(な、なにが起こっているの......!!!まるでなにかに引き寄せられるように体が縦横無尽に動かされてる...!!!制御が効かない.....!!!)
エリーザは宙を飛んでいた。それはまさしく操り人形のように。.......途中途中で木々にぶつかりながら振り回されている。そしてたどり着いた先は意味ないように見えた沙羅がヨーヨーをたくさん投げて絡ませていた森林であった。
「ん.....っ!!!」
何が起こったんだ....?敵のエリーザが何かに操られて森林に絡まっている。俺らの目には見えない”何か”が操作したのか?
「ハハハハハっっ!
「なにをしたの!!」
エリーザは無数のヨーヨーの糸に縛り付けられながら声を絞り出して叫ぶ。 その後すぐに沙羅の体を乗っ取っている悪魔はその質問に答えた。
「あの小娘がただ何もない森林にヨーヨーを投げていたと思っていたか?それは間違いだ。そこの森林の中でもコナラの集まった場所なんだよ!」
コナラは夏になると樹液を大量に分泌することで知られている木である。それによりネバネバした物体が糸に絡みつき離れず、縛り上げた対象を逃がさないのだ。さらにコナラは大きい物だと30メートルを超え、枝も広く広げるため宙に拘束するにはあまりにも適していた。
「......なんなのよそれ、、!それじゃ私が縦横無尽に操られた理由がわからないわ。」
「なんだそんなことか。それは単純だ。 透明の糸がついたヨーヨーを使っただけだ。
沙羅はエリーザにヨーヨーを投げてそちらに気を逸らしている間に透明の糸を投げつけエリーザの服に引っ掛けていた。そして縦横無尽に他の糸も辺り一体に、まるで蜘蛛の巣のように張り巡らせていたのだ。
「それであとは
あれは本当に村崎さんなのか.....?あれじゃまるで戦闘狂だ。目は裂けるように見開いており、ずっと戦いを楽しむかのように笑っている。
そして最悪のことが起こった。
「......!!!!く、苦しい!!!」
「ギャハハハハ!!!お前は絞死だ!!!私はお前みたいな”スキルに恵まれているのにそれを伸ばさないやつ”が大嫌いなんだよ!!」
「わたくしが恵まれてるって...?そんなことないですわ!!私も私なりに努力をして、頑張ってきたんですわ!!!恵まれてるのはあなたの方じゃない!!若いのに
糸に吊るされているエリーザは必死の形相でそう叫ぶ。 すると沙羅の面を被った悪魔は腕を組み少し間を置いてこう言う。
「”自分なりに努力をして頑張ってきた”っていうのはなにも結果を出せなかった弱者の言い訳でしかない。頑張っていれば必ず報われる。それで報われなかったのならお前自身の怠惰でしかないだろ。」
...............
そしてエリーザの首を絞めている糸がさらに強く締め出した。
「......!グハァッッ!!!あなた!相手を殺したら即失格!敗北よ....!!!」
「ギャハハ!そうなのか!!でもそんなの私にはなんにも関係ない!!これで罪に問われるとしてもこの体の方だからな!!今ははやくお前を殺したいんだ!!」
まずい!!!村崎さんがエリーザを殺そうとしている.....!!!俺たちの部屋からは助けに行くことができない!!!先生たちは何をしているんだ!!!
スコトス側代表闘士控室にて
「まずい!!エリーザ氏が殺されてしまう!!!フェイト氏!!どうしよう!!」
「まあそうなった場合俺らスコトスの勝利だから別にいいんじゃねえの.....。」
「なにがいいんだ!!それが仲間に対する態度か!!」
「.......おいシュマヌジャン。この世は弱肉強食だ。強いものは食い、弱いものは食われる。それが自然の摂理でそれが自然を回している。....
「自然の摂理??そんなのしらないな!!それがこの世界なら俺が破壊してやる!!」
荒れる
「先生!!今すぐに第二試合降参を通告してください!!!エリーザ氏が死んでしまう!!!!」
「..........それはできない。、、、上に降参はするな、絶対の勝利をと言われている。」
「なんでですか!!!意味がわからない!!!」
「リーチをかけられる場面、この局面では絶対負けは許されない。」
するとシュマヌジャンは目を見開き歯を噛み締めて声を上げる。
「今は闘士としての仕事じゃなくて担任としての責務を果たせよ!!!!バカ教師が!!!!」
するとシュマヌジャンは飛び出してエリーザを助けに向かおうとする。
「まて!」
それをカイトは止めた。
「.......わかった。降参する。」
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相手のエリーザはさらに苦しそうな顔をしている!!!なんで誰も止めないんだ!!!村崎さんはただ笑いさらに強く糸を引いて首を絞めている.....!!!何してるんだ!!!
すると実況の声で終焉帝側が第二試合を降参したと入った。これで殺さずに済んだ....!!と思ったが。
「おい!なんで村崎さんは糸をほどかないんだよ!!試合は終わったのに!!」
「安心しろ。今救護班の闘士や教師たちが止めに入っているだろ。」
闘士たちが十数名ほど闘技場内に入り村崎さんを止めようとする。......しかし止まらない。目を見開いて狂気の顔のまま離そうとしない。
俺はいてもたってもいられなくなり叫んだ。
「村崎さん!!!離して!!もう試合は終わったんだ!!!」
しかし届かない。だからさらに大きな声を張り上げた。
「おい沙羅!!離せよ!!!!」
!!!!!
「ハァハァハァハァ、、、私は何を....?」
やっと離した。狂気じみた顔も元に戻っている。
そしていまになってやっと
相手高の担任だろうか?もほぼ同タイミングで入ってきた。
「
村崎さんは気を失って倒れ込んだ。それを
「........やあ久しぶりだねカイト君。」
「.......ああ久しぶりだな。
「生徒のレベルが上がっていて驚いているよ。今年は勝てるといいね。」
「当たり前だ。お前らには負けん。」
「前ここでタイマンした時は俺に負けたのに?」
「15年も前の話だ。それもあり俺は成長した。.....それに関しては感謝する。」
15年前の第一回スコトス天照交流戦第五試合で
「おー!なんか感謝されちゃった!うれしっ!..........ところで、沙羅の”あれ”を狙ってきたら許さねえからな。」
「......おれは別に興味がないが上の方達はわからんな。...わざわざその子を出すってことはアピールしてるようなもんだぜ?こっちに」
「俺も知らなかったんだ。彼女が”悪魔持ち”なんて。知っていたら出しているわけがない。」
先生たちは何を話しているんだろう。
戦った闘士たちは運ばれていった。
「......さあて!いろいろありましたが!!!交流戦第二試合!エリーザ・フランソワVS村崎沙羅!!勝者はぁ!!村崎沙羅ぁぁ!!!」
湯田さんの声と共に俺たちは第二試合に勝利した!
交流戦第二試合勝者:天照側、村崎沙羅
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そしてある程度の時間が経った後第3試合が始まる。
「湊!頑張ってね!」
「うん、ありがとう。まあ余裕だよ笑」
俺と
「それでは第3試合!!選手入場ぅぅ!!!!」
第3試合 ロンタン・マセルカVS赤坂湊
心が読めないスカした男、赤坂湊。.......彼の実力が明らかとなる。