙信が闘技スペースに行く。俺らも闘技スペースの横に作られていて試合を間近で見れる部屋に行く。

 

 

 

わあ、本当に森林だ。

特設ステージだとは聞いていたけど普通の森林と言われても気づかないぐらい自然である。太陽が上から照らしている。

 

 

 

 

「…….さあっ!!一年に一度の祭典!天照スコトス交流戦が今!始まります!!! 実況は俺、湯田正介(ゆだしょうすけ)が務めさせていただきます!!みなさん盛り上がっていきましょぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

すごい盛り上がりだ、人がまんぱんで湯田さんの実況も上手い。

 

 

 

「さあっっ!!!早速いきましょぉ!!一回戦は……天照側後藤謙信っっっ!!!!……..そしてっ!スコトス側、カジチュー・キジムナー!!!!」

 

 

 

 

謙信の相手は先ほど廊下で語尾がチュの出っ歯の子だ。でも戦えるのか?あんな見た目で。謙信も煽られたためものすごい殺気を漂わせている。

 

 

 

 

 

「…….よお、ちび出っ歯。カジチューって名前なのか。さっきの借りは返させてもらうぜ」

 

「チュチュッ!けんしんって名前なんでチュね!借りを返せるといいでチュね!応援してるでチュ!  まあ無理だと思うでチュがね!」

 

 

「ああん?なめてんのかクソやろう、そのでっけえ出っ歯へし折ってやるよ」

 

「おおw怖いでチュ〜〜」

 

 

 

 

「それでは、、!!一回戦第一試合はじめ!!!!」

 

 

 

「戦闘モードッッ!!!」

 

「戦闘モードッチュ!」

 

 

 

 

今、絶望の交流戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

        教師席にて

 

 

「でも(まさめ)先生。なんで篠原先生の条件飲んだんだ?正直今年のスコトスの生徒は強者揃いだぞ。勝てる見込みは薄い。」

 

 

「中村先生、ミッチー(篠原道成)先生の条件をなんで飲んだかって?それを聞きますか?」

 

「.........おうなんでだ?」

 

「それはね..........。   『負けないから』ですよ俺の生徒は」

 

 

 

 

 

 

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