新年と言うことで箸休めに新シリーズを始めてみたり。(続くとは言っていない)(やりたいところやっただけ)(実は寝てないテンションのまま始めた)
ヘイヘイヘーイ!やあやあ諸君、突然だが自己紹介するぜ。ボクの名前は
………えー、はい、うん。
…………マルクの力を持った転生者だよコンチクショウ!!!
え?さっきまでとキャラ違くないって?当たり前だよ今のは俺のふんわりとしたイメージのマルク像を出力したもんに過ぎねぇんだから!!中身は一般ゲーム好き大学生だよ!!!!
……こほん。それはそれとして、そんなマルクの力を持った俺。これがバトル系の世界なら「ヒャッハーラスボスパワーで無双だぜ!」とか出来たんだろうけど……
「……ここ、イナズマイレブンの世界なのサ………」
あ、ここからまたマルクエミュ(?)するぜ。そう。ここは雷門中。なのでボクもとーぜん中学生なのサ。そして何よりこの世界のサッカーはフツーじゃない。ただのスポーツで回転しながら炎を出し、ドラゴンと共にシュートを放ち、挙げ句の果てにはスタンドみたいなのが出てきたりそれを纏ったり動物に変身したりする超次元サッカー。そう、サッカーなのサ。
「ボクサッカーなんて体育の授業以外でほぼやったことないのサ………」
ちなみにこの世界では体育でサッカーをやらないらしいぜ。
理由?超次元サッカーが危険すぎるかららしい。サッカー部とかクラブに入ってる奴とほぼ未経験の奴の差が現実以上に激しすぎて怪我人続出したらしいのサ。ウケる。そこまでやるサッカーってなんだよ。
………今更だけどちゃんとマルクエミュ出来てるか怪しいのサ…まあこの世界星のカービィ無いし別にいいか。
さて、あたかもサッカーをやる前提の話ばかりしてるが、別にボクは円堂に誘われなかったらサッカーをやるつもりは無いのサ。
なんというか、誘われたら腹括って超次元サッカーやろう!って気になるけど、そうじゃなかったら別に…って感じなのサ。緑川とかがあの反応で済んでる辺り懸念のエイリア編の校舎破壊も死人は出てないだろうし。
………
そんで、今は円堂が1年の時期。このタイミングか、帝国が来たタイミングで円堂から「サッカーやろうぜ!」が聞けなかったらボクはサッカーをせずに生涯を終えるのサ。この力は楽な移動手段としてのみ使おう。
そう決めて、季節は流れ………ずに、春。まだはるかぜが吹く時期。
「なあお前、九浦だっけ?サッカー部入らないか!?サッカー、やろうぜ!」
その時は、案外速くやってきた。
「………え、ボクなのサ?」
「ああ!というか、学校中に聞いて回ってるんだけどな…」
あはは、と汗をかきながら笑う目の前の少年こそが、イナズマイレブンの初代主人公。そしてその後も天馬、明日人、雲明と続くイナズマイレブンの長い歴史まあ8〜10年くらい空白期間あったけどを立ち上げた立役者。円堂守なのサ。
「…ふーん。ボクに声をかけたのは特に理由がないわけ?」
「……そうだよな、いきなり声かけられちゃそうなるよな!」
そう言って、円堂は目の前から去ろうとした、その時。
「…………おっけー、やるのサ。」
「えっ?」
「だーかーら、やるのサ。サッカー。」
「………本当か!?!?」
うわっ声大きっ。そしてよく通る。これはキャプテン。
……え?最初の会話なんだったのか?特に意味はないのサ。
まあそんなこんなで大喜びの円堂と自己紹介を済ませる。つってもクラスで授業初日に自己紹介は皆してるから、改めてのものだけどな。
「あ、そーそー。ボクのことは「マルク」って呼んで欲しいのサ。」
「えっ?」
……不味いな、いくらかの円堂でも唐突にあだ名呼びの強制はダメだったかもしれないのサ。
「わかった、マルク!」
前言撤回。つーかよく考えたら原作の時点でマックスが居たわ。
「円堂くんおかえり!」
一応最近掃除されたっぽいボロい部室の扉を開けば、女子のマネージャーであろう人物がお出迎え。彼女は木野秋、負けヒロインなのサ。
「染岡ー!半田ー!秋ー!入部希望者を連れてきたぞー!」
「マジかよ円堂!?」
「もうこの学校にサッカーに興味あるやつは居ないと思ってたぜ……」
黒髪のいかにも普通っぽい奴が半田真一、MF。ピンクの坊主のなんかコワ〜イ風貌の奴が染岡竜吾、FWなのサ。
「まだ4月の中盤なのに諦め速くねぇ?」
「ああ、マルク!こっちが染岡で、こっちが半田!こっちが秋だ!」
「ヘイヘイヘーイ!ご紹介に預かりましたボクは九浦魔琉、マルクと呼んでほしいのサ!」
「……なんだ、その変な帽子?」
「ボクのアイデンティティなのサ」
あ、ちなみに今更だけどボクの見た目は紫髪で赤と青の二股の帽子を被った………ぶっちゃけちゃうとマルクの擬人化みてぇな見た目なのサ。いやー驚いたよな、親からピンポイントでこの帽子を買い与えられるわ髪の毛は両親どっちも黒なのに紫になるわ。運命感じちゃうのサ。
つーか変とは失礼だな、それは帽子のメーカーに言ってほしいのサ。
「おい染岡……」
お、半田もしかしてフォローしてくれるのか?
「失礼だろ、てか変なのは帽子だけじゃなくて語尾もだろ」
「擁護に見せかけた援護射撃やめてくんない?」
いやまあ一般中学生がこんな格好と喋り方だったら変なのはそりゃそうなんだけど、やっぱやるなら形から入りたいのサ。なので不可抗力なのサ、これは。
…とまあ、そんな感じで自己紹介を済ませ……
1年と数ヶ月が経ったのサ。
………え?速くないかって?だってここから3人だけで練習して先2年になって1年が入ってきて部員集まらずに円堂以外の部員が怠けて…しかないのサ。そりゃこうなる。
ちなみにボクも怠けてる側なのサ。理由はやる気が続かなかったから。
いやあ先が見えてるのにこうもやる気が続かないとは思わなかったのサ。やっぱ試合しないとダメだな。
…で、そんなある日。円堂が帝国との練習試合を持ってきたのサ。ちなみに帝国は40年間FF…フットボールフロンティアという中学サッカー大会で無敗で(不正してたけど)、ボクらは部員も未だ11人に達しておらず8名。その上負けたら廃部なのサ。はっきり言って無理ゲーだな。
「…その試合、やるって言ったでやんすか…?」
まず口に出したのは栗松。1年組の1人でDFだ。前世じゃネタにされてたけど接してみると割とカワイイ後輩だぜ、こいつ。
「やるさ!廃部になんかさせない!きっちり11人揃えてやる!」
「相手は帝国ですよ?無理、絶対無理。」
「ボコボコにされて恥かくだけですよ!」
「結局廃部ってことか…」
「この部室ともおさらばッスね…」
円堂は闘志を燃やしているが、残りの1年組の宍戸、少林、壁山、ついでに半田も諦めムード。まあそりゃそうなのサ。
「お前らなぁ!サッカーを愛する気持ちさえあれば、不可能だって可能になる!何も始まってないのに、諦めちゃダメだ!諦めちゃダメなんだよ!!」
「…でもよ、円堂ぉ。実際ボクら8人だけ。つまり残り3人をサッカー部に入りたてのヤツで埋めないといけないんだぜ?その上ボクら殆ど練習してないし、相手は強豪中の強豪なのサ。それでもやるのか?」
「…当たり前だ!試合はやってみなくちゃ分からない!勝利の女神は、諦めたやつには絶対微笑まないんだよ!!」
……なるほど。
………怠けてた身で何を言うか、という話だが…気に入った。それでこそ円堂守なのサ。
「…おーけー、じゃあ乗った。帝国をぶちのめしてやるのサ!」
「…マルク!!」
「マルク先輩、本気ですか…?相手帝国ですよ…?」
「今から頑張った所でどうせ無理ッス…」
「ま、ボクは面白い方に乗るだけなのサ〜」
「……マルクお前、1年の頃からそうだよな………」
そう。ボクは校内じゃ「面白そう」と思った事はなんでもやらかす事で有名なのサ。原作からしてそんなもん。でもこれでもラインは弁えてるぞ、最高でも落とし穴掘ったり購買のパンをタバスコ入りにすり替えたりとかしかしたことないぜ。
「よーっし!それじゃ早速部員集めだ!」
「あ、ボク部員集めには協力しないのサ。」
「…えっ?」
「ボクは1人で勝手に練習してるのサ、それじゃ〜」
「あ、ちょっ、マルク!?」
「……キャプテン、分かってましたよね?マルク先輩の制御不能さ……」
「あはは…アイツ悪い奴じゃないんだけどなぁ……」
そんな訳でやってきたのは河川敷。え?まだ学校の時間中じゃないかって?魔力で分身作って誤魔化してるのサ☆
割とよくやるんだぜ、これ。たまに木野辺りから小言言われるけど、こんな力使ってるなんてバレないからへーきへーき!
「さて、と……」
ボクの魔法(サッカーの必殺技ではない)は体内にある魔力を使っている。ボクは人間の身体でありながらマルクと全く同じ魔力を持っているので、それを使っている、という原理らしいぜ。
そして、サッカー講座系の動画を何故か原作でガラケーが出てたのに既にあるスマホとそれによって手軽に見れるYouTubeで見漁った結果、どうやら魔法と必殺技には共通点が3つある事に気付いた。
まず1つ、イメージ。どんな技を使いたいか、というイメージがなければ中々必殺技というのは成功しない。
必殺技なら「強いシュートが打ちたい!」、魔法であれば「魔力を使ってこういうことがしたい!」だとかそういうぼんやりしたのでもいいからイメージが必要だ。じゃないとまずその技のために何をすればいいのかすら分からないんじゃあな、そりゃ当然だ。
ちなみにボクの場合は「ゲームで見たマルクの技を再現したい!」でだいたいなんとかなったのサ。
2つ目、体内のエネルギー。
もっと詳しく言えば、体内のエネルギーを結果に出力するということ。この場合のエネルギーは魔法なら「魔力」、必殺技なら「気」だな。
例えばボクのマルク砲であれば、口から体内の魔力を放出してビーム砲にしてる。円堂守が後々覚えるマジン・ザ・ハンドであれば、手で心臓に体内の気を送り込んでから放出。魔神として召喚してシュートを止める。どちらも体内のエネルギーを何かしらに変化させてるのサ。
最後に3つ、少なくとも人間の身体で使うと疲れが溜まる。
そりゃそうだよな、体内のエネルギー使ってんだもん。そりゃ疲れる。よく創作とかである「魔力が切れたら気絶したり命に関わる」とかはないだろうが、使い切ったらそれはもうプロのアスリートがやる運動量に近いのサ。当然サッカーでもそう。必殺技なんてポンポンポンポン撃ってたらすぐガス欠するのサ。
…と、こうも共通点があるなら魔法を必殺技に落とし込むくらい訳ないだろ、と思ってたんだが……
「ぜんっぜん上手く行かねぇのサ………」
そう、上手く行かない。具体的にはサッカーボールや相手選手が耐えれる威力にならない。だってこれ元々戦うための技なのサ。威力を下げ過ぎたら超次元サッカーですら使い物にならなくなり、かといって威力を下げないと超次元サッカーですら耐えきれない。どうしろってんのサ。
「………マルク砲は一旦諦めるか」
そしてボクは
……待てよ?マルクって玉乗りしてたよな?んでイナイレにもあったよな、玉乗りする技。
……………やってみるか。
「たまのりピエロ…!………一発で出来たのサ………」
見事にボールの上に乗って玉乗りの要領で素早く動き回る。つーかこんなん気とか云々全く関係ない技術の範疇に近いからそりゃ出来るのサ。この身体結構身体能力高いっぽいし。とりあえずドリブル技はコレでいいとして、じゃあ次は…シュート技だな。イナイレの華だし。
まずボールをヒールリフトで空中に上げて…弓を射るように、イナイレで言うならばサイキックボウのように無を引っ張る。そうすればボールは空中、ボクの眼の前で静止し、ボールの周りには無数の光の矢が。そう、これこそが…!
「アローアローなのサ!」
…うん、威力はいい感じに調整できてる。つーかマルク砲の火力が高すぎて今のボクの技量じゃ調整できてなかっただけっぽい。これなら超次元サッカーとして扱えるだけの威力と安全性を兼ね備えてるのサ。にしても、なんか成功するとテンション上がってきたのサ。
「おーっほっほっほ!一発で出来ちゃうボクって天才?ちょっともう一発撃ってみるのサ〜」
そうして楽しくなって暗くなるまで打ちまくってしまい、ボクは結局風丸の加入イベントや円堂とのタイヤ特訓イベントを逃したのサ。
・マルク主くん
描写してないけどサッカー部で過ごしてる間にマルクエミュ(?)が楽しくなってイタズラ好きになった。基本的にサッカー部の面子以外に被害が行かないようにはしている。翌日以降はちゃんと皆と練習に参加した。地味に顔がいい(本人に自覚なし)。多分GO作品で余った技枠に「イケメンUP!」付けられてる。
・たまのりピエロ
この技を見てこのクロス思いついたまである。
・雷門中サッカー部のみなさん
マルク主に振り回されてる人たち。なんだかんだ根っこは悪いやつじゃないのは知ってる。