希望と絶望の闘士   作:だいしゃりん

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↓村崎沙羅    ※画像はAIイラストです

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闘士学校編 15年前の戦争 第6話 事実ト戦争ト特級ト

そして、あたりもすでに暗くなってきた頃。面談室にて。

 

「15年前の戦争についてもっと詳しく言っておくべきだと思うから今ここで言うね。事情があって君にだけは詳しく教えてあげられなかったんだ。」

と、(まさめ)先生が言った。先ほどの凄まじい程の怒気はもう無かったが、代わりに深くため息をついていてなにか不安を抱えていそうな顔をしていた。

 

 

 

「20年前から5年間続いた現代最悪の戦争、天照・スコトス帝国戦争。これは聞いたことあるよね?まずその戦争の経緯を話そう。まず当時天照とスコトス帝国は領土問題などでとても仲が悪かった。それで当時スコトス帝国のリーダーで領土拡大を推し進めていた頂特級闘士、カルマ・ヴェニシウスが天照に侵攻を開始したんだ。」

 

 

 

カルマ・ヴェニシウス、、、聞いたことはある。歴代最強の闘士と言われていて唯一の頂特級闘士の称号を持っているものだ。1人で大陸をも征服できるとこの前柾先生が言ってたな。

 

 

 

 

「カルマ・ヴェニシウスやスコトスの特級闘士、ショーペン・ハウアー率いるスコトス帝国はとても強く、俺たち天照は劣勢を強いられる。しかし、総司令官の吉良紹鴎(きらじょうおう)さんや現天照リーダー織田斉彬(おだなりあきら)さん、さらに景虎さんのおかげでなんとか立て直して押し返すことに成功するんだ。」

 

 

 

織田斉彬(おだなりあきら)さんはこの国のリーダーで、明天翔学園の学園長でもある。入学式で挨拶をしていた。吉良紹鴎(きらじょうおう)さんは俺は聞いたことがなかった。だから聞いてみた。

 

 

 

「すみません、吉良紹鴎(きらじょうおう)さんって誰ですか?」

「あー、吉良さんは天照の特級闘士でめっっっちゃ強いよ!今まで稽古をなん度もつけてもらってるけど俺でも未だにまともにダメージを与えられないんだ。年を取っててあの強さだからそれこそ15年前の戦争とかはもっと強かったんじゃないかなー?」

「え!じゃあ俺も吉良紹鴎(きらじょうおう)さんに稽古つけてもらいたいです!」

「んーーー、あの人めんどくさがりだからなー、、、まっ!学園交流戦が終わったら考えとくね!」

 

 

 

(まさめ)先生が一本も取れない相手、天照の特級闘士、そんな強い人に稽古をつけてもらいたいと心から思っていた。

 

 

 

「で、話を戻すと、その戦争でなんとか押し返したんだけど、あっちはまず希望の闘士景虎さんをなんとかして殺そうと考えた。そしてそれに利用したのが俺たち、当時の景虎さんの生徒達だった。それで隆景は役発されて裏で敵国に懐柔されたんだ。そして隆景は学園の情報を全て漏らした。」

 

 

 

 

   時は遡り15年前、蓑田柾視点

 

 

 

青空が綺麗だ!空気も美味しい!なんだか今日の学園はいつもより綺麗な気がした。俺は学園が好きだ!両親を亡くして路頭に迷っていた時、俺を助けてくれたのが上杉景虎さん!ここで教師をしていて俺の担任だ!とっても優しくてとっても強い!

 

 

 

「よう!おはよう!蓑田!!」

「おはようっ!金兎(きんと)!あれ?いつも持ってる斧デカくなった?」

「おう!実はな、景虎先生にこの金色斧(こんじきのまさかり)を持つのをついに許されたからな!これを使って最強の闘士になってやるぜ!」

「かっこいいなー、、、俺も振ってみていい???」

「ダメに決まってんだろ!これは俺だけが持っていいと認められたんだからな!」

「えーー、そう言わずにさあ!ちょっと触るだけでいいから!」

「まさめくん、きんとくん、何してるんだネ?」

「あ!隆景!金兎が斧を触らせてくれないの〜」

「おい南条!それは俺が先生に認めららたからもっt…..」

「そんなことより先生がみんなを集めてって言ってたネ。ついてくるネ。」

 

 

 

 

そして俺はガタイが大きくて曲がったことが嫌いな館林金兎(たてばやしきんと)と常に薄ら笑いをしているようで袴を着ている南条隆景(なんじょうたかかげ)と共に教室に向かった。世間話をしながら。俺は学園が好きだ。闘士にもなれる。金兎や隆景のような友達もいる。全てが楽しい。この時間がずっと続けば良いのにと思った。

 

 

 

 

教室に着いた後、隆景と特に仲の良い石田龍介や隣の席の風魔咲希などと話しながら先生を待った。

そして先生が来たがなにか暗い表情をしていた。

 

「ごめんな、みんな突然集めて。実は先生、西方戦線総司令官として戦場にまた行かなければならなくなった。しかも今回は前回のようにすぐには帰ってこれない。規則で総司令官は戦場から動くことが許されないんだ。本当にすまない。」

 

 

 

景虎先生は希望の闘士でそりゃあ今この追い込まれている現状で学園の先生なんてやってる暇があるわけないとみんな思っていた。

 

 

 

「先生!いやです!まだ先生に稽古つけてもらいたいです!もっとたくさん話したいし!」

「それは僕も嫌だネ、先生がいなかったら誰がこのクラスの担任をするんだネ?」

「それは大丈夫だ、俺がいない間、副担任の田中先生に請け負ってもらう。」

 

 

 

そうじゃない、先生の代わりが欲しいんじゃない、担任の代わりが欲しいんじゃない、俺たちは先生にいなくなってほしくないんだ。

そうみんなが思ってる時、真っ先に金兎が声を発した。

 

 

 

 

「俺らは先生がいいんです!上杉先生が!まだたくさん教えてくださいよ!」

「そうだネ!先生は闘士としてじゃなくて担任としての責務もあるネ!」

 

少し沈黙が続いた、そして細い声で下を向きながら景虎先生は声を発した。

 

 

 

「、、、すまない、規則だ。」

 

 

 

 

「じゃ、じゃあせめて約束してください!必ず戻ってきて俺らの担任としての仕事をまたしてください!」

 

 

「、、、、わかった、約束だ。」

 

 

 

そして先生は戦場に向かった。

 

 

 

 

 

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

 

 

数日後の夜、学園郊外にて。南条隆景は1人で買い物に行っていた。その帰り道。

 

 

 

 

(よし、みんなのためのお菓子も買えたネ!これでみんなで菓子パするネ!)

 

 

隆景がスキップしながら帰っている途中、怪しい影が隆景に近づいていた。

 

 

(だれかにつけられてるネ、、怖いネ、)

 

 

そして黒い影が隆景にさらに近づいてきたので隆景は後ろを振り返った

 

 

 

「あなたは誰だネ!敵か!僕は学園一年生2位の成績だネ!そこらへんの雑魚には負けないネ!」

 

 

隆景は成績が蓑田柾に次ぐ2位、好成績であり戦闘に関して自信を持っていた。しかし、つけていた者をみた瞬間その威勢も塵のように消え去った。

 

 

 

「私の名前ですか、、、私はショーペン・ハウアーと申します、スコトス帝国で特級闘士をやらせていただいてます。以後、お見知り置きを」

 

 

 

隆景はすぐに逃げ出した

 

 

 

 

 

 

 

 




ショーペン・ハウアーはカルマ・ヴェニシウスが最も信頼している男です
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