英雄にしかなれない男、転スラに行く   作:ちゃがまくら

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ヒナタとの確執もなくなるので、ヒナタとの決闘やお金云々の話は飛ばしました!

あと、リムルはラインハルトがヒナタの前ではロールプレイしてるの知ってますので


聖魔会議

数週間の時が経った

 

ヴェルドラが復活し、クレイマンが死に、ファルムスが滅んだ。

 

ファルムス王国はファルメナス王国になり、表向きオークロードを倒したヨウムが王となり、テンペストと和解した。

 

また、ファルムス王国に西方聖教会が関与していた件だが、黒幕の七曜もグランベルのみ倒されていないので、こちらは何も解決していない。

 

月曜、火曜、水曜をルベリオス側の俺が倒し、木曜、金曜、土曜をテンペストの原初の黒ことディアブロが倒したので、お互いが敵ではないことは確認済みである。

 

とはいえ、テンペストに対して、ルベリオスは何らかの負債を背負う形となりそうだ。まあ、甘ちゃんの王だから、甘くしてくれそうである。

 

まあ、テンペスト内で一回は国民を守ったのだからそれでチャラにしてもらおう。

 

そんな気持ちで冒険者ロームとしてではなく、紅剣の勇者ラインハルトとして、テンペストに来た。

役目はルベリオスからの使者としてである。

 

「やあ、魔王就任おめでとうリムル・テンペスト」

 

後ろに転移して、話しかけた。

少し驚いた顔をして、

 

「お。おうっ!ありがとう。…それで何しに来たんだ?」

 

と聞いてきた。

 

「今日は使者としてだ。ルベリオスはファルムス王国の襲撃前からテンペストに対しては、友好的に行こうとしてたのさ」

 

「ルベリオスって、魔物許さない教会の総本山じゃないのか?」

と不思議そうな顔をして聞いてきた。

 

確かに魔物は殺す教義の宗教だが、亜人の認定などはかなり曖昧になっている。ので、テンペスト所属の魔物たちは亜人として扱うことにすると伝えた。

 

「それで敵対しなくて済むならいいや」

 

と言う、緩い回答をされた。

 

「お前は…それでも一国の王か?」

「うん。俺魔王だし」

 

はあ…このぷにぷには…

まあ、いいか。

それで苦労するのはこの国の連中だし…

 

「本題に入ると…テンペストと交流したいそうだ。それで、何かする時に、時間を作って会談できるようにしておいてくれってさ」

「ルベリオスとの交流か…大変そうだなぁ」

「ルミナス様の配下の吸血鬼を寄越す形になるだろうから、魔物云々で何かが起こることはないよ」

 

何か良いことが起こったかのような顔をして

「そうか!…あ、そうだ!再来週くらいに開国祭する予定だから来てくれよ!」

「開国祭?」

「魔王就任のお披露目も兼ねてるんだ!」

「それは好きにしたらいいと思うけど、基本的に新興国家は金が無いからそんなことしないぞ?」

 

リムルはキョトンとした顔で、

「そうなの?」

と言った。

 

「うん。革命が起きて、財産を引き継いだとかならともかく、何もないところから始めて、いきなり祭り開くやつはいないぞ。目的は何となく分かるけど」

「ほう?じゃあ、言ってみたらどうだ?」

「人集めて良い噂を流させて、開国祭後にいろんな国から人が流れてくるといいなって感じだろ?」

「そうなんだけどさぁ…もっとこう、悩んだりしろよ」

 

観光地とやり口が一緒なんだよな〜。

良いところだけどさ…

 

それよりも…

「新しいレシピとかある?」

「あ~、それなら、ゴブイチに見せてもらってくれ」

「わかった。じゃあな」

「おう!」

 

作り方分からなかった料理を作れる!

『作り方分からなかった料理?』

詳細な作り方は知らなくて、失敗した料理が何個かあってな。それのレシピをリムルが知ってたから聞いたんだよ。

『おいしいの?』

基本的には。

『へ〜、楽しみにしてるね!』

おう!

 

「ゴブイチ〜、新しいレシピをリムルから貰ってるのは把握してるから、見せて?」

「ああ、ラインハルトさん。これですね。」

 

レシピをメモして…

 

「ありがとな」

「いえいえ」

 

ゴブイチとは料理のおかげでそれなりに仲がいい。

人の街に売っているお菓子などのレシピを見せたりしている。

ゴブイチの作る物は普通に美味いから。

その日はもらったレシピから料理を作って、オベロンと二人で食べた。

__________________

 

2週間後

明日からテンペスト開国祭だ。

その前に会談があるので、1日前に来ている。

ちなみにオベロンはヒナタと一緒に静江ちゃんの所に遊びに行っている。

 

「それで、ラインハルトのオススメの店はどれじゃ?」

「シュナちゃんが作った服が売っている服屋ですね」

「シュナとな?」

「リムルの隣にいた桃色の妖鬼(オニ)の娘ですよ」

「ああ…あのいい着物を着ていた小娘か。して、なぜ服屋なのじゃ?」

「服は好きでしょう?着るのも"着せる"のも」

「!…わかってるのぅ?」

「ヒナタに着せる服とオベロンに着せる服を選びましょうか。」

「うむ!」

 

会談が始まる10分前まで服を買い漁った。

__________________

 

会談には主にルミナス様とリムルが行い、補助にディアブロとヒナタが付き、シオンとシュナは給仕を行っていた。

俺は買ってきたケーキや焼きそばなどの料理をヴェルドラとラミリス、ミリム、オベロンと食べていた。

 

会談はトントン拍子に進み、ルベリオスで音楽祭をすることや聖騎士団(クルセイダーズ)の訓練をテンペストで行うことになった。

 

なぜそうなったかと言うと、色々な店に行ったときにとある店で蓄音機が置いてあり、そこでベートーヴェンの運命やボカロなどが流れており、それを聞いたルミナス様が、

「音楽もできるのか…」

と引き気味になりながらも興味を示したからである。

 

蓄音機を見た時は流石にやり過ぎだろと思ったが、

(楽しくなりそうならいいか…)

という諦めと呆れを混ぜ込んだ不思議な気持ちになった。

 

また、聖騎士団(クルセイダーズ)の訓練については、この国に迷宮妖精(ラビリンス)のラミリスが住むことになったらしい。彼女とリムルが共同で創る迷宮を使わせてもらって訓練できたら強くなれそうとヒナタが発言したことで決まった。

 

なぜヒナタが迷宮のことを知っているのかと言うと、召喚された子供たちと静江ちゃんとヒナタのグループでテンペストを回っていた時にラミリスがリムルを呼ぶために地上に出ていたところを子供たちに発見され、話しているうちにラミリスが調子に乗り全部話してしまったらしい。

 

なんとチョロい魔王であるか…

ミリムと同じくらいチョロいな…

 

話を聞いているとわかったが、ミリムとヴェルドラもどうやら参加しているらしい。

 

なんなら、ラスボスがヴェルドラらしいのだ。

面白そうなのでまた今度尻尾を切ってやろうと思う。

 

その時は居なかったオベロンも今はいるのでオベロンと2対1で負かしてやろうと思う。

 

「ルミナス様。自分も訓練に参加していいですか?」

「ほう?珍しいな。ラインハルトがこういうことに参加するとはの?」

「ヴェルドラの尻尾をもう一回切ってやろうかと思いまして…」

「ほう?それはよい考えじゃ…容赦なく切るのじゃ!」

 

そんな会話をしているとリムルは可哀想にという顔をして、ヒナタはあんなに積極的な隊長初めて見たと少し驚いた顔をしていた。

 

ミリムは戦いたそうにしていたし、ラミリスは迷宮に自信があるのか、胸を張っていた。無いのに…

 

シオンとディアブロ、そしてシュナはヴェルドラ様は一体何をしたんだろうとコソコソと話し合っていた。

 

なお、ヴェルドラは嫌そうな顔をしつつも構ってもらえて少し嬉しそうにしていた。

 

オベロンはヴェルドラに対して、『よろしく〜』と呑気に挨拶していた。

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