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「マスター、今日もミルクでお願いします」
──その日の晩。
アジサイはバラージュに来てからの日課になりつつあるバーでの一人飲みをしていた。此処は客層が比較的良く、絡んでくるような荒くれ者は居ない。
ノースリーブの着物に身を包んでしまえば、誰もアジサイがハンターとは気づかないだろう。
しかし、当のアジサイはここ2週間はアルコール類は全く頼んでおらず、アルコールテイストの飲み物かミルクで誤魔化し、大好きなおつまみをカッ喰らってごまかす日々が続いていた。
バーに来たのに酒を頼まないとはどうなんだ、と他の客は懐疑的にアジサイを眺めていたが──定期的に通ってくれるハンターは立派な太客なので、マスターも快く飲み物を振る舞ってくれるのだった。
(はぁー、イライラする。なんでラグナっさんたら、会ったばかりの人をああやってナンパするんでしょう)
先程のラグナの態度を思い出しながら、アジサイはミルクを喉に押し流した。
酔えないので全く気持ちよくならない。普段なら胸のモヤモヤもアルコールで誤魔化してしまえる。
だが、この2週間はずっと──頭の中はラグナでいっぱいで、酒に逃げる事も出来ないのでイヤでも向き合わなければならなかった。
そんな中、カウンター席の隣に誰かが座った。ちらり、とアジサイは隣の客を見て──肩を震わせた。
「失礼するデスよー♪」
「ふにゃあ!?」
座ってきたのは、昼に会ったばかりのギルド編纂者・バジルであった。偶然にしては都合が良すぎる、とアジサイはどぎまぎする。
「マスター、ワタシは一番強いヤツお願いしマース!!」
「ど、どうしてここに!? 後をつけてきたんですか!?」
「一度貴女とも話しておきたくってデスね、”鬼姫”アジサイさん」
「知ってましたか……はぁ、これだからギルドの編纂者は困ります。何でもかんでも嗅ぎつけてくる」
「そりゃ勿論。飛竜祭に参加するハンターの経歴は皆知ってるのデス! オニガ島の”鬼姫”の異名は知る所デスよ」
「光栄ですね……ボクも編纂者に覚えてもらえるハンターになったと思うと、鼻が高いですよ。おかげで、下手な事が出来なくなる」
うんざりしたようにアジサイは言った。
「それにしても、それはmilk? お酒は?」
「……ラグナさんと我慢勝負をしてるんです。ボクはお酒を我慢する、ラグナさんは禁欲です。ああ、アルコールが足りません……」
「マガイマガドの狩りの前だってのに何やってるんデスか貴女達……」
「いえ、既に2週間続いていて」
「どっちも天性の意地っ張りデスネ……まあ、その件は良いんデスよ」
コホン、と咳払いするとバジルは気を取り直したように笑みを浮かべた。白い髪を払う仕草には何処か大人びた余裕を感じさせる。
「”飛竜落とし”ばかり取り沙汰されてるデスが……かつてオロミドロを一人で倒して、国を救った貴女も立派な英雄デショ」
アジサイは目を伏せた。
自分の実績と今までの狩猟を思い返す。
誰かと比べるものではない、と分かってはいるが──それでも、隣にラグナが居るとイヤでも彼との差を思い知らされる。
装備の質はラグナの方が低い。しかし、ラグナにはこれまで積み重ねてきた経験、そして知識がある。
破天荒なように見えるラグナだが、狩猟の場では誰よりも落ち着いており、そして──誰よりも大人に見えた。
「ラグナさんは、すごいんです」
そう語るアジサイの顔は──何処か穏やかだった。忖度も何も無い、自然に出た一言だった。
「女癖は悪くて、ショージキどうかと思う所も沢山あるけど……でも、いざと言う時はとても強くて──カッコよくて。ボクは……ラグナさんに助けられてばっかりです」
「……へぇー?」
「それに比べたら、ボクなんて。ボクはつまらない事で意地を張って……勝手に苦しんでるだけなんです」
「その我慢比べもデス?」
「んまあ、そうですけど……ボク、お酒が大好きで、あの人に迷惑かけちゃって……それで禁酒、と。でもラグナさんも所構わず女の人にちょっかいかけるから、一緒に我慢しないと不平等だってことで」
「それで我慢勝負だった、という訳デスね。まあ、彼の女癖の悪さはギルドでも話題デスから」
「不名誉ですね……」
「んまあ、英雄色を好むって言いますシ? 命懸けの狩りの後には子孫を残したいって本能が働いちゃうものなんデショ。モンスターもそんな感じらしいデスよ」
「じゃああの人の性欲と倫理観はモンスター並みってことになりますが」
「いや? よくあることみたいデスよ。それでデキちゃった♡ なんてこともあるみたいで……そんなわけだからYouも持ってるんデショ、避妊薬」
「それは……まあ。島を出る時に持たされたと言いますか」
ポーチの中に入っている丸薬をアジサイは思わず手で探った。
(……お前は酒の勢いで男に身体を預けかねない、って言われたんでしたっけ……あの時はそんなわけあるかって思ってたけど、まさか現実になってしまうとは……)
アジサイは己の酒乱っぷりに辟易した。しかし、それでも酒をやめるつもりはない。彼女は天性の酒カスであった。
辛うじて、この避妊薬のおかげで子供が出来てハンター引退とならずには済みそうなのであった。それでも100%とは限らないのであるが。
(やらかした相手がラグナさんで良かったのか、良くなかったのか……)
「じゃなきゃ今頃、各地には”飛竜落とし”の子供が沢山生まれてるデショウからネ! HAHAHA!!」
「本当、冗談じゃないですよ全く」
アジサイはうんざりした。”飛竜落とし”としての彼の実績はまばらだが、彼がヤリチンであるという事実や風評は何処からでも聞こえてくる。
何処でもあんな感じなんだろう──とむしろブレなさに尊敬すらした。
「となると、この我慢勝負には必勝法があるデスね!」
「なんですか」
人が悩んでいる時に楽しそうだな、とアジサイは湿った視線をバジルに向けた。
「サクッと誘惑すればいーんデスよ! おっぱい押し付けて、耳元でささやいてあげるのデス! ……”ワタシを食べて♡”って」
「ぶっ……」
アジサイはミルクを咽かけた。思わずテーブルのワインのグラスを見た。まだ手を付けていないらしいので、シラフでこれなのか──と呆れる。
「ウチの彼も最初の頃は恥ずかしがってたんで、よくワタシの方から押し倒してデスね……」
「む、無理無理無理ですッ!! ボ、ボクにそんな色気も……度胸も、無い……です。そ、それにラグナさんはおっぱいの大きい女の人が好きなんです……ボクがやったら鼻で笑われてお終いです」
「だってYou、ラグナの事が好きデショ?」
「えっ……」
そう言われ、アジサイの顔は──ワインよりも赤く染まっていく。
しばらく彼女はカチコチに凍ったかのように止まっていたが──頬が茹で上がると共に叫ぶ。
「そっ、そんなわけありませんッ!!」
「食い気味デスね」
「確かにラグナさんは、ボクを助けてくれて……ずっと、あの人の後ろ姿を思い出しながら、あの人みたいなハンターを目指して来たけど……いざ再会したあの人は女の人にだらしないし、すぐ娼館行くしナンパするし、軽口は多いし!! 意地が悪いし!! それに──それに」
早口でまくし立てたアジサイは──後に続く言葉が無くなり、そのまま目を伏せた。
にやにやしながらバジルが追い立てていく。
「そんな人と何で一緒に居るんデスかぁ? Youが面倒見てあげる義理なんてないデショ」
「そ、それは……」
再会して以来、なし崩し的にずっと一緒に居るが──そう言われてしまうと、アジサイは何も返せない。
短い期間であったが、すっかりアジサイはラグナと一緒に居るのが当たり前になってしまっていた。
「Youはワタシがナンパされた時怒ってたけど、ホントーは……ラグナに自分の事を見てもらいたいんじゃないデスか?」
「ッ……~~~!!」
「命短し恋せよ乙女って言いますシ? ハンターなら、自分に正直にならなきゃデショ」
「……ボ、ボクには無理ですよ」
アジサイは自信無さげに言った。
脳裏に過るのは、最悪のセカンドコンタクトであった。
「大体、好きになってもらえるわけなんてないんです……もう、とっくに迷惑かけ尽くした後なのに」
「……どういうことデス?」
バジルに内心を暴かれ、すっかりヤケになってしまったアジサイは──ぽつりぽつり、とラグナとの馴れ初め、そして──再会の事を語る。
あんまりにもあんまりな内容に聞いていたバジルは途中から蒼褪めていき、そして頭を抱え、とうとう「Stop」と手で制する。
「……最初の狩猟の後に酒の勢いでラグナと、やってしまったん……デス?」
「はい……」
「そんでもって、その後に相手がかつての恩人だったことを知ったァ!? 最悪デショ!! なぁーにやってんデスかYouは!!」
「腹を切ってお詫びします」
「誰に詫びるんデスか」
「う、うううう……ッ!!」
目に涙を溜め──アジサイは叫ぶ。酔ってないのに既にテンションは終わっていた。
「ボ、ボクは恥ずかしか!! もう生きてはいられんごッ!!」
「オニガ島の方言が出てるデス」
「う、ううう……」
「ヤリチン野郎を逆に襲うって……You、才能あるデスよ」
「嬉しくない才能です……」
「んまー、でも、その結果今一緒に居るんだし良いんじゃないデスか?」
「……あの人はきっと、ボクの事は見てないです」
アジサイは──ラグナの目、そしてこれまでの振る舞いを思い出す。
「多分、飛竜祭が終わったら、何事も無かったかのように居なくなってしまいそうな気がして」
「うーん、その推測は間違ってないデスね。あの人、今までも方々を旅して飛竜に関する依頼を受けて、それが終わったらまた違うところに旅をしてるんデス。何かを探すかのように」
「……やっぱり」
刹那的な人間関係、陽気で豪胆な態度の裏に隠れた諦め。
ラグナという人間の行動を一つずつ分解していくと、その真意に自然と辿り着いてしまう。
「パーティを組んでいたこともあるデスけど、すぐに脱退してまたソロに……ってのを繰り返してるみたいデス。まあ原因の大半は女絡みのトラブルなんデスけど」
「もう驚きませんよ、その点に関しては」
「でも、同じ結果になるって分かってるのに同じ事を繰り返してるのは、ただただアホなのか? それとも──わざとなのデショウか? あの人、学術院に居た事もあるみたいなんで只のバカということはないはずなんデスけどねえ」
学術院と言う言葉を聞いてアジサイは得心した。
ラグナが普通のハンターと比べてもモンスターや自然環境への知識が豊富な事に納得したのだ。
そして、バラージュ周辺の独特な”飛竜災”に関しても、今となってはすっかり理解しているようだった。
ラグナは書類仕事は嫌だと言っていたが、決して勉強が不得意な部類ではなく──むしろ知識を喰らう事には貪欲であったのだ。
(……だからあんなに、ノートにびっしりとモンスターの事を……)
「んまあ、彼の過去を知っていれば納得デスけど」
「……何か知ってるんですか」
「それは自分で聞くべきデスよ」
アジサイはむくれた。
ラグナは──あの性格で意外にも自分をひけらかすことがない。
自分が知っているのは、ハンターとしてのラグナだけであり──何も彼の事を知らないということを思い知らされる。
「ハッキリ言って、一癖も二癖もある男デス。好きになるだけ損な部類のネ」
「分かってますよ」
そんなことは分かっている。だが──恋は理屈ではなく、感情だ。
「……分かってますけど……仕方ないじゃないですかぁ……ボク、あの人のこと……お酒の力でも忘れられそうにないです」
「……もー、Cute!! 恋する乙女が一番カワイイ、デース!!」
「べ、別に恋とかそういうのではないです!! ただ、放っておけないってだけで……!」
「大丈夫! もし貴女を泣かすような事を言ったら、ワタシがラグナを一発ブン殴ってやるデス!」
「しなくて良いです!!」
「あ、でも──それはそれとしてデスね」
思い出すように、そして釘を刺すようにバジルは一言。
「──勝負とか関係なく、酒は金輪際飲まない方が良いかもしれないデスね!」
「そんな殺生なぁ……」
「懲りるということを知らねーのデス?」
※※※
──3日後、廃坑跡。
かつては鉱山として栄えていたが、ある大型モンスターの襲撃によって鉱山設備は破壊。
今となっては人が活動していた形跡のみが残っている、荒れた岩山。
荒涼とした洞窟内には、鉱石を主食とするモンスターが生息しており、未だに人類は鉱山の主導権を奪い返せていない。
ラグナ一行はその廃坑跡に赴き、遂にマガイマガドの狩猟を開始しようとしていた。
「……にしてもデカい山だ。此処ら一帯、全部鉱山だったのか?」
「昔はそうみたいです。尤も、いつかの飛竜災で鉱山設備が破壊されてしまったようですが」
「恐ろしい場所だニャ……そうだと知ってれば、最初っからこんな場所には住ませなかったのニャ」
廃坑跡の歴史を、他所からやってきたマタビ達が知る術は無かったので無理もない。
(むしろ、今に至るまで大きな被害が無かったのは幸運か、マタビが安全そうな場所を選ぶのが上手かったかのどっちかだろうな)
ベースキャンプを全員の手で設置し終えたところで──同行していたバジルの肩にフクズクが止まった。
フクズクにマガイマガドの居場所を探させていたのだ。
「……フクズクがマガイマガドの居場所を特定したようデス。後は、マガイマガドの痕跡を導蟲に記憶させて、ヤツの移動ルートを抑えるデスよ!」
「よし、そうと決まりゃあ狩猟開始だな」
「まさか、姉御!? 姉御ーッッッ!!」
その時だった。
茂みから飛び出して来たのは──スカーフを首に巻いたメラルーたちだ。
彼らはマタビの姿を見るなり涙をドバドバ流しながら追いすがる。
「オ、オマエたち──!! 久しぶりだニャ!!」
「おっ、こいつらが依頼主──もといマタビの子分か」
「ああ!? マタビの姉御を呼び捨てェ!?」
「オメー、この方をどなたと心得るニャ!!」
「泣く子も黙る古龍狩りの大オトモ・マタビ様だぞニャ!!」
揃いも揃って憤慨するメラルーたち。
ラグナは呆れた目をマタビに向ける。果たしてどれだけの大言壮語を吐き続ければこうなるのか、と。
「え、えーと、オマエ達……無礼な態度はやめるのニャ!! この方達は俺様の旦那様、”飛竜落とし”のラグナ様だニャ!!」
「何言ってんのニャ、姉御!! 姉御は古龍狩りの最強オトモだニャ!!」
「こんなゴリラと貧相な女、姉御に相応しくねーのニャ!!」
「おいどうすんだよマタビ。お前が始めた物語だぞ」
「どうやらよっぽどマタビさんを妄信しているようですね。躾が少々なっていないようですが」
「ギニャーッッッ!! 踏むのはやめるのニャ!! メラルー虐待だニャ!!」
額に青筋を浮かべたアジサイが子分メラルーの一匹の背中を踏みつけた。
アルコールを切らしているが故に、暴言には情けも容赦もしない方針なのである。
しかし踏まれているメラルーの顔はだんだん恍惚としてくる。
「でも──なんか気持ちよく──新しい扉を開いちゃいそうだニャ……♡」
「えっ、キッショ……」
「ええい、直れ直れ子分共!!」
マタビの号令で踏まれている一匹以外、メラルーたちがその場に正座した。
「この人達は俺様の知る限り一番つえーハンターだニャ!! 失礼な真似は止めるのニャ!!」
「すいませんでしたァ!! 姉御ォ!!」
「俺様がマガイマガドはブッ倒してやるのニャ!!」
「お願いしますニャ……姉御……」
弱々しい声が聞こえてくる。
それは──まだ赤ん坊のメラルーを抱きかかえた子分だった。
「俺、先月子供が産まれたばっかなんだニャ……マガイマガドが居たら、子育てどころじゃないのニャ……」
「あいつが暴れてる所為で周りの大型モンスターも気が立ってるのニャ!! 住処がこのままじゃ、壊されちまうのニャ!!」
「もう頼れるのは姉御しかいませんのニャ!!」
「ニャ、ニャ、お前達……」
自分には頼られるような力は無い。
そんな事はマタビが一番分かっている。
だが、それでも不安そうな子分達に──マタビは鼓舞するように叫ぶ。
「オメーら俺様を何だと思ってんのニャ!! 最強のマタビ様が、マガイマガドなんてブチのめしてやんのニャ!! だから、シケた空気はやめるのニャ!!」
「ニャーッ!! 姉御ーッ!!」
「姉御ーッ!! やっぱ姉御しか勝たん!!」
「姉御ーッ!! 姉御ーッ!!」
メラルーの群れから大歓声が上がる。
その様を見て、ラグナはこれがマタビの才能か──と思い知るのだった。
(たまに居るんだよなあ、カリスマだけはズバ抜けて高いタイプが)
当のマタビと言えば尻尾がブルブルと震えており、完全にカラ元気を振り絞っているのが後ろに居るラグナからは丸分かりなのだった。
※※※
「くっせぇ……」
痕跡とフクズクの導きに従い、ラグナ達は廃坑跡の下層に辿り着く。
辺りは鼻を摘みたくなるような腐臭が満ち溢れており、大小問わず動物の骨が落ちている。
対して壁や地面からは青白い結晶が生えており、まるで死後の国を思わせる。
「モンスターの墓場だな……」
「見てください。対象です」
岩陰に隠れたラグナ達の視線の先には──何かを一心不乱に貪る巨大な竜の姿があった。
見上げる程の巨体、丸太よりも太い二本の腕。そこから生えた長い刃の如き甲殻。
そして顔面を覆う殻と鬼のように伸びた角は──鎧武者の如く。
体中から噴き出す紫色の炎は──人魂の如く。
「……どうやら獲物を食ってるようだな」
「捕食されてるのは……ウラガンキンでしょうか」
【獣竜種”爆槌竜”ウラガンキン】
全身を硬い外殻に覆った獣竜が力無く横たわっていた。
その硬い甲殻をばりばりと貪るは──怨虎竜。
「あいつが、子分共の住処を……!!」
ごくり、とマタビは喉を鳴らした。
アルシュベルドと並ぶ体躯の牙竜を前に、自分が挑もうとしているのが何なのかをイヤでも理解させられる。
ウラガンキンの柔らかい腸は既に喰らい尽くされ、残る骨も全て──食欲のままに噛み砕き、飲み干されていく。
捕食者の身体から紫色の靄が噴き出し、そして燃え盛った。
「グッッッッゴォオオオオオオーッッッ!!」
【牙竜種”怨虎竜”マガイマガド】
「……あれが、マガイマガド……!!」