私の主は最高です 作:ノーム
そんな幸せを噛み締めている誠道にあの女が現れた
「あー幸せ」
誠道は学校が無く幸せに執事の仕事で癒されていた
「特に香住と会わないのが良いんだよな~」
「誠道……女の子にそんなこと言ったらだめだよ」
「……失礼しましたお嬢様」
誠道は雫お嬢様に謝り何事も無く屋敷の掃除をしていると
ピンポーン
屋敷のベルが鳴り直ぐに近くに居るメイドが対応する
(誰か来たのかな?……今日誰か来るお客様居たっけ?)
誠道はムムムと少し考えていると
「誠道様、お客様です」
普段誠道が執事服を着ている時は普段通りの言葉を使うようにお願いしている
しかし今、目の前のメイドが敬語を使ったとなると候補は二つ誠道自身の友人か誠道個人と付き合いがある関係者となる
後者は普段誠道は掌握しているから候補から外す……となれば前者の誠道の友人
いきなりやって来る人間……そんなのは2人しか居ないのだから
「……ケンカを売りに来たのか?香住」
「何で顔会わせた瞬間ケンカ腰なのよ!」
「手を当ててお前の胸に聞いてみろ……あっごめんお前胸無かったな」
「そっちがその気ならそのケンカ買ってやるわよ?」
「俺に勝てるとでも?」
「やってみないと分からないでしょ!」
誠道と香住は今でもケンカを始めようとするが
「……お姉さんに怒られるわよ誠道」
「…………そうだったな泉美様」
「何で泉美の言葉は素直に聞くのよ!」
「泉美様はご令嬢だからな」
「一応言うけど私も七草家の令嬢何だけど!?」
「一応な」
「一応って何なのよ!」
その言葉に香住は怒るが
「誠道くん……そろそろ香住ちゃんで遊ばないで」
「畏まりました、泉美お嬢様」
「ちょ!私で遊んでたの!?」
「そうだが?」
「誠道のバカーーー!!!」
香住は誠道をポカポカと叩くのであった
客室にて
「それで、香住、泉美何しに来たの?」
その言葉に2人は固まる
「えっと……実は」
「その~」
2人はとても言いずらそうにするが……2人は覚悟を決め
「実はお父さんから……第一高校の入学するための試験勉強を誠道くんに教えて貰えって言われまして」
「何故そうかる?」
「そんなの私達が聞きたいよ」
香住は何故そうなったのか香住自身不思議に思っていた
「その事で実はお父さんから手紙を預かってるの……これ」
泉美から渡された手紙を誠道は読む……そこには
『やぁ誠道くんこの手紙を見ていると言う事は香住達とは会っているのだろう?』
それはいつもの手紙だった…遠回しに言ってはいるが要は『私の者にならないか?』との手紙だった
勿論誠道は断るが……本命はその条件だった
『代わりに泉美と香住の勉強を見てやってくれ』
その手紙に誠道は溜め息を吐いた……何故なら前回の頭無ドラゴンのアジトを教えて貰った事の借りを香住達に返せと言う手紙だった為である
その為婚約の代わりと大きく譲歩とも言えるからだ……
正直アジトを教えて貰ったとは言え婚約はやり過ぎるとは思ったが、教えて貰った立場としては……
「分かりました、勉強を教えます……少なくとも私の次に主席を狙えるくらいに」
「そこは主席じゃあ無いの?」
「あのな香住……俺に勝てると思ってんの?」
「そんなのやってみないと分からないでしょ!」
「いーや分かるね俺は北山家の執事だから主の顔に泥は濡れないよ」
「このシスコン!」
「それは執事として褒め言葉です」
「誠道くん……流石に執事は関係無いと思うけど?」
と泉美は少し呆れるのであった
第一高校の入学するための試験勉強……勿論2人は合格するが2人は七草家……十師族のお嬢様そんな2人は十師族として恥ずかしい点数を取るわけにはいかないからだその為2人は主席を狙うべく勉強をするのだが……
「誠道は夏休みどっか行った?」
「……今勉強する時間だぞ?」
「良いから答えてよー」
「雫お嬢様の友人達を別荘に招待して……」
「別荘に招待して」
「全力でおもてなしをした」
「……中学生の夏休みじゃあ無い」
「私は執事ですので」
「それ自称でしょ!?」
香住は頭をかき誠道に少し呆れるが……
「じゃあ……さ夏休み少し私達と遊びに行かない?」
その言葉に誠道は……
「えっ嫌です、私には執事の仕事があるりますので」
普通に誠道は香住からの誘いを断った
「……」
香住と泉美は普段に断る誠道に少し呆けていると
突然客室のドアが開く
「ダメ、誠道は少し友達と遊びに行きなさい」
「……雫お嬢様」
「「雫先輩!」」
香住と泉美は突然現れた雫に挨拶をする
「ん、久しぶり、香住、泉美……これお茶と茶菓子」
「ありがとうございます、雫先輩」
2人は雫に頭を下げお礼を言った
「雫お嬢様何故泉美様とこのアホを連れて遊びに行かないと行けないのですか?」
「誠道……女の子にアホはダメだよ?」
「あっすいませんお嬢様……つい本音が」
「おいこら誠道 」
香住は今から誠道を殴るろうとするが泉美から抑さえられていた
「香住ちゃん誠道がイジが悪いのは今に始まった事じゃあ無いでしょ?」
「けどさ……泉美……」
泉美は小さな声で香住と喋っていると
「……うん……そう……だよね」
「香住?」
「何でも無い!」
香住は直ぐに勉強に励み出し
「泉美様……香住に何か言いましたか?」
「秘密だよ誠道くん……あっそうそうこの問題何だけどさ」
「あっそれはですね」
その光景を見た雫はそっと部屋から出るのであった
それは急に出来た夏休みの日課になった……香住と泉美は平日の昼から誠道の所に訪れ良く勉強を教えて貰うのであった……
とある日の事
「誠道くん居ますか?」
いつものように香住達が北山家に勉強を教えて貰おうとするが
「ごめん香住……誠道朝から出掛けちゃた」
「出掛けた?」
「そっ、誠道は急にいつも居なくなるんだよね……」
「えっと……雫先輩は誠道くんがどこに居るのか知っているんですか?」
「ごめんなさい……私も知らない、知っている……とは違うけど理由はお父さんが知らない」
「……誠道」
香住は空を見上げ
(いったい何をしているんだろう)
そう1人呟くのであった
とあるビルの屋上にて
「くしゅん」
「風邪か誠道」
「な訳ないじゃんナッツちゃん」
「……ちゃん付け止めろ」
誠道は今ナッツと一緒に居た
「それで……残党はどこにいんの?」
「私が知るわけ無いじゃん」
誠道は今ナッツと一緒にとある残党組織を潰す為に行動していた
「それにしてもアンタおっかないわね」
「何がです?」
「いや残党を1ヵ所に集まるまで待って集まったら一気に叩くなんてどんだけ力に自信があるのよ」
「いえ私なんて……」
誠道は上空を見上げ
「達也様に挑んだら10秒しか持たない自信しかないですよ」
「……アンタやっぱり知ってるでしょ!?」
「何の事ですか?」
「私が昔達也様を暗殺しようとしたこと!」
「そんな知りませんよ……ただ達也様と対面した時泣いて逃げ惑い失禁したことなんて」
「アンタやっぱり嫌い!」
ナッツは怒り誠道は笑っていると
ザッザー
突如無線が入る
「どうした?」
突如無線が入りナッツは直ぐに取る
『目標を発見現在公安の人間が確保に向かっているもよう』
「何?」
その報告を受けたナッツは直ぐに眼鏡を使い誠道は直ぐに目のCADを起動した
「居た……3時の方向喫茶店の道」
「見えた……目標の他に1人居るわね……誰」
「少し待って」
キーーーーーーーン
誠道の義眼が直ぐに目標の女と走る男を自身の人物検索で検索すると
「……驚いた主の同級生だ……名前は森崎か少々面倒だな」
「それでどうすんの?」
「どうするも何も公安が先に追っているんだ……横取りになるよ、下手に干渉して目を付けられたくないし」
「それもそうね」
2人は表舞台に立ちなく公安の動きを観察していた
「森崎……そこそこいい動きするわね」
「それですねナッツちゃん……あれは努力している動きだ」
2人は森崎の動きに関心していた
「あっ川に落ちた」
「いや麻酔針と魔法攻撃の二つだどちらか一方しか防げないなら私も麻酔針を防ぐ」
「ふーん……なら誠道はどう対処すんの?」
「高威力の魔法で二つとも吹き飛ばす」
「……脳筋」
「最適解と言って欲しいのですが」
誠道は川に落ちた森崎が瞬時に川の水から飛び出し公安の人間を倒した
「……CADを同時操作では無く一瞬で切り替えた……その技能は雫お嬢様と同等か」
「それ十分凄くない?」
「いえ四葉家の暗部の部隊なら結構扱える人間居ますよ?」
「いや四葉家と比べても」
「そう言う貴女も四葉家の人間ですよね?」
「違うから!私はアンタに捕まって、文弥と契約しただけだし!」
「あの時逃げ惑うナッツちゃん面白かったな~」
「アンタ性格悪いわよ!」
ナッツは誠道を睨み誠道はそよ風のように受け流す
していると
「誠道目標が船に乗ったわ」
「じゃあそろそろ行きますか……お嬢様育ちの女性を消すのは心苦しいですが」
「へーアンタ……そう言う心あんのね」
「ありますよ?……ただ、報復を考えられたらお嬢様に危害を及ぼす可能性があったら消すだけです」
そう言うと誠道は真夏の日……目立つ白いコートに狐の面を被り
「周囲の監視お願いしますね」
「了解」
誠道は目標の船に乗り込むのであった
今日の作者の独り事
少しシリウス展開になります
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