私の主は最高です 作:ノーム
何て事を考える誠道だが実際は少し意識を飛んでいただけだ
(相変わらず強い……近接魔法で世界十人の1人に近接で勝てるわけ無いか)
誠道は少し反省していた
(だからといって、今使える魔法が近接魔法だけなんだよな)
こんなることなら最魔法の操作をしとくべきだったと反省していた
しかしこれはあくまでも自身の怒りのリセットに他ならない……先程まで誠道は怒りに任せルゥ ガンフゥを攻撃していた、だがルゥ ガンフゥに決定打を与える所か自身に致命傷を与えられてしまう
ポタ……ポタ
誠道は千切れた手首を見て確認する……
(このままだと出血死だな)
誠道は近くにある銀で縄を作ると器用に自身の手首に巻き付け止血をした
(止血はしたから出血死は無くなった……とはいえ)
誠道はルゥ ガンフゥを見るがほぼ無傷の姿に溜め息を吐いた
(先程通信で達也様が『再生』を使われた……なら雫お嬢様は無事だ、女性に顔の傷など許されないからな)
誠道は現在の武器の形状が刀と確認し
(先ずは目の前の事を考えるか)
一方ルゥ ガンフゥは
(やはり強いな……『銀狐』は)
ルゥ ガンフゥ自身も銀狐に脅かされていた
(何より攻撃手段が多彩な所だ……大剣だと思ったら瞬時にレイピアで突いてくる、それを避けたら片手剣になり横に振るう、何よりあの力は厄介だ……俺でも簡単に吹き飛ばされる)
ルゥ ガンフゥも『銀狐』を警戒していた
それは互いの実力を知る事で互いに相手の実力が分かった……だからこそ
2人は結論を出した
(俺では)
(俺なら)
(
(
誠道は本来勝てないと判断すると逃亡を即断即決するが、もし逃げたら雫嬢様が危険かもしれない、そう考えた誠道は逃亡と言う選択肢は無かった
だから
「始めようか人食い虎」
先に誠道が仕掛けた
誠道の攻撃は単純だった、ただ刀を横に振った
それは通常の刀を横に振っただけだった本来ならなら簡単に避けられる
しかし誠道の武器は形状を自由に変えられる武器
誠道は横に振りながら刀を伸ばし、まるで鞭のような形状に変化した
「!!」
ルゥ ガンフゥはその形状を見るや否や直ぐに屈み回避、そして誠道の懐に入り殴りつけた
「ぐっ!」
その強烈な拳に誠道は口から血を吐き出す
だが!
突如誠道が着ている白いコートが形状がへんかしルゥ ガンフゥの片腕と片足を数本の太い針が貫く
「!!」
その攻撃にルゥ ガンフゥは左足で直ぐに誠道から距離を取る
ニヤリ
銀狐は笑うかのように見えたルゥ ガンフゥは
「成る程……最初から俺の足が狙いか」
「正解だ……俺では人食い虎には勝てない……ならばその足を取り別の奴に託すだけだ」
その言葉にルゥ ガンフゥは冷や汗をかいた
「自身が死ぬ事を前提とするか……狂っているな」
「狂って無いと殺しあい何て出来るか?」
「それもそうだな……失言だった」
ルゥ ガンフゥは構え
「ならばお望み通りお前の命を貰うぞ『銀狐』」
「俺の命は安く無いぞ?」
「フッ」
ルゥ ガンフゥは風を纏い誠道に突進する
勿論そんな攻撃に誠道は近くにある
パリィ!
パリィ!パリィ!!
その盾は簡単に貫かれ……
ブシュ!
銀狐……いや誠道の身体を貫かれた
「心臓は貫き……」
そして負傷した片腕で誠道の首を飛ばし……
「首を飛ばし」
誠道の身体を燃やし一瞬で灰になる……
「燃やし尽くす」
それは銀狐に対して言った言葉を有限実行した
「任務……完了」
それは本国から言われた最大の任務だった……それは『銀狐』の暗殺だった……しかし銀狐の正体はいくら探しても不明……ならば戦場に引きずり出し直接殺す
それが本国からの指令だった
その任務を達成したルゥ ガンフゥは達成感により気が緩み
ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!
突然ルゥ ガンフゥの背後から細い針を貫く
「ヴっ!」
突然の攻撃にルゥ ガンフゥは口から血を吐き出す
「油断しましたね?人食い虎」
その言葉にルゥ ガンフゥは辺りを見渡すと……そこには大亜細亜連合の工作員死体しか無かった……だがその死体から
「いつからだ……」
死んだ筈の大亜細亜連合の死体は動き出す……いや違う、それは
「お前から姿を消した時だよ……人食い虎、正確には突進した時、お前はその時俺の姿を見失ったな」
それは近くに散らばった銀をまとめあげ、一つの服に変えた
「!!」
信じられないとばかりと言葉を失った……
「だがお前の身体は確かに貫いた筈だ!」
「そこの死体をよく見ろ……変なのが混じっているぞ?」
その言葉にルゥ ガンフゥは先程殺した死体を見る……そこには
「銀……まさか!」
「その通り、俺は皮膚を一切見せないし顔は見えてない、だからこそ出来る騙しだがな」
「……俺の……敗けだな」
「じゃあな人食い虎」
そう言うと誠道はサイオンの塊をルゥ ガンフゥに当て意識を飛ばした
一見誠道が勝利かと思われても仕方がない……だが
ポタ……ポタ
誠道は現在内臓が破裂し魔法を上手く扱えなくなっていた
(雫……お嬢様……)
しかし誠道は自身の傷よりも義姉の雫を心配していた
(無事だと……思う……だが)
しかしここは戦場……敵は魔法2個連隊規模……こちらは義勇軍と101旅団の魔法大隊……いや実際は中隊規模しか無い部隊……その為現在『銀狐』の魔法が切れて押され初めていた
誠道は致命傷を受けており現在【銀狐招来】が使用不可、そして何よりも達也様が直ぐに誠道の所に来るとは限らない、しかもその1分1秒を争う状態だった
(援軍の大隊がこちらに来るのにもう少し時間がかかる、この状態で【銀狐招来】が使わなければ街の被害が大きくなるな)
誠道はチラリと
(背に腹は変えられないか)
誠道はゆっくりと鞘から
「『起きろ……村正』」
その言葉に誠道の周りにサイオンが流れ出し……妖刀村正を起こした
今日の作者の独り言
とうとうアニメの最終回が出てきました、好きな作品が終わると何故かいつも少し悲しくなります
しかし新たに新しいアニメが始まるとなると嬉しい気持ちです
皆さんはどう思いますか?
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