(´・ω・`)「ボクが父親に?」   作:名無ナナシ

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第8話 トラウマ 第9話 父親の役割

第8話 トラウマ

 

ある日

 

(´・ω・`)「ジェフの様子をみるためにジェイスの親戚がやって来た」

 

( ゚ー゚)「やあライオネルくん、ジェイスとは上手くやっているかね?」

(´・ω・`)「ええ喧嘩をすることもありますがなんとかやってます」

 

( ゚ー゚)「……ジェイスは気難しいところがあるが大目に見てやってくれ」

( ゚ー゚)「ここだけの話だが、彼女の父親がな…………」

 

ボクはジェイスの親戚から彼女の父親がアルコール中毒だったことを聞かされた

その父親が彼女や家族を暴力で支配して

非常に乱暴な振る舞いしていたことなどを知った

 

(´・ω・`) .。oO(もしかしたら彼女の気性の激しさは……)

酒飲みの父親のトラウマから来ているものなのかもしれないとは推測できた

だが実感が湧かなかった

 

(´・ω・`) .。oO(ボクはじっくりと理詰めで物事を突き詰めるのが好きだ)

反面、人の心の機微には疎いところがある

だからか、妻の辛い心情を分析しようとしても

いつも登れない壁にぶつかった

 

彼女の過去をボクにどうできるというのだろう?

どうすれば心の傷を癒してやれるのだろう?

どうしたらジェイス自身が過去と決別する行動をとるだろう?

 

ボクからしてみれば

子どもの頃の恐怖や残酷さなど忘れてしまい

未来に目を向けて前に進むしかないように思えた

 

(´・ω・`) .。oO(厳しいようだけど…………)

人生は困難に打ち勝つか、打ち負かされるかのどちらかだ

だから人は常に前向きに建設的な考えで行動しなければならないと思う

でもボクの考えはジェイスにとって理解できないものだったようだ

そして僕も複雑なジェイスの心を理解できなかった

唯一理解できたことは

ボクたち夫婦の性格は正反対でもお互いが自己中心的であることで一致していた

 

 

 

第9話 父親の役割

 

ボクたち夫婦の仲はジェフが生まれる前の陰湿な状態に戻っていた

そのためボクはまた逃げるように勉学と仕事に集中した

ジェフという子供がいる手前、遅くまで残業をすることはしなかった

けど、家にいても試験勉強に没頭して心ここにあらずだった

 

(´・ω・`) .。oO(でもボクは父親としての役割を十分に果たしていると思っていた)

衣食住は保証していたし

ボクの今のこの努力が将来的には妻と子供を支えることになると確信していた

 

しばらくして

 

当然と言えば当然なんだけど…………

ジェイスとボクの両親との関係があまりに悪化してしまい

家の中はあまりにも気詰まりな雰囲気が高まった

そのためボクたちはついに実家にいられなくなった

 

そこでジェフが生後4か月に入る9月のはじめに

ボクたちはアパートを借り引っ越した

 

場所を変えたことで

ボクとジェイスの夫婦仲はひとまず落ち着いた

 

 

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