刀の世界   作:「ナナシ」

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青溟剣を扱う「キヨウ」との戦闘から逃げ出したカオルと風黎。
逃げられたキヨウは……?
何者かに刃を向けられるが、逃げたはずのカオルと風黎が現れて…!?


第三話、共闘…?

男「すごいね〜」

男はキヨウに負けていた刀を引き、カオルの攻撃を躱す。

カオル「あぁ〜、もう!」

風黎(ふうり)「なんだ、戻らせたことに文句か?」

カオル「…当たり前じゃない?そもそも、敵前逃亡した上で、よくわからない人と遭遇してる敵を…助けると思う?」

風黎「はっ、はっ、はっ。助けてやればいいじゃないか」

キヨウ「…助けてくれるなら、万々歳だ」

キヨウは剣を手にしつつカオルに語りかける。

カオル「助けてはあげるよ。ただ、僕も手伝ってほしいな」

キヨウ「あぁ。構わない」

 

ドスッ!

 

ボタボタボタッ!!

床が赤色に染まる。

キヨウ「…ガハッ…」

キヨウの口から赤い血が溢れ出る。

キヨウが自分の腹部に目を向けると、そこには刀が堂々と突き刺さっていた。

キヨウは膝をつく。

カオル「おい!お前…!」

カオルは風黎を投げ捨て、キヨウに近づき、膝をつく。

カオル「大丈夫か!?」

キヨウはカオルに向けて掌を向ける。

キヨウ「…っ…!大丈夫…だ…」

風黎「おい、青溟!!」

男は血のついた刀を油紙で丁寧に拭う。

男は怪しく笑いながら声を紡ぐ。

男「それで、大丈夫?どこを見ていってるんだー」

刹那、男の背後からキヨウがが剣を振るう。

男は指一つで抑える。

男「狙いが安直すぎ」

男は刀を鞘に収まる。

キヨウ「はっ…流石に当たらねぇか」

キヨウの腹を見ると、そこに、傷はなかった。

カオル「!?」

風黎「…なるほど!不死か!」

キヨウはカオル達の方に戻ってきて自虐的に笑う。

キヨウ「不死、だったらよかったな」

風黎「…つまりは?」

キヨウ「残念だったな。俺は不死じゃねえよ」

カオル「…じゃあ、君のその再生の速さは一体?」

キヨウ「不死じゃねえ、と言ってもただの人間でもない」

風黎「紛らわしくするな!さっさと結論を言え!」

キヨウ「人間と、不死人のハーフ…半不死、とでも呼べ」

男「無駄話はそこまでにしないか?」

男がキヨウの顔の真ん中目掛けて突きを放つ。

キヨウは体をそらしつつ躱し、左脚で蹴りを放つ。

 

バギッ!

 

男は右手で受け止める。

カオル「そんな一人に意識向けていいのかい?」

カオルは上空から刀を振り下ろす。

男はキヨウの脚を弾き、体捌きでカオルの攻撃をも躱す。

男はカオルに蹴りを放つ。

その間にキヨウが割り込み、剣の側面で受け止める。

カオルは剣の隙間から突きを放つ。

男は鍔で受け流し流す。

そして、キヨウの剣に乗せた脚を少し調整して、剣を蹴り飛ばす。

男はキヨウの首筋に刀を当てる。

男「…やっぱり弱いね。君ら」

キヨウ「…チッ」

キヨウは拳を握り、殴りかかる。

男は冷静に拳を掴み、捻り投げる。

男「さっきも言ったけどさ。君ら学校とか興味ない?」

キヨウ「…は?」

カオル「何を言ってんの?」

男「ねえねえ。風黎。君はどう思う?」

風黎「…行ったらいいさ」

カオル「マジ!?」

キヨウ「学費はどうすんのさ。払えねぇぞ?俺は」

男「私持ち。それでどう?寮だし、食事付き」

キヨウ「いいけど…なんで?」

男「ん〜…なんとなく」

カオル「よくねぇ大人だ」

男「じゃ、おやすみ」

ゴッ!

二人の意識が落ちる。




さぁ、この後どうなるのでしょうか…
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