ブルアカ転生記譚 作:背教者
今話はアヤメ→セリカ視点です
事後処理に時間掛け過ぎと思われるかもですが、もう暫しお付き合いください(長い)
セリカ視点でAI絵が2枚あります
後書き最後に『Vol.4→1 正義求むる戦乙女編』の修整内容についてご報告もあります(カヤ関連ではないです)
レイトさんを乗せたFOX小隊のヘリが戻ってきたのを契機に、私達は作戦司令部の教室から外へ出た。
彼はゲヘナ風紀委員長の空崎ヒナの手を掴まって歩いていた。思っていたよりは足がしっかりしている。FOX小隊の
更に彼の負傷を見て、私は眉を顰めた。
右腕は上腕の半ばから黒く焦げており、肌は罅割れ、焦げ切った肉が割れ目から覗いている。境目部分は今も熱に当てられてか赤く腫れ、水膨れも起きていた。
トレードマークとも言うべきコートを脱いでいるのは肌に引っ付く二次被害を避けるためか。
制服のカッターシャツも肩口で破かれていて、見るも無残な有様だった。
ヒナさんと手を繋いでいる左手は、前腕半ばまで袖を捲って露出している肌が炭を擦りつけ、更にその上から墨を塗りたくったかのようにくすんだ黒に染まり切っていた。
袖に隠れてどこまで左腕は黒ずんでいるかは分からない。
そして少し近付けば、風に乗って肉の焼けた臭いが鼻を突いた。
……古い友人が好きなそれとは違う、鼻の曲がりそうな焦げた臭い。
人肉が焦げた臭いだ。
百鬼夜行は祭りの花形だとして花火が盛んだ。その実験の事故で火事が起きる事もままある。彼から漂ってきた臭いは、救助活動の中で大火傷を負った人を助けた際に嗅いだ事があるものと同じだった。
その人は命は助かったけど、燃え盛る柱に潰されていた両足は切除しなければならなかった。両手が無事ならとまた元気に花火開発に勤しんでたから私を含めて関わった人達も引き摺らなかったけど。
しかし、彼の場合は……
「―――応急処置します! レイトさん、こちらへ!」
絶句する私達をかき分けて進み出たのは眼鏡を掛けたゲヘナの生徒だった。鉄蛇作戦終盤でカウントを担った子―――たしか火宮チナツといったか。
彼女に帯同する形で治療班と思しき装いのゲヘナの子も二人ほど出てきた。
「火宮か……処置にどれくらい掛かる?」
「えっ? えっと……患部を冷やしつつ、リオ会長が用意された病院へ搬送するので……」
「なら冷やしながらでいい。ヴァルキューレが来るまでに傭兵達から訊きたい事と、先生や後輩達に話しておかなければならない事がある」
「先輩!?」
「何を言ってるんですか!?」
"レイト!?"
「ちょ、それはマズいよ!」
アヤネさん、チナツさん、先生、私の順で彼の言葉を咎める。
移動中は寝て休んでいるべきだけど、でも話がしたいならと留めはしなかった。体を動かす訳ではないからだ。
けどその重症を押してまだ動こうとするのは訳が違う。
「火傷を嘗めちゃだめだよ、下手しなくても命に係わる! 話を訊くのはこっちでやれる! レイトさんが話したい事もベッドの上で出来るよね!?」
「……話したい事は確かにそうだ。だが訊く事は今しか出来ない、俺がやるべき事だ」
私の詰問に、しかし彼は折れない。
本当に何を背負っているのか。それを知らない自分にも、意固地になっているように見える彼にも苛立ちが募った。
そこで先生が歩み出た。
チナツさんの隣に並んで、レイトを見る。
"それは、本当に君がやらないといけない事なの?"
「ああ。ブラックマーケットの傭兵、背景、その裏事情を知る俺でなければ、おそらく気付けない事がある」
"…………たしかに、君は詳しいらしいね。ハスミから聞いてるよ"
ふ、と肩を揺らしながら先生が苦笑する気配。
それからくるりと振り返った。振り返る最中は苦笑だった顔を、すぐに毅然としたものに改めた先生が口を開く。
"チナツ、患部を冷やすことは座ってても出来る?"
「え!? ええっと、はい、本人が座っていられるなら……」
"じゃあその準備をお願い。アヤメ、椅子を一脚取って来てもらえる?"
「いいけど……レイトさんの好きにさせるの?」
"ヒナも言ってたけど、言っても聞かなさそうだからね。なら手早く済ませられるようにした方がいいと思う"
そう先生が言うと同時、彼の左手を握っている――それで介助が成り立つ辺り、どうやら左腕の機能は残ってるらしい――ヒナさんが嘆息した。
「思う所はあるでしょうけど、その方がいいのよ。色々な意味でね」
「……すまない」
「謝るくらいなら初めからやらないでほしいのだけど?」
彼の謝罪に、じろ、と半目になった紫紺の瞳を向けるヒナさん。口出し素振りは無かったけど彼女も憤りはあるらしい。
その無言の抗議に彼はバツが悪そうに眉を寄せたが、それには謝罪をしない。
意思を曲げる気は無いらしかった。
"あとは、日除けになりそうなものがあれば……"
「それなら、救護車のバックドアに座らせましょう。多少は日除けになるし、治療道具もあるから処置が楽になるわ。チナツ、救護車をここまで動かしてもらえるかしら」
「分かりました、委員長」
「ん? じゃあ私は椅子は取ってこなくてよさげ?」
レイトさんを座らせるための椅子を取ってくる事が先生の指示だった。でも救護車に座らせるというのなら必要無くなる。
そう思って聞いた問いには、彼が反応した。
「いや、持ってきてくれ」
「え、でもヒナさんの話だと要らなそうじゃない?」
「俺のではなく、俺が質問する傭兵の分だ」
「えー……」
彼の言葉に、私は難色を示す。
アルさん達はまだ受け入れられた。彼女達は連合作戦についてはワカモさんから共有されて初めて知ったし、拉致されかけた柴大将を善意で助け出したから。
違法グループで、傭兵だとしても、人として踏み外しちゃいけないラインは越えていない。
でも捕らえた者達は違うのだ。彼ら彼女らは曲がりなりにも人死にが出ると分かった上で依頼を受けた者達だ。直接的ではないとしてもである。
「頼む。必要な事だ」
「……はぁ……分かったよ」
ただ……まぁ、本当に必要だというのなら仕方ない。
再度お願いされた私は、そこまで強い意志で拒否していたわけでもなかったので折れて、教室へと椅子を取りに戻った。
「甘いなぁ、私……」
誰だって出来ることの頼みだった。
頼む、なんてよく言われてきた。
―――それに忌避感を抱かなかった。
その理由を自覚している私は、自身に苦笑を零したのだった。
ゲヘナの戦車部隊、風紀委員の装甲車、そして私達アビドス在校生組の装甲車がアビドス校舎に戻ったのは、レイト先輩がヘリで戻ってからおよそ10分後の事だった。
半壊で見るも無残な校舎とは裏腹に、校庭いっぱいに人が居て、入りきらなくて戦車や装甲車が校門の外に連なって駐車されてる風景は圧巻の一言。見た事ないくらい賑わっている様子は、閑散としてしまったアビドスには似つかわしくない。これが殆ど住人のそれでないとしても感じ入るものがある。
それをぐっと堪えながら校庭に入って駐車された装甲車を降りたのだけど―――
「……レイト先輩、何やってんの?」
校庭の一角に纏められた捕虜の傭兵達の前に出来た人だかりにいる先輩の姿を見て、困惑した。
観音開きになった救護車のバックドア部分に腰掛けて腕の治療を受けつつ、対面に一人の傭兵を座らせ、何かを話し込んでいる先輩がいたのだ。点滴を受けてるから多分脱水症状もあるだろう。
傍らには空を飛んで援護していたゲヘナの風紀委員長、ヘリで援護していたSRTの人達、共闘したSRTの人達、便利屋の人達、アヤネちゃんと先生もいるけど……
一体何をしているのかと私は頭の中が疑問でいっぱいだった。
そんな中で駆け寄ると、先輩がこちらに目を向けた。
「戻ったか。怪我も無さそうで良かった」
「いやそれ絶対今の先輩が言えるセリフじゃないわよね!?」
「バッカじゃないの!? 本当にバッカじゃないの!?」
「先輩、鏡を見た方が良い」
「流石に休まれた方が……」
そして、そんな事を宣うものだから私は衝動的に口を開いていた。セリア先輩達も口々に――ノノミ先輩だけマイルドだけど――言っていた。
彼がヘリを降りた時点で通信は切れて、それ以降何をしているかは知らなかったのだが―――まさか、こんな無茶をしているなんて思わなかった。ゲヘナとミレニアムの人が諦めざるを得ないくらい何か急いでる風ではあったけど、それは便利屋の人達へのお礼や事情聴取で終わりだと思っていたのだ。
一体なぜ、そんな負傷を押して……
「なんでそんな大怪我してるのに休んでないのよ!?」
「やるべき事があっただけだ」
「事情聴取とかならヴァルキューレか私達に任せればいいでしょ!」
「……いや、事情聴取とは少し違う」
「はぁ?」
私はてっきり自分がアビドスのトップだから事情聴取をと考えているのだと思っていた。
けれど違うらしい。
「じゃあ一体何のために……」
「後で話す。今は一先ず待機していてほしい」
それだけ言って、先輩はまた椅子に座らせている傭兵の方へ顔を向け直した。
それ以上は教えてくれないらしい。
止めようと思ったけど、先生達もなぜか止める素振りが無い。
理由もなく重傷を押して動く事を先生やヒナさん達が許すとは思えない。つまり彼女達が黙らざるを得ない何かがあったんだと思い、黙っておく事にした。通信が切れている間に何があったか知らないし、下手に止めて引き延ばしても体に良くない。
今後はそういった事を私達も出来るようにしてほしいけど……
とりあえず私は、事の経緯を見ていただろうアヤネちゃんの下へ向かった。
「アヤネちゃん、これどういうことなの?」
「あはは……えーと……うーん……私にも事情聴取というか、状況把握してるようにしか見えないんだけどね……」
苦笑しながら言葉に悩むアヤネちゃんから訊けたのは、私が思ったのと同じ事だった。
じゃあ私合ってたじゃん! と思ったけど、でも先輩は違うと言ったし。
うーんと私も悩んだ。
そうして首を傾げる私の左肩口にシロコ先輩が「ん」と顎を乗せた。
「ちょっ、シロコ先輩、肩に顎乗せるのやめてよ。重いってば」
「ん、ごめん。でも乗せる」
「ふふ、じゃあ私は右肩に乗せちゃいますね~」
「ちょ、ノノミ先輩……!」
装甲車内で抱きしめてきたのと同じノリで後ろからハグしてきて、更に顎も乗せてくる先輩達。両肩に重みが掛かるし、背中には制服越しだけど暖かさを感じるしで、人目もあって恥ずかしさで顔が熱くなる。
目の前のアヤネちゃんはあははと苦笑するばかり。
セリア先輩も訳知り顔みたいに皮肉げな笑みを浮かべて見てるだけだ。
「随分仲が良いね。セリカさんって愛されキャラなんだ?」
そんな様子に混ざってきたのは百鬼夜行で知り合ったアヤメさんだった。彼女は微笑ましいものを見るような目で笑っていた。
「ちょ、アヤメさん……! 私そんなんじゃないですって! てか助けて下さい!」
「ん、セリカはアビドスの新入生だから。渡さないよ」
「うふふ、渡しませんよー」
「そっかー。じゃあ無理だ」
「アヤメさん……!?」
「ごめんね、セリカさん。私も恨まれたくないからさ」
「いや絶対茶化してますよね……!」
「バレたか」
「隠す気ゼロですよねあんた……!!!」
茶目っ気たっぷりに笑うアヤメさんに、私は怒りを燃やした。
百鬼夜行にいた時は大変そうだったけど色々解決したからか伸び伸びとしてる。
この人、ぜったい素は自由人だ!
立場が関係する時は真面目にするけど関係ない時ははっちゃける方の人だ!
「あはは、ごめんごめん。お詫びに何があったか教えるから許してよ。まあそんなに多くないけどさ」
私の怒りを見たのか、それとも元々話す気だったけど茶化したかっただけか、アヤメさんは私が知りたかった事を教えてくれるようだった。
アヤネちゃんから訊くつもりだったのだけど……
まあ教えてくれるならと、一先ず私は気持ちを落ち着かせた。
「なら……先輩はどんな話してたんですか?」
「傭兵達が依頼を受けた経緯周り全般かな。便利屋の子達との話は通信で聞いてた?」
「はい、聞いてました」
「ならあんな感じって言えば分かるかな。ただ依頼の確認、やり取りについてはちょっと細かく聞いてるね」
教えてもらった事を聞いて、脳内で反芻する。
出てきた結論は、さっきレイト先輩に否定された事で。
「…………いや、事情聴取じゃ?」
「今のところ私も全面的にそうとしか思えないけど、まあ『少し違う』だから部分的に違うのかも?」
でもそれはアヤメさんによって肯定された。
アヤメさんを見れば、やや懐疑的な目を彼に向けていた。
やはり彼女も思う所はあるらしい。
まああんな大怪我してるのに現場に出張ってればそりゃそうだろうけど。
つまり―――彼が『少し違う』といった事情聴取以外の話は、まだ出ていないという事。
これからそれが出てくるという事なんだろう。
結局黙って聞いてるしか無いのかもしれない。
「話を戻すが―――つまりお前達は、依頼を受けた際、直接対面はせず書類も交わしていないという事だな」
「そうだよ、全部スマホでやり取りした。ブリーフィングも依頼を受けた連中全員に向けた動画だったよ」
「なるほど……」
レイト先輩は点滴を受けたまま、何かを深く、静かに考え込むように目を伏せる。
重傷を負ってまで何を確かめようとしているのか、私にはまだ分からない。
「ねぇ、今いいかしら?」
それはゲヘナ風紀委員長、空崎ヒナだった。
いきなりのビッグネームに、共同戦線こそ張ったけど対面では初めての私はびしりと固まった。
去年会ってるのだろうシロコ先輩とノノミ先輩は変わらず左右に顎を乗せたままだ。
アヤネちゃんも少しオロオロしていると、セリア先輩が溜息を吐いて前に出た。
「ヒナ。どうしたの?」
「まだ彼の話は続きそうだし、今の内にアビドスの新入生に挨拶をと思ってね。今後白銀条約の作戦か、彼の傭兵稼業の引継ぎか何かで会うでしょうから」
そう言ったヒナさんが、ちら、とこちらを見上げてくる。
縦に伸びた瞳孔と紫紺の瞳からは圧のようなものを感じた。童顔で小さな体躯だけど、それでも侮れないなにかが彼女にはある。
応じるためにも、私はぐっとそれに抗った。
「は、初めまして……一年の黒見セリカです」
「改めまして、奥空アヤネです。この度は救援ありがとうございました」
「風紀委員長、空崎ヒナよ……救援に関して礼は要らないわ。校舎防衛に関して風紀委員は然程関わってないもの」
『―――そうだとも、礼なら風紀委員ではなく我が万魔殿に言うべきだ!!!』
「わっ!?」
「きゃっ……」
いきなり割り込んできた通信に耳がキーンとなってアヤネちゃんと揃ってビックリする。両肩に顎を乗せてる先輩達もびっくぅって体を震わせていた。セリア先輩も同じ。
同じく通信を聞いている筈のヒナさんは、馴れた事のように溜息を吐いていた。
「マコト先輩。いきなりの大声は鼓膜に悪いです、やめて下さい。彼女達もびっくりしてます」
そう苦言を呈したのは、いつの間にか近くに来ていた虎丸という戦車から指示を飛ばしていた人だった。
確か万魔殿の戦車長という立場にある人だった筈……
『キキッ、戦場でそんなことは言ってられんだろう! アビドスのお前達もこれを機に馴れておけ! 白銀の鋼鉄機械との戦いではこれくらい普通だからな!』
「まあ……大火力の応酬なので、間違いではありませんが……」
「あ、あはは……えっと、マコト議長もありがとうございました。イロハさんも、改めてありがとうございます。本当に……」
「……たしかに、本当に助かったわ。ありがとう」
向こうには見えない筈なのに、彼女は律儀にぺこりと頭を下げながらお礼を言っていた。
私もそれに倣う。
実際助かったのは事実なのだ。
『キヒヒッ! 大した事ではない、この程度なんて事はないからな!』
「指揮したの先生と私ですけどね……」
「あーそういえばイロハさんがシャーレに来たの、議長からの指示だって言ってたよね」
機嫌よさげなマコト議長、やや呆れ気味のイロハさん。
その二人の会話に、アヤメさんが思い出したようにそんな事を言った。
なんでゲヘナの戦車に先生が乗ってきたんだろうと疑問ではあったけど……
「そうだったの?」
『いかにも、私の指示だ。シャーレの先生の評判はあの男から聞いていた……―――ところで、アビドス生はあの男以外揃っているか?』
「え? あ、うん……じゃなくて、はい、揃ってます」
『そうか。どうせあの男が好き勝手やってる間暇だろう? 丁度いい、今の内に話しておく事がある』
「え……っとー……」
マコト議長からの申し出に、私は視線を彷徨わせた。
シロコ先輩達も流石に真面目な空気を感じ取ったか、私の両肩から顎を外した。二人の表情は疑問のそれ。アヤネちゃんも困惑顔。
セリア先輩は眉根を寄せてたけど、なにか思い当たる事でもあるのか困惑は無さげだった。
一応対策委員会の副委員長だから事前に何か聞かされているのかも……?
「セリア先輩、任せたわ」
「はいはい……マコト議長? その話、レイト先輩抜きでいいの?」
『構わん、奴も同意している事だ』
『―――正確には、彼に以前提案された事よ』
更に通信に割って入ってきたのは、おそらく病院の手配や破損したと思われるオーバードレールキャノンの運搬、修理の手配をしていただろう調月リオ会長だった。
ただ示し合わせたように言葉を引き継いだ辺り、通信で黙っている間、裏でマコト議長と話し合いをしていたのかもしれない。
「と、言うと?」
『シャーレの先生に白銀条約に協力してもらおうという話よ』
『お前達の意見も聞いておきたくてな。だがどうせあの男の事だ、何も話していないのだろう?』
唖然とした顔でセリア先輩が私達を見る。私達も当然初耳だ、揃って首を横に振った。
「全員聞いてないって」
『はっ! だと思ったわ! 予定どうこう言って我がゲヘナとミレニアム、アビドスで顔合わせした時に先生と三校で同意を得る予定だと言っていたからな!』
『つまりミレニアムの場合は明後日に話をする予定だったという事。アヤネが同伴する以上、明後日以降を目途にアビドスのあなた達にも話すつもりだったのでしょうね』
『あるいはアビドスの顔合わせまで引っ張るつもりだったかもしれんがな』
初めて聞くことに目を白黒とさせていると、マコト議長が『だがもうそうも言ってられん』と、おそらくこの話をしてきた理由に触れ始めた。
『今回の作戦で彼は右腕を焼かれ、左腕も謎の負傷を負った。次からはあなた達が最前線に立つことになる。そしてその『次』は明日かもしれないし、今夜、あるいは数時間以内かもしれない。残るミレニアム廃墟の工場AIか、あるいは新たに発見された存在かは分からないけれど』
『黒見セリカと言ったか。一年の身で出張り無事に生還した事は評価するが、誰もがお前のように出来るわけではない。半端な実力では死傷者が出るだけ、一般人が出くわせば確実だ。我々はそれを防がねばならん』
『これまでは盟主である彼が最前線で踏ん張っていたから何とかなっていた所が大きいわ。戦力という面でも、士気の面でも』
矢継ぎ早に語られる現実。
たしかに―――先輩の存在が大きかったのだろうとは、新入生の自分でも思う。
白銀条約の締結者。
数多の自治区で交戦許可を取れる人。
その人が最も危険な盾の役回りを担っていたという事実は、参加者の心を奮わせたはずだ。そしてそれを喪ったことで今後の士気に大きく影響する事は想像に難くない。
私達は誰も盾の訓練をしていない。
残る工場AIへの経験も無い。
そもそも、私達は他自治区との繋がりが全く無かった。辛うじて傭兵稼業をやり始めたというセリア先輩、シロコ先輩があるかというくらい。
『元々白銀条約の作戦運用は問題視されている部分があったの。まあ、今回それが露呈した訳だけど……』
『アビドスの、もとい奴の負担が大きかったからな。ミレニアムでオートマタでの盾役の開発もしていると聞いていたが今回は間に合わなかったようだ』
『中々ね。悪路を踏破できる躯体の開発もだけど、耐久面が問題なのよ。既存のバリア発生装置では純粋に強度不足。彼の盾を使うにしても、オートマタだとバリアを張れなくて難航しているわ』
「え、そうなんですか?」
思わず、私の口から疑問が出た。
先輩が使う盾のバリア効果は日課の校舎防衛の際、何度か見た事があった。ロケットランチャーやグレネードランチャーなどの爆発物、対物ライフルなどの高威力銃弾を防ぐ際にほんの一瞬だけ展開するのだ。
やり方は聞いた事無かったけど、盾の機能であれば使えてもおかしくない筈だ。
でもオートマタでは使えないという。
不思議な話だった。
『ええ。原因は不明。仮に人にしか使えないにしても、それを判別している基準が分かっていないわ』
『かつて隆盛を誇っていた頃のアビドスが対鉄蛇用に拵えたのではという予測しか無いが……まあそんな事は良い。少なくとも残っている廃墟AI戦において盾は必須ではない。物量との戦いだからな』
『―――そう、物量。つまり数での戦いであり、重要なのは撃破速度と戦線維持よ』
『要するに、お前達が日頃経験してきた傭兵達との戦いのスケールアップ版だ。各方面へ指示を飛ばす司令塔があれば幾分か戦いやすいだろう? まあマコト様が音頭を取れば済む話ではあるが!』
キキキッ! と居丈高に笑うマコト議長の声に、私達は苦笑を漏らす。
対面でずっと黙っているヒナさんは遠くを見て時間を潰している様子だった。あれは多分あんまり頭を動かさず休もうとしている構えだ……
ともあれ―――二校の長が言わんとする事は分かった。
数での戦い。それも各方面というから、幾つか部隊を分けての力戦という事だ。
そこに先生の指揮が欲しいという事なのだろう。
「つまり先生の指揮が欲しいって事ね?」
同じ結論を出したらしいセリア先輩が代表するように問いかける。
間髪を入れず、『そうだ!』とマコト議長が肯定した。
『今回の作戦で確信したが、先生の指揮による力の増強は確かに存在するからな。作戦も楽になるだろう。それが白銀条約に先生を協力させたい理由、その一つ!』
「……一つ? まだあるの?」
眉根を寄せて、セリア先輩が問う。
『キキッ。あのシャーレは超法規的組織だぞ? そんなところを求める理由がたった一つなどと、このマコト様はそんな小さな考えで動いてはいない!』
『……大層な事のように言っているけれど、今後のためよ』
「今後……?」
なんかワルい事を考えてるのかとも思ったけど、リオ会長のため息交じりの言葉を聞く限り、同意するくらいには大事な事らしい事を感じ取る。
『これは私達締結者の統一見解なのだけど、あの白銀の鋼鉄機械はまだ他にも存在すると考えられるわ。それら全ての発見と対処をすることが白銀条約の存在理由……けれど、私達の代でそれを全て為せるかは分からない。次の代に繋げなければならない』
「それと先生がどう関係するの?」
セリア先輩の問いを投げると、『そうね……』と彼女は少し考え込むような黙考を挟んだ。
『……例えば、このまま何もせず指導者が変わったとしましょう。マコトも、ヒナも、私も、彼も卒業した次の代になって、廃墟AIが動き出していざ作戦を発令した時……ゲヘナにはもう白銀の鋼鉄機械はいないから関係ない事だと抜けられた場合、どうなるかしら』
「それは……戦力が足りなそうね……」
ちら、と先輩がヒナさんを、さらに彼方に見える戦車の隊列を見る。
ゲヘナ最大戦力の彼女が卒業し、戦車部隊の援護も無くなった場合、相当な苦戦を強いられるだろうと思った。
ミレニアムのエージェントを出すにしてもゲヘナ程の兵数はいないように思う。聞くところによればミレニアムは技術者・研究者が集う学園。腕っぷしに自信がある人は少ない筈だ。
『そう、各個人への負担が大きくなるわ。ゲヘナとの関係も悪くなるでしょう。そうなった後、ゲヘナに新たな白銀の鋼鉄機械が出た……そんな話が出た時、あなた達は快く協力できるかしら』
「それは……」
先輩が、言葉に詰まる。
……気持ちはよく分かる。
何を今更、と思うはずだ。こっちはこっちで対応した、もう居ないからと一抜けしたそっちの事もそっちでやるべきだ、と。
『そうなっては困るのでな。ウチには可愛い可愛いイブキがいる、イブキに苦労を掛ける訳にはいかん』
「……イブキ?」
「今年飛び級入学して、万魔殿に入った子です。可愛いですよ」
知らない人物名が出てきたけど、イロハさんが注釈を入れてくれた。
ははーん、なるほど……
高慢ちきな性格かと思ってたけどマコト議長も後輩が可愛くて色々考えてる人らしい。
『だから、各校の指導者に依るのではない形で、中立的かつ恒久的な条約機構として残すためにシャーレを巻き込みたいのよ』
『先にも言ったがシャーレは超法規的組織だ。加えて言えば、連邦生徒会直轄……キキッ。連邦生徒会の連中は腰が重いが、先生はそうではないらしいからなぁ。末端から関わらせればなし崩しに連邦生徒会も関わらざるを得んというわけだ。しかも先生は、失踪中の連邦生徒会長肝入りの要人。目障りだからと
『これで少しは補助金なり協力を取り付けられればと思うのだけれど……まあ、高望みはしないわ。予算、補給、法的権限。それらを「制度」として固定し、白銀条約をいざという時に動ける形で残せるならそれ以上は望まない』
「えーと……つまり先生の指揮と、シャーレという組織、両方の観点から白銀条約に関わってほしい。これについて私達の意見を聞いておきたい……という事?」
これまでの話を聞いた上で、セリア先輩が要点を纏めた。
そういえば私達の意見を聞きたいとかでこの話が始まったんだっけ。
『その通りよ』
『元々この白銀条約も、鋼鉄機械により死者が出た事を契機に奴が動き、各地に潜んでいたヘイローを有する白銀の鋼鉄機械を発見し、締結させたものだ。その盟主が鋼鉄機械により重傷を負った。前々から連邦生徒会長に顔が利くあの男が話を持ち掛けていたが一向に進まなくてな……いい加減、我関せずでふんぞり返る連中にも関わってもらおうというわけだ』
『何の責任も無い先生をこれに巻き込むのは少々気が引けるのだけれど、致し方ないわ。生徒のためと思って受け入れてもらう』
憤懣やるかたなしと声音に苛立ちを混じらせる現三大校のうち二つのトップの言葉に、やや気圧される。彼が負傷した事に関して、連邦生徒会が関わらなかった事も要因だと考えている事が読み取れる。
もしかしたら私が思っている以上にレイトとこの二人の関係は深いのかもしれない。
『今動き出しているのは私達の独断だが、先生の指揮の有用性、中立的組織故の条約保全、シャーレを介して連邦生徒会を巻き込むことの三点は奴からの提案、つまり同意している事だ。そこは安心しろ』
『以上が私達締結者三名の意見よ。あなた達の意見を聞かせてもらえるかしら』
「…………ちょっと相談させて」
『勿論よ。しっかり論議してちょうだい』
『存分に悩め』
額に手を当て、顔を顰めながらセリア先輩が言う。二校の長は分かっていたようにそれを受け入れてくれた。
まあ実際話し合うこともせずに出せる事でもない……
「で……みんな、どう思う?」
「どうって言われても……」
セリア先輩の促しに、私は言葉に詰まりながら他の面々に目を向けた。
「ん……そもそもトップ3人が合意してる事に何の意見を求められてるのか……賛成か反対か、だけじゃないよね……?」
「えーと……多分シャーレの先生を巻き込むことの賛否と、あと否定意見の場合は代替案を出さないとって事でしょうね……」
「代替案と言われても、私達じゃ……まあそもそも反対する程の事じゃないですけど……」
とはいえシロコ先輩、ノノミ先輩、アヤネちゃんも困惑しているのだけれど。
そりゃあ何も聞かされてない状態でこんな話をいきなり言われても困惑である。
「ま、
セリア先輩がそう言いながら、助けを求めるように視線を彼方へと向ける。
私達もそちらを見れば、最初は捕虜一人と青年の一対一の対話だったのが、今は先生といつの間にか戻っていたワカモさんが会話する光景に変わっていた。
話していた捕虜は元の場所に戻されてるし、レイト先輩の姿も見えない。
「あれ? ワカモ先輩、帰って来てる。レイト先輩も居ないし……いつの間に……?」
「ほんの数十秒前だよ……」
「そうだったんだ……ん?」
私の疑問に、ほわほわとした声音の返答。
一瞬流しかけたけど、あれ、この声聞き覚えが無いなと首を傾げ、声がした方へ顔を向ける。
爽やかなピンク色の髪が、次にむにっとしてそうな肉付きの顎や首筋、首に掛けられたヘッドホンが視界に入った。私より背も高い。
見覚えが無いからゲヘナかな、それともミレニアムかと思って、ヘッドホンの有線ケーブルに沿って制服へと目を向け―――
想像してないレベルの肌色率と下着同然の恰好が視界に入ってきた。
「ぶ―――っ!? なっ、ちょ、なん……!?」
「ん……? なに?」
「なんっっって格好してんのよあんた!? ほぼ下着じゃないのそれぇ!?!?!?」
その人は制服らしいブレザーとシャツを着崩して、ファスナーのついたエナメル素材っぽいブラジャーを曝け出した痴女もかくやの恰好だった。
プールとか海辺とかならまだ理解はできる。
いやファスナー付いてるのは理解不能だけど、恰好の方は理解できた。
……もしかしてアビドスが暑すぎて着崩してる、のか?
いやでもやっぱりファスナーおかしい。
百鬼夜行にも2年生で凄い人いたけど、こっちはちょっとベクトルが違う。凄いじゃなくておかしいの感想が先に来るのは人生初めてだ。
「ああ、これ……? 暑くって……砂漠って聞いてたから覚悟はしてたけど、すごく暑いね……」
「ん……暑いからって、そこまで気崩すのは、その……恥ずかしくない……?」
「恥ずかしい……? でも、暑い方が大変だから……あなたはよくマフラー巻けて平気でいられるね……ふぅ……」
砂漠の炎天下でもマフラーを巻いたままのシロコ先輩からの問いに、小首を傾げながらもそう答えるピンク女子。
羞恥心が欠けているのか、それとも本当に暑くて堪らないのか、冷えピタらしきものを新たに取り出して外気に晒した肩や胸に貼ったり、流れる汗を布で拭っていく。
煽情的で一瞬目を奪われたけど、暑がりぶりで現実に引き戻された。
思ったよりガチ目に暑そうにしてる……
「えっと……アヤネちゃん、エアコンって動いてる?」
「あ、うん……一階は電線が殆ど無事だったみたいで、一応使えるよ」
「じゃあこの人、熱中症か脱水症状で倒れちゃいそうだし案内してあげよう」
「いいの? ありがとう」
「返答はやっ」
さっきまでちょっと間を開けながらの応答だったのに、涼めると分かった途端キビキビし始めた。
不思議ちゃんだ……
「えっと、私、黒見セリカです。よろしくお願いします」
「ミレニアムサイエンススクール、特異現象捜査部所属、
「1年!?!?!?」
「同い年なんですか!?!?!?」
「そのスタイルで……!?」
「わ、私、年下の子にスタイルで負けたの初めてです……」*1
「ワカモ先輩とノノミに勝る子初めて見たわ……」
私達は全員揃って驚愕のコメントを残すばかりだった。
アビドス以外のアヤメさん、ヒナさん、イロハさんも顔が引きつったり愕然としたりで反応は様々。
「と、とりあえずエイミは私とアヤネちゃんで案内するわ。私はさっきの話、特に反対意見無いから後お願いね!」
「えぇっと……私も特に意見は無いです。それでは……」
色んな意味で混沌とした空気の中、一先ず私とアヤネちゃんは先輩達に後を任せる形でエイミを教室へと案内した。
ちなみにエイミは生来物凄い暑がりのため元々露出の多い恰好を好んでいるらしい。『超冷却扇風機』という名前のハンディタイプの扇風機を適度に使って涼みながら教えてくれた。
露出を多くするのも効率よく排熱するためだとか……
うぅん、まあ理屈は分かるけど……
「効率重視で恥じらい後回しにするのは女としてどうなの?」
「同性にはそうでも、レイト先輩を前にしたら流石に恥ずかしいですよね……?」
寒さの中でもスカートを履きおしゃれのために薄着をする子もいる。暑い場合も同様だ。
私達はそこまでガッツは無いけど、流石に恥じらいまでは捨てていない。
男性の目もあるし……
「レイト会長なら信任状集めの時にリオ会長のエージェントになった事の挨拶で会ったけど、特に恥ずかしくなかったよ」
「え゛っ」
「あの……先輩は、何も……?」
「『調月が認めているなら俺から言う事は無い』って……いい人だよね、レイト会長」
「「えぇ……」」
でもエイミにとっては関係ないようだった。なんならレイト先輩もエイミの恰好に頓着していなかったらしい。
マジか。
なんだこの二人。
「もしかして先輩も恥じらいには無頓着なんでしょうか……」
「合理性重視のうちの会長と気が合ってるし、自分の事ならともかく人の事に関してはそうかも? 多分あなた達が似た格好し始めたら注意すると思うけど」
「多分それ先輩としてであって異性としてではないわね……」
「だろうね……」
私達の知らない先輩の一面を思わぬ形で知り、幻滅ではないけどなんか思ってたのと違うと思い悩む。
それでも他校の生徒との貴重な交流という事もあって、涼しい教室の中でエイミとの親交を深めていったのだった。
以下の情報が更新されました
・ヘイローを有する白銀の鋼鉄機械対策条約
・羽沼マコト
・調月リオ
・彼岸レイト
・空崎ヒナ
・黒見セリカ
・和泉元エイミ
・ヘイローを有する白銀の鋼鉄機械対策条約
運用面に問題を多々抱えている条約機構
上手くいってるように見えて実は個人の能力でゴリ押していただけなので案外そうでもなかったハリボテの条約
個人への負担と命の危険、また継続性に難があり、解決のために各々動いていたがイマイチ進展が無いまま締結3年目に突入
その末にレイトが重傷を負った事を重く見たマコト、リオ二人の合意でシャーレを巻き込む方針を打ち出した
なおこの話し合いはアヤメもガッツリ聞いているので掲示板経由で先生、転生生徒、クズノハにも伝わっている
・羽沼マコト
丹花イブキの苦労の削減と安寧のため白銀条約の存続に動いている
そうしようとする程度には白銀条約はハリボテでも有用と評価、ないし白銀機械を脅威と認識している
またシャーレの先生、超法規的組織の両方も有用と認識
連邦生徒会への根回しが上手くいかずイライラしている
・調月リオ
ミレニアム大好き会長
鉄蛇も倒れたいま、残るは廃墟AIだけだが絶対それだけじゃないという締結者三人の見解を基に白銀条約の保全に前向き
当然だがミレニアムを守るため
マコトと同じく先生、シャーレの組織性を有用と評価する
アビドスの盾の解析をしたが上手くいかず、対鉄蛇用盾役オートマタの開発に難航していた
・彼岸レイト
アビドス住人大好き会長
現在把握している火山の工作船、廃墟の軍需工場AI、砂漠の鉄蛇を発見し、人死にを防ぐべく白銀条約を締結させた盟主
アビドス生徒の層の薄さ、戦力の少なさ、反比例した作戦における危険度、条約の継続性を鑑みて連邦生徒会長に直接話を持ち掛けるなどしたが実を結んでいなかった
シャーレの先生が来たことで、SRT廃校反対で各地を回る裏で動いていた
各校の状況や生徒の性質を先生が把握した上で合意を取りたかったが、アビドスの人間不信基準であるためマコト達からは「遅い!」と思われ、今回の負傷を契機に自身抜きに勝手に話が纏まり始めている
・空崎ヒナ
お疲れの風紀委員長
政治的アレコレは万魔殿のタヌキに任せると決めてるので、マコトが会話に入ってからずっと無言
ぼーっとしているようだが無線でマコト達の話もしっかり聞いてはいる
エイミの姿を見た時は流石にびっくりして瞠目した
1年と知って更にびっくりする
・和泉元エイミ
ミレニアムの不思議ちゃん
1年生で入学したてだがリオにエージェントに抜擢されるくらい多方面で優秀
今回の作戦ではオーバードレールキャノンの運搬、運用関連のサポートに徹し、作戦後はワカモに帯同してアビドス校舎へ
暑さをどうにかする事の効率性を優先して露出するだけなので羞恥心も無い訳ではないが露出狂の癖でもない
実はこの場に集まった女性陣(通信のマコト、リオ除外)で2番目に背が高い
カルバノグ2章読み直した結果、SRT特殊学園を超人会長本人が創設してたことをすっかり忘れてた事に気付きました(アホ)
あと超人会長が『2年前に最年少で就任=任期3年目』とも明示されましたね
それに従って『Vol.4→1 正義求むる戦乙女編』内の描写を幾つか修正しました
①超人会長任期2年目→3年目(SRT創設のため)
②レイトの7年前のスカウトは当時はヴァルキューレ編入
超人会長はSRT創設1期生としての転入(就任時点でレイトはアビドス生のため)
③ユキノに向けた『お前達の先輩達が~』など、FOX小隊の先輩に相当する存在を示唆する文言の削除、修正
以上です。多分修正し切れてないのでこれまでの話も適宜見直して修正していきます
記憶頼りはアカンね……
ちなみにニコとクルミのガチャは二天井でした
カルバノグ編がボロボロだった事の罰ですね()