ポケットモンスターロストライズ   作:鈴ー風

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ども、1話目の投稿です。といっても、実質プロローグです。
ざっくり言うと、トレーナー版のポケモンバトルです。

では、ご覧ください。


第零話 始まりの始まり

 ポケットモンスター。縮めて、ポケモン。この世界に生きる、不思議な不思議な生き物。山に、海に、空に、町に、人の力の及ばない空間や宇宙にまで、ポケモンはいたるところに生息している。我々はポケモンを時に戦わせ、時に協力しあい、共に力を合わせながらお互いによい関係を結びあってきた。

 

 そしてある時、奇跡が起きた。

 

 ポケモンと遊んでいた子供が、突如としてみるみるその姿を変え、ポケモンの特徴を模した姿になったかと思うと、そのポケモンの力を使ったのだ。未だその多くが謎に包まれているポケモンの力を、ごくわずかとはいえ人間が顕現させ、手にしたのだ。ポケモンと融合…いや、一体化したかのような変化。人間はこの力を「ライズ」と呼び、その担い手を「ライザー」と名付けた。ライズは、人間とポケモンの絆の結晶だと謳った。

 また同時期、ポケモンにも変化があった。何と、ポケモンが人間そっくりの姿となったのだ。ライズに共鳴するように発覚したこの力は「ナイズ」と名付けられ、人類が大きくポケモンの秘密に迫る足掛かりとなり、希望となるーーーーこの時は、誰もがそう信じて疑わなかった。

 

 

 

 

 

 だが、ここで人間は大きな過ちを犯した。

 

 

 

 

 

 

 人間は、あろうことかポケモンを追放したのだ。人間はポケモンがもたらす大いなる力に恐れを抱き、人とポケモン。その絆まで、自らの手で断ち切ってしまった。そうして人間たちはポケモンを追放し、居場所を追われたポケモンたちは、人が立ち入らぬ深き森や洞窟へと追いやられた。

 

 それから五年。人間は、ライズの存在を闇に葬り、あろうことか畏怖の対象となったポケモンたちまでも世界中から葬ろうとしていた。

 

 だが、忘れるなかれ。ポケモンとの決別は、決して人類の総意などではない。大人に流され、友を、家族を、パートナーを奪われた子供たちは、まだ全てをーーーーいや、まだ何も諦めてはいない。さぁ、少年少女たちよ。始まりの時だ。

 

 ポケモンとの絆を断ち切った辺境の地、「ズィーラ地方」。

 

 この地を舞台として、君たちの勇気と愛に満ちた、戦いと反逆の物語が、今、始まるんだ。

 革命を始まってしまったら、もう後戻りはできない。世界を敵にまわして、傷つきながら前へと進むしかないんだ。覚悟を決めて飛び込むがいい。

 再び人とポケモンが共に笑い合える、その日を目指してーーーーーーーー

 

 これは、奪われたものを取り戻すため、世界に、不条理に立ち向かっていく、ライザーたちの戦いの記録である。




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