レダと同士たちVS褪せ人&ティエリエ&アンスバッハ&血の貴族ナタンwith…… 作:風袮悠介
諸々があってミケラを倒し、エルデンリングを得てラニの王になった褪せ人。
気が付いたら再び時間が戻っていて、なんかよくわかんないけどもう一回王になるべく頑張ることになった。
他の面々と初対面のような形となったものの、ラニだけは前回の記憶を保持していたらしく、イベントを全てこなすと「やはり私の王だ」と、覚えていたことを暴露された。
心が折れかけていた褪せ人はちょっと嬉しくて泣いた。
そうやって頑張って頑張って、モーグのニーヒルを乗り越えて、再び影の地へ向かうことになった褪せ人は思った。
あいつ、なんだったんだ? と。
そう、カーリアンウィル……えーっと、ウィン・ゴッドゴール……ど? ゴッドゴールド・マリカ。ではない、マリカルス? マリカリス? ええいわからん!
どうでもいい、とにかくゴールドだ。ゴールドでいい。
ゴールドと名乗ってレダたちとの戦いに割り込んだあいつはなんだったんだ? と改めて疑問に思った。同時に血の貴族ナタンって誰だったの? と。
すっげぇ意味深なことを言ってたので、気になった褪せ人はまずラニに聞いてみた。
カーリアンウィル・ウィン・ゴッドゴールド・マリカルスとか言う奴知ってる? と。
知らん、誰だそれは? と返された。
なんだよあいつ?
もっともらしいことを言ってたしカーリアなんて名前が入ってるしマリカって名前も入ってるから関係者かと思ったらそうじゃねぇのか誰だお前!?
「しかし随分とこう……豪華で不敬な名前だな、我が王よ」
ラニに苦い顔をされながら言われたことに、褪せ人は頷くしかなかった。
気になったので、褪せ人は改めて情報収集を始めた。
まず円卓に戻ってフィアに聞いてみた。死王子ことゴッドウィン? に関係してるかもと思ったからだ。
カーリアンウィル(以下省略、って知ってる? と。
その名前を二度と口にしないでください、と言われた。
知ってるのか!? と思わず食いついた褪せ人だったが、つーんとフィアが拗ねて黙ってしまったのでそれ以上聞けなかった。
どうやらイベントのフラグ管理に失敗したらしい。なんとなく巻き戻る気がしたので、次の機会に聞いてみよう。
仕方がないので次に、血の貴族について調べることにした。
実は血の貴族、侵入してくる奴。倒して消える前に聞いてみた。
血の貴族ナタンって知ってる? と。
知らぬ、と返された。
ますますなんなんだあいつ?
同じ血の貴族が知らねぇってなんだよ。
血の貴族だろ。モーグと同じなんだろ。
そこで褪せ人、失敗に気づく。
モーグに聞けば良かったじゃん、と。
仕方がないので次の機会に聞いてみよう。
「その、我が王よ。どうもその男が気になって仕方が無いのか?」
とある祝福での休憩中、小さいラニに聞かれた。
気になってしょうがない。ラニは知らないかもしれないが、とても衝撃的な現れ方をしたんだ、と返す。
「だったら、もう一度本人に聞いてみたらどうだ。この旅の最中に、どうせ出会うのだろう?」
それもそうかと納得し、褪せ人は進んだ。
以下省略。
再びレダと同士たち、そして褪せ人とアンスバッハとティエリエが集う。
三対五の中で一色即発の空気が際立つ中、褪せ人だけがそわそわしていた。
なんでゴールドとナタンが来ないの? と。
前回来ただろうが!? なんで前回は来て今回は来ないんだよ!?
今回は探して回ったのに見つからなかった、でこの場に来ないってなんなんだ!?
前回だって知り合いでもなんでもねぇだろうが!! と。
「どうしました、褪せ人殿」
アンスバッハが心配そうに聞いてきたから、褪せ人はなんでもないと返す。
仕方が無い、とりあえずこの場での戦いを切り抜けよう。なーに相手の手の内は知ってる、どうとでもなる。
そのとき、レダたちの後ろから一人の男が現れた。
「!?」
褪せ人は驚いた。めちゃくちゃ驚いた。
アンスバッハもティエリエも驚いた。
そこには知らん男が立っていた。
え、誰!? 誰なのお前!? ゴールドでもないしナタンでもない!
褪せ人は混乱するしかなかった。
服装は裸だった。頭には何故か壺を被っていた。
手にはダガーと聖印を握っている。
アンスバッハもティエリエも、驚きの余り固まっていた。
変態が現れた、としか思えなぬ構図だった。
その変態が、レダの肩を叩いた。
「久しぶりだな、レっちゃん」
レっちゃん……!? す、すげぇ親しいな!?
突如として現れた男に、レダと同士たちは驚いていた。壺頭? と呼べばいいのかわからないが、とにかく壺頭はレダの頭を優しく撫でていた。
「もう大丈夫だ……小生が来たからな。あの泣き虫で人見知りだった女の子が、立派に成長した者だ」
「お、お前は……」
レダは驚きのあまり肩を震わせていた。え、知り合い? 知り合いなの?
壺頭は一歩前に出て、褪せ人たちにダガーを突きつけた。
「小生、レダとの盟約により現れた
何! レダの味方だと!?
褪せ人はさらに焦った。まさか、自分が知らない間にレダの仲間が増える出来事に遭遇してしまっていたのか!? と。
裸同然の装備にダガーと聖印などという珍妙な出で立ちだが、放つ覇気は強者としては本物だ。
「これは……! 手強そうですな……!」
「それでもトリーナ様のため……止まるわけにはいかない……!」
アンスバッハとティエリエが気合いの声を出す。二人とも、新たな刺客を前に、緊張してみた。
一応聞いてみた。
二人はあいつ知ってるの? と。
同時に知らないと答えられた。
マジかよ。
このパターンはもしかして……と褪せ人はレダたちを見ると、なんか全員が困惑しっぱなしだった。
予想通りか? いやブラフの可能性が……と褪せ人は迷ったが、聞いてみる事にした。
記憶違いならすまない、レダと同士たちとはかつて語り合ったことがある。
しかしお前のことは知らない。レダよ、秘密にしていた仲間か? と。
褪せ人がそう聞くと、全員が助かった! と言う顔をしていた。どうやら前回と同じらしい、なんなんだ本当に。
レダは口を開いた。
「し、知らない奴だ……」
しかしヘルムの下の顔は真っ赤で、所在なさげに軽大剣を持つ手を握ったり開いたりしている。
嘘だろ、今回は知ってるパターンか!? と。
どうやら近衛三郎右衛門という男とレダは知り合いらしい。そしてのっぴきならぬ関係とも察した。
気になる。こいつなんなんだ。そこで褪せ人は追加で聞く。
お前、カーリア(以下略を知ってる? と。
知らん誰それ? と返された。
なんだよお前、お前も知らないのかよ。
「もう話は終わりか? 行くぞ、これにて月光を太陽光に変える!」
ちょっと待てまた気になる単語が、と褪せ人が止める前に戦闘が始まってしまった。
仕方が無いので撃破し、ミケラを倒し、エルデンリングを得てラニの王になった。
次こそは謎を解き明かしてみせる、と胸に誓って……。