Fate/SAO・DMC~黒衣と真紅と英雄と・・・~   作:アーカード

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第1話

 〈1〉

「ソードアート・オンラインですか?」

 

 ある日、幼年体のギルガメッシュが衛宮家にやってくるなり遊びの誘いをしてきた。

 世事に疎い私でも聞いたことのあるゲームの名前である。

 テレビのCMで大々的に取り上げられているのだ。

 嫌でも覚えてしまった。

 

「はい。明日、発売日なんですけど、一人でやっても面白くないだろうなと思って皆さんに声をかけてるんですよ。」

 

「因みにその相手とは・・・。」

 

「そうですね・・・。ここに来る前に花屋でバイト中だったランサーさんと本屋でマニアックな軍隊物の雑誌を立ち読みしていたイスカンダルさん。あとは・・・いつもの骨董屋でバイトしていたライダーさんと買い出しの途中だったアーチャーさんにも声をかけています。」

 

 急な誘いだったため、しばし思案する。

 

「えぇ、大丈夫でしょう。明日は特に予定はなかったはずですから・・・。それでどこに行けば・・・?」

 

 「冬木教会なんてどうでしょう?」

 

 しばしの沈黙。

 

 「・・・大丈夫なんですか?」

 

 「えぇ、多分・・・。」

 

 二人の脳裏を過るは、親子で腹の中真っ黒な鬼畜神父とシスターの姿。

 

 「とりあえずゲームの内容とかは、ゲーム開始前に説明します。」

 

 ギルガメッシュは、それだけ言い残すと衛宮家を後にした。

 

 〈2〉

 翌日セイバーは、言峰教会前にやってきていた。

 

 「おぉ、セイバーではないか。」

 

 聞き覚えのある野太い声。

 胸に世界地図がプリントされたTシャツを着た屈強な大男。

 第四次聖杯戦争で戦った英雄が一人。

 

 「征服王!」

 

 セイバーに征服王と呼ばれた大男。

 その真名は、イスカンダル。

 生前は、マケドニアを統治した王であり、歴史などではアレクサンドロス大王などと呼ばれる英雄である。

 

 「貴様も金ピカに誘われたのか!」

 

 「えぇ、しかし、あなたも相変わらずですね。ギルガメッシュの誘いに乗って来るなんて・・・。」

 

 「なぁに、気になった事は率先してやらねば治まらん性質(たち)でな・・・。それに、このゲームの謳い文句である完全なる仮想現実というものに興味がわいた!」

 

 「完全なる仮想現実ですか・・・。」

 

 「あぁ、なんでもナーヴギアとかいう機械を頭に取り付けることで実際にゲームの世界を体感することができるらしい・・・。」

 

 「本当に貴方は昔から変わってないですね。」

 

 二人は、歩きながら教会の出入り口までやってきた。

 

 「よっ、お二人さん。」

 

二人を待っていたのは、アロハシャツを着た青年。

 

 「ランサー、待たせてしまいましたか?」

 

 「いや、時間ピッタリだ。着いて来な。」

 

 ランサーは、二人を教会の中に通す。

 通された部屋には、一台のパソコンとそれに繋がった複数のヘッドギア。

 そして部屋では、ギルガメッシュに誘われたサーヴァント達が待機していた。

 

 「すみません。やはり、待たせてしまったようですね。」

 

 「いえ、皆さんもちょっと前に来たとこですから。」

 

 部屋では、幼年体ギルガメッシュの他に一人のサーヴァントが待機していた

部屋に置かれた椅子に座り読書中の女性、その対面に座り用意されたお茶を口にしている男性。

 セイバーは、そのサーヴァントに見覚えがあった。

 第五次聖杯戦でライダーのクラスで召喚されたメドゥーサ、同じく第五次聖杯戦争でアーチャーのクラスで召喚されたある少年の未来の姿である英霊‘エミヤ’

かつては、刃を競った彼女とも今では良き戦友(とも)である。

 全員がそれぞれ着席すると同時に話を切り出すギルガメッシュ。

 

 「それじゃ皆さん、これを頭に着けてください。」

 

 そう言ってそれぞれにヘッドギアを配る。

 

 「それは、ナーヴギアと言って今までのゲームで例えると、コントローラーにあたる機械です。」

 

 「おー、これがこのゲームのコントローラーか―――!」

 

ナーヴギアを手に取り、もの珍しそうに眺めるイスカンダル。

ゲームと言うものをさほど知らないサーヴァントも手に取り、各々がもの珍しそうに確認している。

各々が確認し終えると、ナーヴギアを頭に装着する。

 

「それじゃ、皆さん。着け終りましたか? 着け終ったら操作指示に従ってください。」

 

ヘッドギアを装着し、ヘッドディスプレーに映し出された指示に従い設定をしていく。

 

「それじゃ皆さん、設定が終わりましたか?」

 

ギルガメッシュの声に各々が反応を返す。

 

「それじゃあ行きますよ!」

 

 

             ―――リンク・スタート―――

 

 

ギルガメッシュの掛け声とともに、意識はディスプレーの中の光へと吸い込まれていった。

 

〈3〉

視界が開けた先は既に自分の達の知る場所ではなかった。

開けた視界に飛び込んできたのは、広大な大地と豊かな自然。

 

「なるほど、ここが仮想世界というやつか。」

 

イスカンダルが感嘆の言葉を零した。

ただのゲームだと馬鹿にしていたセイバーだったが、そんな彼女も驚きと感嘆を漏らさずにはいられなかった。

眼前に広がるは、広大な大自然、自分の背にある物は巨大な城門。

そして自分の肌に触れる空気のそれは、間違いなく現実のそれと相違なかった。

 

「さすがに驚きましたね。ここまで現実に近いとは・・・。」

 

ペチペチと城門の叩きながらライダーが言う。

 

「それにどうやら、この世界で僕たちは異例なようですね。」

 

ギルガメッシュは、自分のステータスを確認するため、メニューウィンドウを開いていた。

 全員がギルガメッシュのステータスを覗き込む。

 

――王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)――

 

 ギルガメッシュのステータス表。

 そこのソードスキルの欄に書かれていたものは、ギルガメッシュが現実世界で有する宝具。

 他のサーヴァントもギルガメッシュの指示に従いステータス欄を開いた。

 

 「どうやら、僕たちの持つ宝具が武器やスキルとして登録されているようですね。」

 

 「えぇ、そのようですね。」

 

 セイバーのメニューウィンドウの装備品の武器と盾の場所には、彼女の愛剣にして宝具

 

―――約束された勝利の剣(エクスカリバー)―――

 

―――全て遠き理想郷(アヴァロン)―――

 

その名が刻まれている。

ランサーの装備欄には、武器として現実世界でも使用していた槍‘ゲイ・ボルグ’が・・・

ライダーの装備欄には、スキルとして騎英の手綱(ベルレフォーン)と魔眼‘キュベレイ’が・・・

イスカンダルの装備欄には、武器としてキュプリオトの剣、スキルとして神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)と王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)が・・・

アーチャーの装備欄には、スキルとして無限の剣製(アンリミテッド・ブレードワークス)が・・・

それぞれユニークスキルやオリジナル武器として登録されていた。

 

〈4〉

 六人のサーヴァントは、街から離れ、広大なフィールドエリアにやってきていた。

 そして紅い魔槍を構えたランサー、それと向かい合うように立つ青イノシシ、正式名称【フレンジ―ボア】は、勢いよくランサーに向かい突進していく。

 まっすぐ向かってくるモンスター相手にランサーは、槍の切先を向ける。

 

 「この一撃手向けと受け取れ――――」

 

―――――刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!!―――――

 

 紅い軌跡を描いて魔槍は、フレンジ―ボアの体をガラスのように砕いた。

 皆の前に紫色のフォントで加算経験値の数字が浮かび上がる。

 

 「どうですか、ランサー?」

 

 「どうですかって聞かれてもなぁ・・・。まぁ、宝具を使った後に一瞬隙ができる。雑魚相手ならまだしも、強力なモンスターには使い何処を考えて使った方が利口だな。」

 

 セイバーの問いに、ランサーは、頭をボリボリとかきながら感想を返す。

 

「強力な必殺技の様な攻撃は、連続で打てないような設定がなされているんです。まぁ、ゲームバランスを崩さないための措置ですね。」

 

 幼年体ギルガメッシュは、得意気に説明する。

 

 「特に、ランサーさんのゲイ・ボルグは、突けば必ず相手に当たるなんて槍なんてチートも良いとこですからね。現実世界でのものと比べても制限が掛かっているはずですよ。」

 

 「あぁ、確かに違和感はあったな。」

 

 ランサーにそう言い終えると、視線をイスカンダルとライダーに向けた。

 

 「あと、イスカンダルさんとライダーさんの神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)と騎英の手綱(ベルレフォーン)は、人前で使わない方が賢明でしょ。」

 

 「なぜだ金ピカ、己が有する宝具の使用を制限されねばならぬ。」

 

 「別に制限というわけじゃありませんが、飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)も天馬(ペガサス)も、この世界では、おそらくモンスターの部類に属すはずです。それをプレイヤーが使役していれば他のプレイヤーから目を付けられかねませんから。」

 

 イスカンダルの問いに笑顔で答えるギルガメッシュ。

 イスカンダルもライダーもこの意見を仕方ないといったで表情受け、これを了承した。

 

 「それよりも、一度街に行きませんか? ゲームでの戦い方は分かりましたから、街で情報を集めて今日は、ログアウトしましょう。」

 

 ライダーからの提案だった。

 フィールドでの戦闘を開始してから五時間近く経過していた。

 

 それに同意する一同だったが・・・

 

―――ゴーン・ゴーン・ゴーン・・・―――

 

 突如鳴り響く鐘の音、それと同時に自分たちを覆う青白い光。

 英霊達は、その青白い光に飲み込まれ、光が止んだ時にはその場所から姿を消していた。

 

 〈5〉

 次に一同が解放されたのは、大きな広場だった。

 広大な石畳。

 周囲を囲む街路樹と、瀟洒な中世風の街並み。

 そして正面遠くに、黒光りする巨大な宮殿。

この広場は、このゲームの舞台でもある巨大浮遊城〈アインクラッド〉の第一層目にある〈はじまりの街〉の中央広場である。

 急なことで呆気にとられていると、周囲にも同様な青い光が瞬き始める。

 その青い光の中から現れる、色とりどりの装備、髪色、眉目秀麗な男女の群れ。

 間違いなく、SAOプレイヤーたちだ。

 一万人近くはいる。

 どうやら、現在ログインしているプレイヤー全員がこの場所に〈転移(テレポート)〉させられたようだった。

 周囲のプレイヤーは、押し黙り、キョロキョロと周囲を見回している。

 周囲からは、さわさわ、ざわざわという声がそこかしこから上がり、徐々にボリュームを上げていく。

 

 「どうなってるの?」

 

 「これでログアウトできるのか?」

 

 「早くしてくれよ。」

 

 不安や苛立ちの色を含んだ声がそこかしこから上がる。

 と、不意に、それらの声を押しのけ、誰かが叫ぶ声が聞こえた。

 

 「あっ・・・上を見ろ!」

 

 一同は、反射的に上を見上げ、そして、そこに異様なものを見た。

 百メートル程上空、第二層の底を、真紅の市松模様が染め上げていく。

 よく見ると、英文で交互に【Warning】、【System Announcement】と表示されている。

 異様な光景。

 そして、空を覆い尽くす真紅のパターンの中央部分が、まるで巨大な血液の雫のようにどろりと垂れ下がった。

 高い粘性を持ったその液体は、落下することなく、赤い一滴は、突如として空中で形を変えた。

 出現したのは、身長二十メートルはあろうかという、真紅のフード付きローブを纏った巨大な人の姿だった。

 正確には、人ではなくローブだけが空中に浮いている状態で、ローブの中は空洞になっていた。

 ローブが出現してから間もなくすると、広場全体に響き渡るような男の声が、遥か高みから降り注いだ。

 

 『プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ。』

 

 ローブを纏ったそれは、両腕を下しながら続けて発した言葉が届いた。

 

 『私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ。』

 

 周囲にいるプレイヤーたちの喉を詰まらせるような声が聞こえた。

 

 『プレイヤー諸君は、すでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気付いていると思う。しかしゲームの不具合ではない。繰り返す。これは不具合ではなく、〈ソードアート・オンライン〉本来の仕様である』

 

 プレイヤーたちの反応はお構いなしといった感じにアナウンスは続いた。

 

 『諸君は今後、この城の頂を極めるまで、ゲームから自発的にログアウトすることはできない』

 

 ‘城の頂’つまり巨大浮遊城〈アインクラッド〉の頂上まで到達することを言っているのだと察することができたのは、一部のプレイヤーだけであろう。

 

 『・・・また、外部の人間の手によるナーヴギアの停止、あるいは解除も有り得ない。もしそれが試みられた場合―――』

 

 わずかな間。

 

 『―――ナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが、諸君の脳を破壊し、生命活動を停止させる』

 

 ‘脳を破壊’つまり‘殺す’ということ。

 一度、‘死’を経験したサーヴァント達は、この言葉の意味をどのプレイヤーよりも強く感じていた。

 サーヴァントの中で‘死’を経験したことのないセイバーも常に戦場に身を置いていた者であるため、茅場晶彦の言葉の意味が本当なのだと強く感じていた。

 周囲から上がる絶望と怨嗟にも似た声が上がる。

 その後も茅場晶彦は、今後のゲームに関わる説明をしていく。

 今後、ゲーム内では、あらゆる蘇生手段は機能しない。

 つまり、ゲーム内での死と現実の死が連動しているということ。

 そして、茅場晶彦は、最後にプレイヤー全員に一つのアイテムを与えると、遥か上空に浮いていたローブ姿のそれは、フィールドから姿を消した。

 その場にいた全プレイヤーは、自分のアイテム欄を確認した。

 それは、サーヴァントたちも同じだった。

 

 「手鏡・・・?」

 

 茅場晶彦がプレイヤーたちにこのようなアイテムを与えたのか謎ではあったが、セイバーはその名前をタップし、浮き上がった小ウィンドウからオブジェクト化のボタンを選択。

 たちまち、きらきらという効果音とともに、小さな四角い鏡が出現した。

 鏡に映るのは、見慣れた自分の顔。

 少しの間。

 突然、自分と周囲を白い光が包んだ。

 そう感じた瞬間、自分も同じ光に呑み込まれ、視界がホワイトアウトした。

 ほんの二、三秒で光は消え、元のままの風景が現れる。

 眩んだ視界が回復したセイバーは、周囲を見渡し、そして驚愕した。

 

 「なっ・・・! これは・・・!」

 

 少し前まで、周囲にいた眉目秀麗なプレイヤーの容姿が変貌していたのだ。

 周囲のプレイヤーたちの身長は、変貌前より明らかに低下している。

 それだけではなく、体格の方も横幅の平均値がかなり上昇している。

 そして、男女の比率も大きく変わっていた。

 

 「まったく、雑種ごときが・・・。この俺の体を拘束しようとはいい度胸だ。」

 

 聞き覚えのある声。

 そこにいたのは、目が眩みそうになる黄金の鎧を纏い、傲岸不遜な態度の王の姿だった。

 

 「英雄王・・・。」

 

 セイバーの口からこぼれる王の名。

 先ほどまで愛くるしい姿をしていた少年は、いつのまにか黄金の鎧を纏った青年に姿を変えていた。

 

 「急にでっかくなってどうした金ピカ。」

 

 「よく分からんが、ナーヴギアの設定をこの体でやったせいだろう。どうやら、奴が遺していったあの鏡は、現実の肉体と同じような体格の肉体をゲーム内で再現するためのものだったのだろう。雑種ごときが作ったものと思っていたが、俺が有する宝具の効果を解くとは・・・。まぁ、良い。今回の遊戯は、なかなかに楽しめそうだからな・・・。」

 

 プレイヤーの阿鼻叫喚、絶望に染まった表情を歪んだ笑みを浮かべ眺めると王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)から小さな小瓶を取り出し。

その中から飴玉に似たものを取り出し口に含む。

 すると、ギルガメッシュの体を光が包み、光が収まると、幼年体のものに戻っていた。

 

 「やはり、貴様と余とでは相容れんな・・・。」

 

 「そんなこと言わないで下さいよ。僕だってあんなふうにはなるつもりなかったんですから・・・。」

 

 征服王と英雄王。

 第四次聖杯戦争から続く二人の宿敵(ライバル)が言葉を交わす。

 短いながら、言葉を交わしたイスカンダルは、視線を広場の中央に向ける。

 

 「静まれ皆の者!!」

 

 広場全体に響くイスカンダルの大声。

 急なことで呆気にとられるプレイヤーたちは、声の主であるイスカンダルに対し一斉に視線を向ける。

 イスカンダルは、広場の中央にある噴水前に歩を進める。

 そして発される第一声。

 

 「貴様らは自分の体を奪われ、魂を拘束された。それが悔しくはないのか!」

 

 呆気にとられるプレイヤーたちを前にイスカンダルはなおも続ける。

 

 「そこまで貴様らは何に怯えている。」

 

 イスカンダルの問いかけに、一人の男性プレイヤーから声が上がる。

 

 「モンスターに負けたら俺たちは死ぬんだぞ。それが怖くないわけないだろう!」

 

 「なぜだ、現実の世界でも何かしらの理由で人は死ぬ。現実と仮想現実(ゲーム)が入れ替わった。たったそれだけのことであろう。」

 

 その場にいたプレイヤーは、一同がハッとした表情をした。

 そんなプレイヤーの表情の変化など気にも留めないといったふうにイスカンダルは、プレイヤーへの問いかけを続ける。

 

 「このゲームを作った茅場とかいう男は、皆に最初からこう言っていたではないか・・・。」

 

―――これはゲームであって、遊びではない―――

 

 「皆も最初は剣一振りでどこまでもいけるこの世界に魅せられてやってきたのではないのか?」

 

 イスカンダルは、自分の周り囲んでいるプレイヤーをぐるりと見渡し、両手を大きく広げる。

 

 「ならば、余と共に来ないか。さすれば、余はこの世界を征服し、貴様らをこの城の頂に立たせてやろう。」

 

 この言葉に複数のプレイヤーから、‘本当か・・・’などと縋りつく様な声が聞こえる。

 

 「いかにも余は・・・」

 

―――征服王であるがゆえ!!―――

 


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