(´・ω・`)「ボクが父親に?」   作:名無ナナシ

42 / 61
第64話 殺人

1991年7月23日

 

母からジェフと連絡がつかないとの相談を受け

ボクはジェフに電話をかけた

 

呼び出し音が数回鳴った

ようやく受話器が取られた

回線の向こう側に男の声がした

それはジェフの声ではなかった

 

(´・ω・`) .。oO(誰だろう?)

(´・ω・`)「ジェフはいますか?」

 

「ジェフリー・ダーマーのことかい?」

(´・ω・`)「はい、そうです」

 

「いや、彼は今、いませんよ」

 

聞こえてくる男の声は身構えたようで

まるでなにかを警戒しているようだった

 

(´・ω・`)「ジェフはどこにいるんですか?」

「ここにはいない…………あなたはどちら様ですか?」

 

(´・ω・`)「ジェフの父親です」

「…………ジェフリー・ダーマーのお父さん?」

 

(´・ω・`)「はい…………ジェフはどこです?」

「………あなたの息子さんここにはいませんよ」

 

(´・ω・`)「どこにいるのですか?」

「そのうちあなたのところに電話がいくはずです、ミスターダーマー」

 

(´・ω・`) .。oO(いったいこの男は誰で、なにを言いたいのだろう?)

(´・ω・`)「ボクに電話が?どういうことですか?」

 

「…………刑事があなたに電話を入れるはずです」

(;´・ω・` )「刑事?」

 

刑事という予想だにしていなかった言葉を聞いてボクは不安に駆られた

また泥酔してやらかしたのかと

もしかしたら…………また少年に性的ないたずらをしたのかと

 

(;´・ω・` )「いったいなんの話です?」

 

「…………私はミルウォーキー警察の者です」

「…………我々は殺人事件を捜査しております」

 

(;´・ω・` )「殺人事件!?」

ジェフが殺された!?

そんな…………まさかそんな…………

 

(;´・ω・` )「殺人って…………ジェフが誰かに…………」

「いえ、そうではありません」

 

電話口の男はまるで自分の舌には乗せたくない

なにか汚い言葉でもあるかのようにボクの息子の名前を発した

 

「ジェフリーは生きていて、元気にしていますよ」

 

ボクはなにがなんだか分からなかった

分からないまま母へと電話をかけた

 

(;´・ω・` )「もしもし母さん?」

「ああ………レオ」

 

(;´・ω・` )「ジェフに連絡を取ろうとしたんだけど…………」

(;´・ω・` )「ジェフがなにかのトラブルに巻き込まれたみたいなんだ」

 

(;´・ω・` )「ジェフのアパートに連絡すると警察が出て…………」

(;´・ω・` )「事件の捜査中ってことで何も教えてくれなかったんだ」

 

「警察?…………警察ならいま家に来てるよ…………」

「ジェフの部屋や地下室を調べているの」

 

(;´・ω・` )「え!?なぜだい?」

(;´・ω・` )「警察はなにを探しているんだい?」

 

「わ、わからないわ…………」

(;´・ω・` )「警察はなにも言わなかったのかい?」

 

「わ、わからないの…………警察がきて…………ジェフが…………え?」

(;´・ω・` )「母さん、落ち着いて、なにか分かったらまた連絡するから」

 

ボクは電話を切った

思いついたことがひとつあった

 

警察は殺人事件を捜査している…………

そしてジェフはまだ生きていると言っている…………

さらに警察はジェフのことを調べている…………

 

(;´・ω・` )「…………まさか」

ジェフが人を殺した?

 

(;´・ω・` )「そんなバカな…………」

ボクがある答え…………可能性を導こうとしていたとき電話が鳴った

 

「こちらウェスト・アリス警察のロバート・デュースという者です」

「失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいですか?」

 

(;´・ω・` )「は、はい………ボクはライオネル・ダーマーです」

(;´・ω・` )「ジェフの父親です」

(;´・ω・` )「あの、警察の方が母の家にいると聞いたのですが?」

 

「はい、現在捜査しております」

「母君はひどくうろたえているようでしたのでまだすべてを話してはいません」

 

(;´・ω・` )「そっちでなにがあったんですか?」

(;´・ω・` )「あなた方はいったいなにをしているんですか?」

 

「…………我々は現地の警察と殺人事件の捜査を行っております」

(;´・ω・` )「しかし、ジェフはボクの母と同居しているわけじゃありません」

 

「ええ、わかっています」

 

(;´・ω・` )「……それで、その捜査対象には………」

(;´・ω・` )「ジェフが含まれているんですか?」

 

「ええ、そうです」

 

(;´・ω・` )「つまり…………ジェフがだれかを殺したと考えているのですか?」

「それを調べているところです、ええ」

 

(;´・ω・` )…………

ほんの数秒前にその可能性を考えたばかりだった

けれども警察のあけすけな答えにボクは呆然とした

ボクは警察がなにを言っているのか理解することができなかった

 

(;´・ω・` )…………

(;´・ω・` )「…………すると、ジェフは逮捕されたんですか?」

 

「ええ、逮捕されました」

(;´・ω・` )「殺人容疑で?」

 

「残念ですが、その通りです…………ミスタ・ダーマー」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。