(´・ω・`)「ボクが父親に?」   作:名無ナナシ

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第81話 裁判② 第82話 手紙

第81話 裁判②

 

1992年2月15日

17人の青少年の殺害事件の内

裁判所は最初の殺人事件と、告発を断念した2件目の殺人事件を除く

15件の殺人事件についてジェフリー・ダーマーに有罪判決を下した

 

2日後の2月17日

ローレンス・グラム判事は15件の殺人事件に対して

累計で936年の禁固刑に相当する終身刑を宣告した

 

陪審員はジェフが精神病ではなく

犯した犯罪に全責任を負っているとみなした

被害者の家族からは歓声が沸き起こった

傍聴者たちからも歓声が起こった

 

(;´・ω・` )…………

ξ゚⊿゚)ξ…………

 

ボクとシェリは無言で座ったまま、顔をこわばらせた

 

被害者家族の陳情が始まった

彼、彼女らは自分たちの虚無感を訴え

息子や兄弟をどんなに愛していたかをしゃべった

当然のことながら、彼らはとても感情的であった

それでも慎重に自分を抑えて威厳を保っていた

 

だが、遺族の中には感情を抑えきれず自制心を失い

罵詈雑言を叫んで演壇の背後から進み出てジェフに掴みかかろうとする者もいた

その人は警備員に押さえられ、判事はこれ以上の陳述を許さなかった

 

そして、最後にジェフに発言の機会が与えられた

 

彡(゚)(゚)…………

彡(゚)(゚)「ほんとうに申し訳ない…………」

とジェフは言った

 

判決が出た後、10分間だけジェフと面会することが許された

 

彡;(゚)(゚)…………

 

(;´・ω・` )…………

ξ゚⊿゚)ξ…………

 

ジェフはとても動揺していた、体を震わせ、泣きそうだった

彼は精神病院でなく刑務所に送られることを恐れていた

 

ボクたちは抱きしめ合った

ボクは祈りの言葉を捧げた

10分がたった

ジェフは連れて行かれた

 

 

 

第82話 手紙

 

ジェフはコロンビア連邦刑務所に送られた

日がたつにつれて、マスコミの報道も少しずつ減っていった

ボクとシェリは日常の生活に戻った

いまだに嫌がらせの電話や手紙は届いる

思いやりのある同情的な手紙もいまだに届いていた

 

(´・ω・`) .。oO(いかに遠い距離であっても…………)

ジェフにできるだけのことをしてやるのは父親としての義務であり

ボクの希望であった

 

ジェフにはまだ余罪に関わる裁判が残っていた

ボクは弁護士を変える必要性を感じていた

そのためにとある弁護士夫婦を雇った

 

(´・ω・`) .。oO(ボクにできたことはこれだけだった)

ジェフはもう他の人たちの手に委ねられていた

なにを着るか、なにを食べるか、どこで寝るか、どんな治療を受けるか

すべて他の人たちが決めていた

 

(´・ω・`) .。oO(ボクがジェフに父親としてできることは…………)

ほんの少しに限られていた

それもどうでもいいようなことばかりだった

父親としての役割はもうほとんど無くなっていた…………

 

ボクはジェフに手紙を書いた

しっかり治療を受けること

神の仲介と支配に身を委ねること

そして心が満たされる感覚を覚え、精神的に良好な状態を保つこと

最後には「ほんとうにお前が大好きだ」と書いて締めた

 

(´・ω・`) .。oO(本音を言うと………………)

ジェフに対する思いは複雑に交差していた…………

でも、最後に記したそのたった一言がすべてを振り払ってくれるように思えた

 

別の手紙も書いた

おかれた状況を素直に受けいれた方がずっと気分よく過ごせること

目標をしっかりきめて、それを達成するよう頑張ることが大事だと

刑務所に慣れるのは難しいだろうが

外での生活はもっと辛いものになっていたに違いないと

そして最後には「ほんとうにお前が大好きだ」と決まり文句のように締めくくった

 

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