私の主は最高です   作:ノーム

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誠道はいつものように北山家の執事(自称)として仕事をしていると

「ねぇ夏休み高校の友達と島に行きたいんだけど、大丈夫かな?」

と言ういきなりの雫お嬢様から言葉をうけた誠道は急ぎ自身の仕事の調整(主に黒羽文弥からの依頼)に苦労するが

何とか上手く仕事の調整が出来た







14話 夏休み

「それにしても……司波達也くんか……」

 

そこは雫お嬢様を待つ北山雫の父、北山潮が立っていた

 

「どうされたので潮様?」

 

「いやなに雫が興味を持つ男の子だ……いったいどういう子供だろうと思ってな」

 

「左様で」

 

「それで我が息子誠道よ……君なら知っているんじゃあ無いか?……達也くんの正体を」

 

「何の事か分かりません」

 

「またまた~……だって我が息子の誠道が」

 

その言葉に誠道はゴクリの息を飲む

 

「有象無象の人間や正体不明の人間を雫に近づかせる訳無いじゃあ無いか?」

 

その言葉に誠道は溜め息を吐き

 

「えぇ知ってますよ……」

 

「やはりな」

 

北山潮は満足そうな顔をすると

 

「それで……達也くんはいったいどのような人物だい?」

 

「そうですね……一言で言うと……敵には報復、味方には赦し、ですかね」

 

「なるほど……敵には容赦が無いが味方なら強いって訳か」

 

「左様です」

 

「なら」

 

そう言うと潮はとえる物を取り出し誠道に見せるニヤリと笑う

 

「いいですね!それ」

 

2人は急ぎ着替えるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北山雫目線

 

雫達は達也達を車に乗せ同級生皆で目的地に向かっていると

 

「何だろう……嫌な予感がする」

 

「雫?どうしたの?」

 

雫は突然嫌な予感がしていた

 

「分からない……けど何か恥ずかしい思いをしそうで」

 

雫は1人考えていると

 

「雫お嬢様到着しました」

 

するとドライバーから到着の声がし

 

「皆着いたよ」

 

その声で全員が楽しみな声を聞き少し雫は満足していた

 

「ここが私の家の個人所有の船が止まっている場所だよ」

 

その後雫は自身の船を案内するが……

 

 

 

 

「船長!船のデッキブラシ終わりました!」

 

「ヨーーシ次はエンジンの点検だ!」

 

「イエッサーー!」

 

するとそこには船長服を着た男と1人の船員が船の点検をしていた

 

「随分と元気な船員だな」

 

大柄な男はそう言いうと雫、ほのか、達也、の3人は唖然としていた

 

「お父さんに……誠道……なにやってんの?」

 

雫の言葉に全員が反応する

 

「オオー雫にその友人達か!」

 

すると船員らしき人物と船員が近づく

 

「私の名前は北山潮だ、雫の父親だ……そしてこっちのが」

 

「雫お嬢様の専属執事をしている誠道です」

 

その言葉に雫、ほのか、達也、深雪の四人は

 

((((また言ってる))))

 

「どうも雫の友達の吉田幹比古です」

 

「千葉エリカです」

 

「西条レオンハルトです」

 

「柴田美月です」

 

その後雫の友人達は北山潮と誠道に挨拶をすると

 

「炎天下暑かったでしょう、こちらをどうぞ」

 

すると誠道はどこからか用意していた飲み物が入ったグラスを取り出し

 

「冷たいオレンジジュースでございます」

 

誠道は自己紹介をした四人に飲み物を渡す

 

「どうも」

 

「ありがとう執事さん」

 

「おうありがとうよ」

 

「ありがとうございます」

 

四人には渡されたジュースを飲んでいると

 

「いや何してんの?誠道」

 

「雫お嬢様?どうされたので?」

 

「来る事は知ってたけど……お父さんと何してるの?」

 

「はい、潮様は直ぐに仕事場に向かわないと行けませんので少しでも船長気分を味わって頂こうと」

 

「それは、分かるけどさ」

 

雫はまるで言うことを聞かない人間に頭を悩んでしまう

 

「まぁまぁ雫、それよりも私は彼を紹介して欲しいかな?」

 

「……そうだね、お父さん」

 

雫は達也の前に立ち

 

「お父さん、この男の子が司波達也くんでこっちは妹の深雪だよ」

 

「初めまして、北山潮さん」

 

「初めまして、北山潮様」

 

2人は軽くお辞儀をする

 

「君達2人の事は娘の雫から聞いている、何でも兄の方は物凄いエンジニアで誠道顔負けとか、それに妹の深雪ちゃんは九校戦で見たが凄い魔法使いだね、こんな凄い人間が娘の友人鼻が高いよ!ハハハ!」

 

潮は気分良く高笑いをすると

 

「所でほのかちゃん?お小遣いはいらないかね?」

 

「いっいえ大丈夫です!」

 

「そう遠慮しなくても良いから」

 

「本当に大丈夫ですから」

 

「そうかい?」

 

「潮様そろそろお時間が迫っています」

 

「そうか?誠道……もうそんな時間か」

 

すると潮はチラリと自身の車を見ると既に準備が整って居ることを確認し

 

「では短い時間だったが是非楽しんでくれたまえ!」

 

そう言うと北山潮は去るのであった

 

「随分と愉快なお父さんだな、雫」

 

「……うん」

 

雫は何とも言えない顔をすると

 

「では皆様の荷物は私が運びますので」

 

そう言う誠道は魔法を使い全員の荷物を浮かべる

 

「では船内の案内は雫お嬢様が案内して貰ってもよろしいでしょうか?」

 

「分かった」

 

そう言うと誠道は荷物を船に運ぶのであった

 

「ねぇ雫、あの執事さん格好良いね」

 

「うん、大人って、感じで」

 

千葉エリカと柴田美月は少し大人姿の誠道に少し羨ましそうにし眺めた

 

「だな、それにあれは相当鍛えているぜ」

 

「魔法も相当だよ、発動するのが少し分からなかったけど……相当な技量だ」

 

レオと幹彦は誠道の実力に驚き流石大人の魔法師だと頷いていると

 

「……誠道は執事じゃあ無いよ?」

 

「「「「……えっ?」」」」

 

全員が雫の方に注目し

 

「いやだって……本人が執事って名乗ってたわよ?」

 

「エリカ、あれは自称だよ?」

 

「本当に?」

 

「本当」

 

エリカは驚き誠道の後ろ姿を見ていると

 

「ちなみに義理になるけど、私の弟だよ」

 

「「「「えっ!!」」」」

 

そして雫の爆弾発言に全員が驚くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

船内にて

 

「お嬢様?私の楽しみを取らないで下さい」

 

「言うことを聞かない弟の楽しみなんて知らない」

 

「お嬢様~」

 

誠道は少し自身の楽しみが取られてしまうのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北山家が所有する無人島に到着すると

 

「オオー凄く綺麗な海じゃねぇか」

 

「そうだねレオ」

 

「おう!早速部屋に荷物を置いて泳ぎに行こうぜ!」

 

「待ってよレオ」

 

2人の姿を見た誠道は……

 

「BLもアリだな」

 

「何言ってんの?誠道」

 

「レオ×幹比古、いや幹比古×レオか?」

 

「本当に何言ってんの?」

 

「いえ少し小説のネタに」

 

「……ふーん」

 

「ではお嬢様私は少々ビーチの準備をしますので後程」

 

「分かった」

 

誠道はそう言うと自身の部屋に向かうのであった

 

 

 

 

 

 

全員が用意された部屋で着替え終えビーチに向かうと

 

「オオー完全にリゾートビーチになってるぜ」

 

レオの言葉に全員が頷く

 

「お褒めの言葉ありがとうございますレオ様」

 

「おう!別にレオで良いぜ」

 

「いえ、是非レオ様と呼ばせて下さいませ」

 

「いや……」

 

レオはどうした物かと考えていると

 

「レオ、誠道は完全執事モードになっているから無理だよ」

 

「完全執事モードって…」

 

「それにあれは完全に楽しんで執事をしているから」

 

「そういうものか?」

 

「そう言う物だよ」

 

とレオは納得するのであった

 

「皆遅れてすまない」

「ごめんなさい、少し支度に遅れてしまったわ」

 

「ううん良いよ」

 

雫が直ぐに反応するが。レオ、幹彦の2人は深雪の姿に少し見とれ、ほのかは達也の水着姿にうっとりしてしまった

 

そして誠道は……

 

「…………」

 

無言で写真を撮っていた

 

「……誠道何してんの?」

 

「いえ少し小説のネタになりそうだったもので」

 

「本音は?」

 

「後でほのか様に写真を売ろうかと」

 

「買うわ!!」

 

「大丈夫よほのか、後で誠道からカメラを没収するから」

 

「そんな殺生な!」

 

2人はそんな会話をしていると

 

「勝手に写真を売らないで欲しいのだが」

 

と達也が言っていると

 

「深雪?」

 

隣に居た筈の深雪がいつの間にか消えていた

 

「雫、後で私にも写真くれないかしら?」

 

「うん、良いよ」

 

その行動に達也は無言になるのであった

 

「………………」

 

 

その後雫お嬢様の友人のレオが幹比古を連れ海で競争を初める等各々楽しんでいる中、誠道は飲み物を忘れてしまっている事に気が付き1人別荘から飲み物を取ってきていると

 

「?」

 

何故か達也様が上着を脱いだ姿に深雪を除いた全員が驚愕の顔をしていた

 

「雫お嬢様?どうされたので?」

 

「……」

 

しかし雫お嬢様から返事が無く、問題の達也様の方を向くと達也様の身体に無数の傷跡があった

 

それに対して誠道は

 

「達也様、冷たいオレンジジュースはいかがですか?」

 

その行動に全員が注目した、誠道は達也に対して引いておらず逆に哀れみの目もしない、ただお客様としての対応だった

 

「頂こう」

 

達也は渡された冷たいオレンジジュースを飲み……ただ一言

 

「旨いな」

 

「勿論です、果汁100%のオレンジジュースですので」

 

「皆様もどうですか?」

 

「勿論頂くわ」

 

深雪は直ぐに誠道からオレンジジュースを受け取ると

 

「わっ私にも頂戴」

「私にも下さい誠道君!」

「私も良いですか?」

 

エリカ、ほのか、美月の3人が頂き

 

「雫お嬢様もどうぞ」

 

「うっうん」

 

雫お嬢様も飲み物を受け取り、全員が飲み

 

「お兄様、このオレンジジュースとても美味しですね」

「だね深雪」

「本当ですね達也さん」

「これ、今まで飲んできたオレンジジュースの中で美味しいです」

 

深雪、エリカ、ほのか、美月が誠道のジュースを渡され達也に話しかけ達也は

 

「あぁ……本当に今まで飲んできた中で一番美味しいオレンジジュースだな」

 

達也は今までに無いほど微笑むのであった

 

 

 

 

「……ねぇ誠道」

 

「なんですか?雫お嬢様」

 

「誠道は最高の執事だね」

 

「いえいえ、私はまだ未熟の執事ですので」

 

その言葉に雫は笑顔で

 

「誠道らしい」

 

誠道を褒めて少し照れる雫であった

 




今日の作者の独り言

最近小説を書いてストレス解消している作者です


だが……息抜きの作品ばっかり書いて、最近メイン作品が書けなくなっている作者です

なにやってんだろうと思う今日の作者であった





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