結界が崩壊した。
五条悟は瞬時に無下限呪術を行使した。
躍り出るは崩壊した結界の直上。城塞都市ヴァイセの真上。
その眼下に、黄金郷のマハトを捉えた。
結界が破壊された今、黄金郷のマハトは自由になる。
北部高原すべてを黄金化させうる存在をフリーにさせるわけには行かない。
ハナから出し惜しみを知らぬ五条悟は、呪力を胎動させる。
「――――――領域展開」
それと同時。
五条悟の圧倒的な気配を察知した黄金郷のマハトは、自らの最強の魔法を以てして、迎え撃つ。
「――――――
力の衝突。
互いの術式領域のぶつかり合い。
空間が悲鳴を上げる。
相反する命令効果が互いを貪り、目に見える歪みとして顕現する。
噛み合う術式。一歩も引かない。
漏れ出た術式は、横方向へと広がる。
五条悟、その瞬間に術式命令を放棄する。
ただ、閉じない領域の外端を、全力で広げた。
ディーアゴルゼを超え、無量空処は薄く平面へと広がる。
そして結ぶ、「何者も無量空処で傷つけない」という縛り。
それは、対価としてディーアゴルゼの効果範囲全体を包み込み、そして、抑え込んだ。
効果範囲にして、直径三キロほど。
「僕を倒してから、金ピカ遊びをしてほしいな」
不敵な笑み。
黄金郷の拡大が、停止する。
マハトは驚愕する。
「
戦いへの愉悦。
五条悟のかつて史上最強の術師と戦った経験。
魔王を討ち滅ぼした大魔法使いと戦った経験。
大陸魔法協会の頂点と戦った経験。
もはや、五条悟は一切を出し惜しみしない。
今の自らの全力で、数百年以上を生きた
「虚式、
鮮烈だった。
巨大な呪力の恒星。煌々たる紫色の太陽が、黄金郷に開花した。
圧倒的な破壊の力。それは指向性を持って下へと墜ちていく。
「――――――――!!」
身に纏うマントを黄金に変え、防御を試みるマハト。
しかし、予想外。
あまりにも大規模な先制。両面宿儺をも出し抜いた、無下限呪術の奥義。
その情報をソリテールから与えられる暇もなく、初めて経験する超質量の攻撃に巻き込まれた。
数秒にして呪力探知からマハトが消える。
この攻撃のなかでどこかで回避をしたか、姿をくらましたか。
ともかく、五条悟は思考を切り替える。
「まずはお前から」
瞬間移動。五条悟は、
「――――あら。もう居場所が突き止められるなんて」
「バレバレなんだよ。そんなにデカデカと魔力まき散らして」
最強と、最狂が、対峙した。
もし続きを書くとしたらどちらがいい?(2026/02/15より)
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五条悟が全てをねじ伏せバトルしまくる
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フリーレンぽく人の心を知りながら旅をする
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上二つをいい感じにバランス取った話
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好きにやっていいよ
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そんなことよりプリン食べたい