私の主は最高です 作:ノーム
大泣きしていた
「お嬢様、忘れ物はありませんか?」
「無いよ……相変わらず心配性だね」
「お嬢様と別れるのは……辛いもので」
「たったの3ヶ月だよ?」
「3ヶ月もです!」
誠道は目の前の雫に少し涙目になっていた
「向こうに言ってもちゃんと連絡して下さいね……1日一回……いえ3回!」
「ほのかより重傷だね……この子」
雫はどうしようと混乱していると
「義兄さん……少し落ち着いてよ」
「しかし……若」
「お姉ちゃんが困っているよ」
そこには誠道を兄と慕う弟の北山渉だった
「本当に困った義兄さん」
「うっ……若~」
誠道は義理の弟の北山渉を抱きつく
「よしよし……じゃあ笑顔でお姉ちゃんを見送ろう」
「はい……若」
誠道は執事服を整え
「では行ってらっしゃいませ、雫お嬢様」
「うん行ってくる」
雫は誠道と弟の北山渉に手を振り別れると
「お願いしますね、ナッツ様」
「……分かったよ」
誠道の「様」付けに気持ち悪いと言いたそうな顔をしながら別れるナッツであった
「所で義兄さん」
「なんですか?若」
「あの人が義兄さんがお姉ちゃんの為に用意した護衛兼メイド?」
「そうですよ?」
その言葉に渉は頭を傾ける
「魔法師には見えなかったけど?」
「彼女は魔法師では無いので」
「えっ……そうなの?」
北山渉は驚いた
「魔法師……じゃあ無い?じゃあ何でお姉ちゃんの護衛を許したの?」
「魔法師が外国に行くのは今のご時世難しいですが……まぁ用意は出来ます、ですが」
誠道は片膝をついて渉を見る
「彼女は並みの魔法師では歯が立たない程の実力者だからですよ?若」
その言葉に驚く北山渉であった
誠道はお嬢様と別れ……まるで気分を変えるかのように仕事に打ち込んでいた
「フム……やはりまだダメだったか」
現在誠道が研究している物はそれは、魔法師が軍事利用されないための研究だった
「やはり……この魔法式が問題か?……いやだがこれがこのままにしないとこっちの魔法式が」
現在誠道が考えているのは魔法を使った電力発電であった
「やはり地脈を使ったのは間違えだったか?……やはり水力発電の方が良いかな?」
誠道は新しく作った魔法式を一応保存するとまた新しい魔法式を考えていた
(水力発電なら……やはり海の波……いや渦を作った魔法式の方が良いか?……しかし激しい渦に耐えられる物は……無いな、やはり無謀だったか)
誠道は頭をかきながら新しいエネルギーを発生するためのを考えていると
ブシュ
するとそこに突然扉が開き孫美鈴がメイド服を着て現れる
「鈴さん?どうしたんですか?」
「誠道様お客様がおいでです」
その言葉に誠道は察した……いきなり遊びに来る友人等……2人しか居ないからだ
「遊びに来たよ~誠道」
「お邪魔します。誠道くん」
その言葉に誠道はジッと2人を見つめ完全に「邪魔」と思える目を向けられる
「何よ!友達の家に遊びに行くの間違っているとでも言うの?」
「いや……また邪魔しに来たのかと思って泉美様と佳澄」
「だ·か·ら·!何で泉美だけ様付けで!わたしは呼び捨てなのよ!!」
「泉美様はお嬢様感があって……佳澄も一応お嬢様なんだよな…」
「一応ってなによ!一応って!」
いつもの光景に泉美は笑っていると
「所で誠道くんが悩むなんて……今何をしているのですか?」
「ちょと起業する事に成ったからその仕事の収入源を作ろうと思ってな」
「起業てっ……中学生がやることじゃあ無いんだけど?」
「中学生社長は何だかんだ居るぞ?……俺が知っている限りでは小学4年生で起業した人が居る」
「……何それ」
「まぁお前らに関係無い事だから気にするな」
誠道は開いていたPCを閉じるが
「ちょと気になる……それ見せて!」
「えっやだ」
「良いじゃん!ちょと位見せてよ!」
すると佳澄は勝手に誠道のPCを開くとあっさりと誠道のパスワードを解いた
「オイ勝手に開くな……ん?おいちょと待て!何でパスワード知ってんだ!?」
「雫先輩から聞いた」
「お嬢様~」
誠道はここには居ない雫お嬢様に頭を悩ませていると
「これかな……何々、渦を使った電力発電?」
「……ここまで見たらもう良いか、海岸の海の渦を効率的に電力に変換する魔法を今考えてんだよ」
「へー以外に実用的」
「意外は余計だ……それに見てもあんまり分からないだろ?」
「まぁね……けどおかしい所は見当たらないんだけど」
泉美と佳澄は互いに意見を言いながら何故誠道が悩むのか考え……分からず
「ねぇ誠道何が問題なの?」
「直ぐに答えを求めるな……別に良いけど」
誠道は軽く操作し問題部分を写し出す
「効率的に電力を貯めるためには、強力なタービンブレードが必要だけど……それだと現在のタービンブレードじゃあ耐えられない……要するに耐久力が無いんだ…ならギリギリのラインの渦を発生させる魔法式を考えているけどこるがまた難しくて」
「というかどこに渦を発生させるつもりよ」
「特殊なプール……オリジナル魔法で人工的に渦を発生させて発電させる方法、オリジナル魔法については企業秘密」
「今さらっとオリジナル魔法作った事を発表したよ泉美」
「……それ学会に発表しないんですか?誠道くん」
「しませんよ?オリジナルは発表しないからこそ強みなので」
「まぁ良いけど……じゃあそのオリジナル魔法で作った渦が従来のタービンブレード?に耐えられないって事ね」
「そうですよ……もし従来のタービンブレードだと渦に耐えれないし、かといって威力を落とすと魔法の発電より海で発電させた方が効率的になってしまう……どうするべきか悩んでいるんですよ」
「……ごめん、バカみたいな事言っても良い?」
「良いですよ?佳澄」
「そのタービンブレード?に硬化魔法をかけるのってダメなの?」
「!?」
そよ言葉に誠道は眼を見開く
「何故……そう思うので?」
「いや……魔法で作った渦は間接的に出来た物でしょ?」
「確かに間接的に出来た渦ですので魔法による干渉はありません」
「ならタービンブレードに硬化魔法を掛けたら解決できるんじゃ無い?」
その言葉に誠道は溜め息を吐く
「まさか佳澄から解決方法を聞くとか……複雑何だけど」
「オイコラ!それはどういう意味かな?」
「そのまんまの意味……まぁ良いや」
誠道は直ぐに効率的な魔法理論を取り出し
「物質を硬化魔法でやるのなら……そうだなこっちの理論が良いか?いややはり耐久力のある古式魔法が……」
誠道は1人ぶつぶつ言って1人の世界に入っていると
「おりゃ!」
佳澄は問答無用に誠道の頭を叩こうとするが
パシッ!
誠道は普通に佳澄の攻撃を防ぎ
ポイ
と簡単に投げ
ポン
途中で佳澄がやった事に気がついた誠道はそっと佳澄を地面に置いた
「何やってんの?佳澄」
「日頃の怨みをはらそうと」
「佳澄が俺に勝てるわけ無いじゃん?」
「うっさい!やってみないと分からないでしょ!」
「はいはいそうですね」
誠道はやれやれと少し考えていると
「所で誠道くん、会社の方は株式会社?」
「その予定だけど?株主は潮さんで次は私の予定です」
「ふーん……そうなの……」
(佳澄ちゃんの為に人肌脱ぎますか)
1人何かを企む泉美であった
今日の作者の独り言
最近おでんが美味しい季節になりましたね
作者のおでんランキング
一位 大根
二位 たまご
三位 牛すじ
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