第41話 進路
ボクたちはジェフの将来について話し合った
だがジェフ自身が将来になんの展望もなく
なにごとにおいても無気力・無関心だった
それでも話し合いの末、ジェフは大学進学の道を選んだ
しかし、それも嫌々で本人が望んだことではないことは明白だった
それでもシェリはジェフの気持ちを明るくしようと努めてくれた
シェリは父親のボク以上にジェフに親身になってくれていた
ξ゚⊿゚)ξ「ジェフ、新しい大学生活に向けて服を買いにいきましょう」
ξ゚⊿゚)ξ「カッコイイのだからオシャレをしないともったいないわよ」
彡(゚)(゚)「…………うん」
レストラン
ξ゚⊿゚)ξ「男の子の服を選ぶのもなかなか楽しいものね」
彡(゚)(゚)「こんなに買ってよかったんか?」
ξ゚⊿゚)ξ「遠慮しないで、私たちは家族なんだから」
彡(゚)(゚)「おおきに」
ξ゚⊿゚)ξ「ジェフ………」
ξ゚⊿゚)ξ「あなた、本当は大学に行くことに気が乗らないんでしょ?」
彡(゚)(゚)「…………うん」
ξ゚⊿゚)ξ「どうして?」
彡(゚)(゚)「ワイはこれまでまともに勉強してこなかったし…………」
彡(゚)(゚)「人と接するのも苦手なんや」
ξ゚⊿゚)ξ「勉強なら大丈夫よ」
ξ゚⊿゚)ξ「レオが言ってたわよ、ジェフはすごく頭のいい子なんだって」
彡(゚)(゚)…………
ξ゚⊿゚)ξ「それに高校までの学生生活と大学の生活はまったく違うものよ」
ξ゚⊿゚)ξ「なんていったって自由さが違うわ」
ξ゚⊿゚)ξ「規則正しい学生という枠に収まらなくていい…………」
ξ゚⊿゚)ξ「ありのままのあなたをさらけ出していいの」
彡(゚)(゚)…………
ξ゚⊿゚)ξ「大学での新しい環境や新たに出会う人は…………」
ξ゚⊿゚)ξ「きっとあなたの刺激となって楽しいものになるはずよ」
彡(゚)(゚)「…………でも」
彡(゚)(゚)「ワイはもう取り返しがつかんところに…………」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなことないわ」
ξ゚⊿゚)ξ「若いうちは少しの遅れの差がとても大きなものに見えるものだけど」
ξ゚⊿゚)ξ「人生という長いスパンで見れば、そんな差はなんてこともない」
ξ゚⊿゚)ξ「その気になればいつだって取り戻せるわ」
彡(゚)(゚)「…うん」
第42話 悩み
1978年9月
ボクとシェリはジェフを大学の校舎前まで車で送った
ジェフはこれから大学に通い、下宿生活を始めることになる
しかしジェフには若者らしい新生活への期待というものが全く見られなかった
(´・ω・`)「ジェフ、しっかりと勉強するんだよ」
彡(゚)(゚)「うん…………」
彡(゚)(゚)「ほな、いってくる…………」
ジェフはとぼとぼと歩いていった
(´・ω・`)「まったくやる気が見えないけど大丈夫かな?」
ξ゚⊿゚)ξ「不安なのよきっと………」
その日の夜
(´・ω・`)「ふぅ………」
ジェフがいなくなった
ボクはそのことにいくぶんの安堵を感じていた
(´・ω・`)「これでよかったのかな?」
ボクは酒を取り出した
飲まずにはいられなかった
不安な現実から逃避するにはお酒が一番だ
(´・ω・`)「ふっ……ジェフには怒っておいて」
(´・ω・`)「自分はこれだもんな」グビッ
ボクは自分の言動に自信がなかった
ジェフへの注意はあれでよかったのか…………
どうやってジェフを導いていけばいいのか…………
どうすればジェフはまともな人生を送れるのか…………
(´・ω・`)「まったく見当もつかない」グビッ
大人になったジェフの顔はまるで壁と同じだった
目はうつろで何も考えていないかのよう…………
(´・ω・`)「これからどうしたらいいんだろう………」グビッ
アルコールにできることは考えをまぎらわすことくらい
記憶を忘却することも、不安や恐怖を取り除くこともできない
まして安心を与えてくれるほどのありがたい効力はない
(´・ω・`)「どんなに無気力で無関心な人でも人間である限り………」グビッ
なにかしら頭の中で考え事をしているものだ
(´・ω・`)「ジェフだってきっとなにかを考えている」
でも、ボクにはそれがさっぱり分からない
彼の心はまるで鍵のかかった部屋に閉じ籠っているよう
その閉じこもった心に耳を傾けられるのは本人しかいない
いや………本人ですらそのまま遠ざけようとすることだってある
しかしそれはジェフだけに限ったことではない
誰もが多かれ少なかれそんなもんだ
(´・ω・`)「だから人っていうのは厄介なんだよ」グビッ