私の主は最高です   作:ノーム

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今回は多方面に貸しを作ってしまい胃がキリキリするが後悔は無かった……とはいえ何事も無く終わり安心する誠道だった





当初七草真由美視点になります


12話 事後処理

ピピピピピピ

 

夜遅くに突然電話が鳴り響く

 

「こんな夜中にいったい誰かしら?」

 

真由美はデバイスを操作し電話の相手を見ると

 

「ゲッ……タヌキ親父」

 

もし電話に出なかったら何を言われるか分からないので一応電話に出る事にする

 

「こんな遅くにどうしたの?お父さん」

 

『突然電話してすまない真由美、今回の九校戦の成績に大丈夫かと思い電話した』

 

その言葉に真由美は少し怒りだす

 

(こんな夜中に小言!明日競技何ですけど!……それに当校を狙う人達の対処に手一杯何ですけど!)

 

と少し怒り気味になっていると

 

『とはいえ流石に妨害を受けながらこの成績なら文句は言わない』

 

その言葉に衝撃を受ける

 

「えっ……もしかしてお父さん妨害相手知っているの!」

 

『あぁ無論だとも』

 

「それ……どこの誰!」

 

『名前を言っても無意味だ』

 

「何でそんなこと言うの!やってみないと……」

 

『落ち着きなさい真由美』

 

「っ!」

 

その言葉に真由美は無理なり落ち着かせる

 

「それで……何で無意味なの?」

 

『妨害した犯罪組織は潰してある』

 

「!!」

 

その言葉に真由美は驚きを隠せなかった

 

「潰した……お父さんが潰したの?」

 

『いや今回は私ではない、私はあくまで依頼され……犯罪組織の場所を教えただけだ』

 

「教えた……誰に?」

 

『それは言えないよ、彼との約束だからね』

 

(約束……お父さんが約束を守るなんて……いったい誰)

 

『まぁそう言う訳だもう仕掛けて来ないとは限らないがおおピらに動くことは無いだろう……これから九校戦の関係者達を洗わないといけないからね』

 

「わっ分かったわ」

 

『だから真由美……くれぐれも十師族として恥ずかしい成績を取らないように』

 

その言葉に通信が切れた

 

「もう!何なのよ!こんな夜中にいきなり電話かけてきて「妨害した相手は潰した、だから恥ずかしい成績を取るな」って」

 

真由美は少し怒りだすがそれと同時に

 

(それにしても……お父さんが約束を守る相手なんて……いったい誰なのかしら?)

 

その父親が相手にする誰かに少し興味を持つ真由美であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誠道は悩んでいた

 

「何故こうなった」

 

今回誠道は何故か完全に九校戦の関係者になってしまっていた……何故かって分かりきった事を聞くなよ

 

これも全てあの腹黒タヌキのせいだよ!

 

『君のお陰で犯罪組織のあぶり出しに成功したよ……最もそのせいで人手不足になってしまったがね……だからさ』

 

『仕事をしてくれないか?』

 

と現在出場選手のCAD検査を手伝っている

 

「次の方どうぞ」

 

誠道は慣れた手つきで仕事の同僚と検査をしている

 

(異常無し)

 

「次の方……」

 

「…………」

 

2人は見つめあってしまう……それは何故か……相手があの司波達也だからだ

 

「CADの提出お願いします」

 

「あっ……あぁ」

 

誠道は驚きのあまりぎこちない動きをし達也も驚いてしまう

 

(……まさか達也様がいらっしゃるとは)

(まさか誠道が居るとは)

 

((気まずい))

 

しかし動揺したとはいえ完璧執事を目指す誠道にとって流れた仕事は朝飯前、なので慣れた手つきでCADの検査をしていると

 

ツーーーーーー

 

その瞬間達也は検査員を掴みかかろうとするが誠道はその手を掴む

 

「……どういうつもりだ?……誠道」

 

「頭を冷せ……こんなところで目立っても良いのか」

 

その言葉に達也はまだ殺意を撒き散らすが……誠道の小さな声で落ち着く

 

「ここには七草家の監視があるぞ……」

 

その言葉に達也は冷静になると改めて誠道は係員を掴む

 

「なっ……何の事だ?私は仕事を」

 

「変なノイズがしたぞ……CADに何を入れた」

 

係員は何の事か知らないふりをするが、そこにとある人物が割り込む

 

「何事かね?」

 

その声に振り返るとそこには九島烈が居た

 

「十師族の……長老」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……………………………………えっ七草弘一じゃあ無いの?)

 

 

誠道は鉄火面を被っていたが心の中ではとても驚いていた……

 

「閣下は……何故このような場所に?」

 

「何少し騒ぎがあって気になっていたのでな」

 

九島は付き添いの係員に合図を出し、何かを工作していた男を捕縛した

 

「それで……いったい何の騒ぎだ?」

 

「はいこの係員が操作する検査機器から変なノイズがしたため……その事について聞こうとしていました」

 

「フム……ノイズか」

 

そう言う九島は検査しているCADを触ると

 

「確かに変な物が入っているな……これは電子金蚕か」

 

「電子金蚕?」

 

「あぁ、私が現役だった頃広東軍が使っていた魔法だ……我が軍はこの魔法が分かるまで苦労した」

 

(フム……そんな魔法があるのか)

 

「それにしても……ノイズか……そのような言葉を発した者は初めてだ」

 

「恐縮です」

 

「君の名前は?」

 

「名乗る者程ではありません、閣下」

(……只でさえ四葉家や七草家に目をつけられているんだ……これ以上増やされてたまるか!!!!!)

 

誠道の顔は微笑んでいたが、関わりたくないと言う怨念が誠道の背後に見え

 

「……ウム、君は苦労しているようだな」

 

「いえ、閣下程ではありません」

 

その疲れきった瞳を見た九島烈は

 

「そうか……邪魔をしたな引き上げるとするか」

 

と九島は振り返り帰ろうとするが

 

「おっと言い忘れていた」

 

「何でしょうか?」

 

「私の教え子が世話になっている……2人とも変わっているが今後ともよろしく頼む」

 

「畏まりました」

 

と返答するが……

 

(……ん?教え子?…………えっ誰?)

 

その言葉に少し引っ掛かる誠道であった

 

 

 

 

 

 

 

 

(アレが真夜や弘一が言っていた面白い子か……確かにかわっている子だ、何より電子金蚕をノイズで発見とはいったいどのように聞こえたんだろうな)

 

と考えていると

 

(そういえば光宣と同い年だと聞いていたが……確かに弘一が言ってたように光宣と同年齢には見えなかったな)

 

と少しほそくむ十師族の長老だった

 

 

 

 

 

 

九校戦……女子新人戦ミラージ•バット

 

(深雪様が優勝ですね)

 

誠道は何事も無く……そう達也様がそこそこ活躍するが目立たず、そして深雪様も無難に優勝……これが全て誠道の思惑でもあった

 

(もし深雪様に何かが起きれば達也様は必ず武力で排除する事になる可能性があるからな~)

 

そう今回誠道が何故大立回りをした最大の理由は黒羽文弥から聞いた四葉家当主四葉真夜様からの言葉だった

 

『あの子が暴れないように対処するように』

 

その言葉により誠道の優先順位が変わった……勿論1位は北山雫お嬢様を守ること……そして自身が目立たない事だった……が

 

2位の目立たない事から達也様の対処に繰り上がった……それが最も北山雫お嬢様が平穏な学生生活が送れると言う確信があったからだ

 

もし数パーセントの確率で達也様の正体に気が付かれ……そして心優しい雫お嬢様の事だ……必ず庇うだろう

 

そして四葉家に怨みを持つ者が間接的に襲うとするならば……達也様と深雪様のご友人、それは雫お嬢様とほのか様が狙われかねない

 

だからこそ誠道は大立回りをした

 

(これなら大丈夫だ……)

 

誠道は深雪様の優勝を確信し去ろうとする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が!!!

 

「……飛行……してる」

 

「へぇ?」

 

誠道は間抜けの声が出てしまう

 

(今……飛行って言ったか?)

 

その瞬間誠道は振り返り会場を見ると……そこには深雪様が……飛行魔法で飛んでいた

 

「………………」

 

そして2人の……深雪様と達也様の心の中を読んだ

 

深雪様は

「お兄様が凄いって皆に知って貰いたい!」

 

達也様

「深雪の望むままに」

 

この事を察した誠道は……

 

(……俺の苦労が……いやまだだ!まだバレていない!飛行魔法だけだ……そう……トーラスの飛行魔法だけでまだ達也様がトーラスだと誰も気づかない……筈だ!)

 

と無理な現実逃避する誠道だった

 




今日の作者の独り言

最近……最近入った同僚が煩くて堪らない……良く毎日騒げるなと思う毎日であった……


本当にうるさい!!

と愚痴を溢さずにいられない今日の作者であった
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