ネタバレ不可の人は見ないようお願いします。
後は青溟剣の解釈が不十分かもしれないのでその辺は指摘してくれると助かります。
青溟剣。
古代から雲嶽山宗主に継承されてきた特殊な剣である。
使用すると絶大な力を発揮するものの、使用する毎に使用者の五感と記憶、最終的に命までも奪う諸刃の剣。
カオルの首へと向かったのはまさにその剣。
剣を振るった男の名は「キヨウ」。
ガギィンッ!!
カオルは
カオル「痛ってぇ…」
カオル「飛ぶかと思った…」
キヨウ「…なんだ、その刀。
風黎は何かに気づいたかのように声を上げる。
風黎「お前…!まさか…」
キヨウ「まさか…とは?」
風黎は一息間をおいて、喋り出す。
風黎「…雲嶽山第18代目宗主、キヨウ…それが彼奴の名だ」
カオル「…なら、なぜ僕たちを襲う必要が?」
キヨウ「大問題なんだよ。お前みたいな、女が刀を持って「刀士」だのなんだの喚いてると、目に余る」
風黎「…逃げるぞ、カオル。あいつと俺は相性が悪い…!」
キヨウ「…はっ、逃すとでも?」
カオル「逆に、僕を捕まえられるとでも?」
カオルは刀を地面に突き刺した。
刹那、風がカオルを空に押し上げる。
キヨウが青溟剣を空に突き出すと、背後から大量の飛剣が駆ける。
カオル「やっぱさっきのもあいつの仕業だったか」
カオルは風に乗り、加速する。
キヨウ「チッ!」
刹那、キヨウの髪が白色から栗色へと変化する。
キヨウは頭を抱える。
キヨウ「ゔっ…!」
キヨウ『頭が…割れるッ…!!』
キヨウは血迷ったのか、自分の左足を貫いた。
ボタボタボタッ!
キヨウの足から鮮血が溢れる。
キヨウ「…はっ、はっ…」
キヨウの額から汗が零れ落ちる。
キヨウ『落ち着け…どこからだ…?クソッ……記憶が抜け落ちてる…!?またかよ…!!』
キヨウが立ちあがろうとした刹那、首に刃が当てられる。
冷たい、ひんやりとした感覚。
それでいて、暖かさを帯びた、「鉄」の感触。
肌に突き刺さる鋭い殺気。
キヨウは剣を遠くに投げる。
カランカラン。
キヨウ「て…抵抗する気はない…俺も、何が何だかよくわかってー」
キヨウに刃を向ける男が話を被せる。
男「黙れ。誰も発言の許可はしてないぞ殺人鬼」
キヨウは気づいた。
刀剣協会の手先であると。
キヨウ「…なんだ……弱者のフリは…必要ないのか」
キヨウは足元に落ちていた小石を蹴り上げる。
男が
キヨウ「誰がお前ら如きに屈するかよ」
次は中性的な声が響く。
わかることといえば、男であること、自分に刀を向けていること、殺意がなく、殺す気はないこと。
それだけだ。
男「君さ、何歳?」
キヨウ「……15」
男「へぇ?じゃあさ、学校、興味ない?」
キヨウは動きが止まる。
上空から先ほど逃げたカオルと風黎が降ってきたのだから。
特にない…ですかね