私の主は最高です 作:ノーム
もう1つの家は物凄くやる気満々だった……
私の名前は桜井水波、四葉家の使用人の1人
今回当主の四葉真夜様から北山誠道……もとい『銀狐』様の掃除の手伝いをするように言われ……指定したホテルに向かっている
(銀狐……いったいどのような方なんでしょうか?)
彼の噂は聞いている……沖縄戦において艦隊1つを滅ぼしそした、そして何より異質なのは上空に無数のCADが浮いている事だ……これにより空中戦において彼が最強の一角と見なされる理由の1つでもう1つは空中に浮くCADが百も有ることだ……実質銀狐は1人で戦術的に2個連隊程の戦闘力を持って居ると言われている
その為、銀狐は四葉家からスカウト……基婚約の話を持ちかける一族が居るが
『銀狐さんにそのような事は出来ません』
と当主の四葉真夜は宣言した為誰も表立っていないが黒羽家の当主、黒羽貢様は娘めの黒羽亜夜子との関係を望んでいるらしいと噂を聞いているが一介の使用人ではこれ以上分からない……ただ今は
(今後の四葉家の為にも失礼が無いようにしないと)
桜井水波は気合いを入れ扉をノックする
コンコン
「開いてますよ?」
「失礼します」
そこには既に着替えている誠道が居た
「初めまして……四葉家の関係者ですか?」
「はい……『銀狐』様……名前の方はどういたしますか?」
「名乗らなくて大丈夫です……あとこちらをお使い下さいませ」
そこには誠道の狐の面とは違い少し柔らかい表情をする狐の仮面だった
「ありがとうございます」
桜井水波は用意されている銀狐の白いコートに白い服を着た
(外見は男性用の物にみえましたが……着てみて気が付いたのですが中は完全に女性用に設計されているみたいですね)
「…………」
誠道……いや銀狐は少し困ってしまった
(この人……もう少し恥じらいが欲しいのだが)
誠道は目の前の同世代の少女の事を考えていた……それもそうだ
(四葉家から援軍……か)
誠道は元々1人で今回お嬢様の害する人物達を殲滅するつもりだったがまさかの情報を貰い1人で殲滅し後片付けを四葉家に依頼したら何故か援軍として四葉家から1人の援軍を送られた……そしてもう1つ問題なのが「情報はタダで良いただし……君の戦う姿を見せてくれ、無論証拠となる撮影等は一切しないから安心してくれ」といと言う七草家からの約束で頭を抱えた
(安心出来るか!……けど嘘は無かったし……最悪耳のCADはフル稼働だな)
と少し諦めるのであった
桜井水波の変装を終え2人は窓から出て指定した所に向かうのであった
車の駐車場
私の名前は名倉三郎現在七草家の当主の護衛を付いているそして今はとある人物を待っている
「弘一様よろしいので?」
「何がだい?」
「誠道様……いえ銀狐と接触して」
「構わないとも何せ彼のスポンサーはあの四葉家だ……何としても彼と関わり深夜と話せる機会を作らなくてはならないからね」
その言葉に七倉は驚いていた……まさかその程度の為に誠道と関わろうとしているとは思わなかったからだ
七倉の表情を見て七草弘一はわざとらしくせきをする
「言っておくがこれは二番目の目的だ」
「二番目ですか?」
(いや二番目でも……)
「真の目的は彼を七草家に引き込む事だ」
「可能でしょうか?」
「まぁ最悪遺伝だけでも提供して貰えれば構わない……私は彼の力……サイオン量……魔法演算能力……身体のスペック全てが欲しい」
その言葉を聞いたら若干退かれるが……要するにDNAが欲しいと言う事だ……少し時代錯誤かも知れないが現在どの家も優秀な魔法師を招き入れたいのは当然の考えで最も七草弘一はまだましな部類だ何故なら……
「本人が聞こえているとはいえそのような会話はしないで下さい」
「やぁ誠道くん……それとも銀狐?」
「銀狐で結構です」
「そんなに怒らないでくれたまえ」
「いや怒りますよ?」
「私の本性を知るためにあえて聞かせているんだ、君には嘘が付けないからね、そして何より私と言う存在を少しでも知って貰うためにね」
その言葉は半分嘘で半分本当だった……その為誠道はどこまで本当なのか分からず冷や汗をかく
(四葉家と言い七草家と言い……当主は曲者だらけだ)
誠道はチラりと七倉の方を向くと呆れたような顔をしていた
「それで……今回九校戦に邪魔をしている人達はどこの人達ですか?」
「あぁそれなら」
七草弘一は大きいビルを指差し
「あれだ……あそこに無頭竜と言う組織が今回の九校戦を邪魔している……因みに理由を聞くかい?」
「……一応」
「じゃあこれを」
そういうと七草は自身のデバイスに送信されたメールを見せる
「……これは」
「そう、九校戦を使った賭け事だよ随分派手にやっているようだよ……そして次に狙われるのは君の義理の姉であり主の雫だ」
誠道は目付きが変わる
「どうする?」
「決まっているではないですか?」
誠道は今までに無い軽く……そして重い声で
「殲滅以外の選択肢がおるとお想いで?」
その言葉に全員が冷や汗をかいた……もし彼を止めるとなれば隠れて護衛している七草家の手の者だけでは止められないと判断する
「では行きますか……」
銀狐は白いコートが風に揺れはびかせるのであった
最上階
「……渡辺選手が大きな怪我がしなかったようだな」
「どういう事だ?あの計画だと第一高校と第七校の選手両者が棄権し、第三高校が優勝する手筈では無かったのか?」
「その手筈だった……しかしコイツを見ろ」
そう言うと1人の男が資料を全員に渡す
「これは?」
「コイツが我々が潰した九校戦の安全係の代役で来てた者だ」
全員がその男に注目する……しかしそこには複数の写真があったが
「オイ……顔写真が無いじゃあ無いか?」
「無いのだよ……1つも」
「何?」
「いくら調べても顔写真が1つも無い」
「そんなこと……あり得るのか?」
「さぁな……しかも調べた限りでは七草の関係者だったらしい」
「あの十師族の七草か?」
「あぁそうだ」
その言葉に全員が黙り
「しかしどうする?このままでは」
「安心しろ第一高校の男子の成績は想定以上に悪かった……特に一年は森崎以外はダメだった、二年も予定より半分も悪い……だから女子の順位を落とそうと思う」
「……何?」
「一年は北山雫、光井ほのか、司波深雪この3名は女子新人の上位者だ、本戦は十師族以外の人間のみ狙う事にする……異論はあるか?」
「無いが……この七草の関係者はどうする?」
「そうだな……手っ取り早くハニートラップでも……」
ピーピーピーピーピーピー
この瞬間ビルにアラートが鳴り響く
「オイ!いったいこのアラートは何だ!」
その瞬間扉の外に待機している男が部屋にはいる
「お逃げ下さい!速く!」
「いったい何だ!」
「奴が……奴が現れました」
「落ち着け!いったい誰が!」
「ギ……ギン……」
「ぎん?」
「『銀狐』です!奴が現れました!」
その言葉に全員が唖然とする
「バカな事を言うな……アレは……大亜連合の艦隊を滅ぼしたあと……特別部隊により殺された筈だ!」
「しかし!」
その瞬間扉に待機している男の頭が燃えた
「ふむ……どうやら私の話をしているようですね」
そこには狐の仮面に白い髪に白いコートを着ている男だった
「この……亡霊が!17号19号!殺れ!!」
この瞬間17号と19号は銀狐を襲うが
「邪魔」
その言葉の後17号と19号は壁に吹き飛ぶ
「思ったより吹き飛びますね……けど」
17号と19号は直ぐに起き上がり銀狐を襲うとするが突然全身に電撃が走り動けなくなる
「なっ……何が起きている!」
「避雷針ですよ?相手を簡単に拘束出来るお手軽な魔法です」
それのどこがお手軽な魔法か!と言いたいが目の前の男に取ってはお手軽な魔法だった
「所であのジェネレータ要ります?」
「いえ今回は完全な殲滅するのが当主から与えられた任務ですので」
「そうですか」
その瞬間銀狐は頭を完全に燃やし尽くした
「さて残りは……」
「うわあぁぁぁぁぁあ!!!」
1人の男は直ぐに逃げようとするが
「人の命を簡単に消すくせに自分の番に成れば命惜さに逃げる……か」
銀狐は容赦なく逃げた男の頭を燃やした
「ヒィ!」
銀狐は周囲を見渡して
「とはいえ……今回は手伝ってくれた人にお土産が必要だ……だからさ」
全員が息を飲む
「今すぐ死にたいか……それとも情報を全て吐いてまで生きたいか……どちらを選ぶ?」
それは今すぐ死ぬか……それとも全て吐いて組織から殺されるかの2択だった
「私はどちらでも構わないが……どちらを選ぶ?」
その問いに全員が後者を選択するのは必然だった
「残念……本当に残念だ」
それは自らの手で後始末することが出来なくなり残念がるのであった
余談になるが
七草弘一は今回の銀狐……もとい誠道の実力に大満足し、そして公安に大きな借りを作れて最高の結果になりその結果に大満足し
「なおさら誠道を逃す訳にはいかなくなったな……となれば香澄か泉美どちらにしようか……楽しみだ」
何やらよからぬ事を企む七草弘一であった
今日の作者の独り言
本日魔法科高校の劣等生四葉継承を見ました
先々代が魔法行使するシーンを見てカッコいいと思いつつも
ですが娘の真夜が受けた屈辱に震え
娘の仇を盗るために……復讐するシーンだった為少し複雑な気分になってしまいましたが……
少しネタバレになりましたすいません!
でもやっぱり魔法科高校の劣等生は面白いですよね!