もしも五条悟がフリーレン世界に転生したら   作:ケンタ〜

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黄金郷のマハトVS五条悟

 結界が崩壊した。

 

 五条悟は瞬時に無下限呪術を行使した。

 躍り出るは崩壊した結界の直上。城塞都市ヴァイセの真上。

 その眼下に、黄金郷のマハトを捉えた。

 

 結界が破壊された今、黄金郷のマハトは自由になる。

 北部高原すべてを黄金化させうる存在をフリーにさせるわけには行かない。

 ハナから出し惜しみを知らぬ五条悟は、呪力を胎動させる。

 

「――――――領域展開」

 

 それと同時。

 五条悟の圧倒的な気配を察知した黄金郷のマハトは、自らの最強の魔法を以てして、迎え撃つ。

 

「――――――万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)

 

 術式効果範囲が交差した。

 力の衝突。

 術式領域のぶつかり合い。

 空間が悲鳴を上げる。

 相反する命令効果が互いを貪り、目に見える歪みとして顕現する。

 噛み合う術式は一歩も引かない。

 漏れ出た術式が、横方向へと広がっていった。

 

 五条悟は術式命令を放棄する。

 そして閉じない領域の外端を、全力で広げた。

 万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)の外端を超え、無量空処は外へ外へと広がる。

 そして結ぶのは「何者も無量空処で傷つけない」という縛り。

 それは対価として万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)の範囲全体を包み込み、抑え込無事に成功した。

 範囲にして、直径三キロ。

 

「僕を倒してから金ピカ遊びしてほしいな」

 

 不敵な笑みを浮かべる。

 

 マハトは驚愕した。

 此れも此れも最早半世紀、自らの魔法(ディーアゴルゼ)に対抗しうるなど存在しなかった。

 

 そんな得意な存在は、蒼き目を輝かせて、呪詞を口にする。

 

九網(くこう)偏光(へんこう)(からす)声明(しょうみょう)表裏(ひょうり)狭間(はざま)

 

 五条悟は口を歪ませた。

 戦いへの愉悦がそこにあった。

 

 かつて史上最強の術師と戦った経験。

 

 魔王を討ち滅ぼした大魔法使いと戦った経験。

 

 大陸魔法協会の頂点と戦った経験。

 

 前の生涯に比べ十二分なほどに強者と戦ってきた。

 

 もはや、五条悟は一切を出し惜しみしない。

 

 今の自らの全力で、数百年以上を生きた最強(・・)の七崩賢。

 黄金郷のマハトを、迎え討つ。

 

「虚式、(むらさき)

 

 鮮烈。

 呪力の恒星。

 煌々たる紫色の太陽が、黄金郷に開花する。

 

 圧倒的な破壊の力。それは指向性を持って下へと墜ちていく。

 

「――――――――!!」

 

 万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)では防げない。

 それは物質ではない、『架空の』質量。

 

 身に纏う衣服(マント)を不壊の黄金に変え、マハトは防御する。

 

「……!!」

 

 予想外。

 規格ハズレの威力。

 

 あまりにも大規模な先制。

 両面宿儺をも出し抜いた、無下限呪術の奥義。

 

 幾度かも思考する余裕なく、初めて経験する超質量の攻撃に巻き込まれた。

 

 五条悟の呪力探知から、マハトが消えた。

 

 どこかへと吹き飛んだのだろう。

 狙いはそれだった。

 

 ともかく、五条悟は思考を切り替える。

 

「まずはお前から」

 

 瞬間移動。

 五条悟は、ほかの魔族(・・・・・)の前に踊り出ていた。

 

 背の低い小さな、少女のような魔族。

 

「――――あら。もう居場所が突き止められるなんて」

「バレバレなんだよ。そんなにデカデカと魔力まき散らして」

 

 最強と最狂が、対峙した。

もし続きを書くとしたらどちらがいい?(2026/02/15より)

  • 五条悟が全てをねじ伏せバトルしまくる
  • フリーレンぽく人の心を知りながら旅をする
  • 上二つをいい感じにバランス取った話
  • 好きにやっていいよ
  • そんなことよりプリン食べたい
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