第42話 悩み
1978年9月
ボクとシェリはジェフを大学の校舎前まで車で送った
ジェフはこれから大学に通い、下宿生活を始めることになる
しかしジェフには若者らしい新生活への期待というものが全く見られなかった
(´・ω・`)「ジェフ、しっかりと勉強するんだよ」
彡(゚)(゚)「うん…………」
彡(゚)(゚)「ほな、いってくる…………」
ジェフはとぼとぼと歩いていった
(´・ω・`)「まったくやる気が見えないけど大丈夫かな?」
ξ゚⊿゚)ξ「不安なのよきっと………」
その日の夜
(´・ω・`)「ふぅ………」
ジェフがいなくなった
ボクはそのことにいくぶんの安堵を感じていた
(´・ω・`)「これでよかったのかな?」
ボクは酒を取り出した
飲まずにはいられなかった
不安な現実から逃避するにはお酒が一番だ
(´・ω・`)「ふっ……ジェフには怒っておいて」
(´・ω・`)「自分はこれだもんな」グビッ
ボクは自分の言動に自信がなかった
ジェフへの注意はあれでよかったのか…………
どうやってジェフを導いていけばいいのか…………
どうすればジェフはまともな人生を送れるのか…………
(´・ω・`)「まったく見当もつかない」グビッ
大人になったジェフの顔はまるで壁と同じだった
目はうつろで何も考えていないかのよう…………
(´・ω・`)「これからどうしたらいいんだろう………」グビッ
アルコールにできることは考えをまぎらわすことくらい
記憶を忘却することも、不安や恐怖を取り除くこともできない
まして安心を与えてくれるほどのありがたい効力はない
(´・ω・`)「どんなに無気力で無関心な人でも人間である限り………」グビッ
なにかしら頭の中で考え事をしているものだ
(´・ω・`)「ジェフだってきっとなにかを考えている」
でも、ボクにはそれがさっぱり分からない
彼の心はまるで鍵のかかった部屋に閉じ籠っているよう
その閉じこもった心に耳を傾けられるのは本人しかいない
いや………本人ですらそのまま遠ざけようとすることだってある
しかしそれはジェフだけに限ったことではない
誰もが多かれ少なかれそんなもんだ
(´・ω・`)「だから人っていうのは厄介なんだよ」グビッ
第43話 親の気持ち
しばらくして、ボクとシェリはジェフに会いにいった
ジェフは誇らしげに自室を見せてくれた
彡(゚)(゚)「ここがワイの部屋や」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、きちんとキレイに片付けられているじゃない」
(´・ω・`)「ルームメイトはいないのかい?」
彡(゚)(゚)「父さんたちが来るから少し席を外してもらったんや」
ξ゚⊿゚)ξ「挨拶したかったのに…………」
(´・ω・`)「男はそういうのが恥ずかしいのさ」
彡(゚)(゚)「ほな、キャンパスも案内するわ」
ジェフは率先して歩いていった
ξ゚⊿゚)ξ「よかったわねレオ」
ξ゚⊿゚)ξ「大学に馴染んで楽しそうじゃない………彼」
(´・ω・`)「ああ、本当によかった」
ボクもシェリもジェフが大学生活を満喫しているものだと思って安心した
しかし、それは幻想にすぎなかった
1学期の終わりに、ジェフの成績表が郵便で届いた
あまりにひどい惨憺たる成績だった
褒められたものはライフルの射撃訓練のB-のみ
他の科目は落第か講義を受ける事さえしていなかった
( ;´-ω-` )…………
ξ゚⊿゚)ξ…………
言葉がなかった
最低な成績を叩きだした張本人のジェフはまだ大学にいた
ボクとシェリは大学へジェフを迎えにいった
彡;(゚)(゚)「あんな…………えっと………」
ジェフはきまり悪そうに恥じ入っているように見えた
だが、同情する気にはなれなかった…………
(;´・ω・` )「車に乗るんだ…………家に帰るよ」
彡;(゚)(゚)…………
車の中
(;´・ω・` )…………
ξ゚⊿゚)ξ…………
彡;(゚)(゚)「どうしても朝に起きれんかったんや…………」
彡;(゚)(゚)「講義に出てもどうしようもく眠くて…………」
彡;(゚)(゚)「なんでこんなことになったんか自分でも分からん」
(;´・ω・` )…………
ξ゚⊿゚)ξ…………
ジェフの言葉には説得力の欠片もなかった
しかし、はっきりしていることがひとつだけあった
(;´・ω・` )「ジェフ、君をもう大学に行かすつもりはない」
(;´・ω・` )「君ももう行く気はないのだろ?」
彡(゚)(゚)「…………うん」
ジェフに落胆の様子はちっとも見られなかった
どちらかと言えば、肩の荷がおりてホッとしたように見えた
(;´・ω・` ) .。oO(親の気持ちも知らないで………いい気なものだ)