今、俺たちはテンペストの四天王を決める武闘大会を観ている。
ヒナタとオベロンは出店の料理を無言で食べている。
子供たちは喋りながら食べ、静江ちゃんは母親のように子供の口を拭いたりしている。
俺は偶々隣の席になった長い金髪の女児と話している。
名をマリアベルと云うらしい。
偉そうな口調だが、それなりに苦労しているようで、保護者が犯罪者になり、自分の立場も危ういようで、今は息抜きに旅行をしているようだ。
「まったく、お祖父様は本当に困った人なのよ、困った人なのね…」
本当に大変そうである。
りんご飴をあげた。
「ありがとうね、ありがとうなのよ」
その後は普通に武闘大会の結果を話し合ったりして、それなりに仲良くなった。
頑張ってほしいものである。
__________________
マリアベル視点
何なのよ、何なのかしら…
コイツ…全く欲望がないじゃない!
欲望を暴走させようにも、元の欲が小さすぎて干渉しても暴走させられないじゃない。暴走させられないのよ…
本当に踏んだり蹴ったりなのよ…踏んだり蹴ったりなのだわーーーーーーーーーーーーーー!
お祖父様がルベリオスと敵対してしまったのは、時間の問題だったからいいのよ。いいのだわ。
でも、テンペストが出てきてから、私のやりたかったことが何もできてないのよ。できてないのだわ。
でも、弱点がわかったのよ。わかったのだわ。
周りの人間が一番の弱点なのよ。
そうと分かれば一番親しそうなオベロンとかいうガキを狙えばいいのよ!いいのだわ!
やっと、私に日の目が当たるのよ!当たるのだわ!
この世界でも、財政界の魔女として恐れられるようになってやるのよーーーーーーーーー!
__________________
1週間後
オベロンの誘拐を行わせた五大老の一人がボコボコにされてきたのよ…ボコボコにされたのだわ…
あのガキもめちゃくちゃ強いのよ…
意味がわからないかしら…意味がわからないのよ…
何があったら子供に負けるのかしら…
仮にも、鍛えた子供が普通の大人に勝てるのはまだわかるのよ。わかるのだわ。
でも、鍛えた大人が鍛えた子供に負けるのは意味がわからないのよ。
報告を聞くに、ラインハルトとは一緒に居なかったらしいから普通に子供に負けたってことなのね。子供に負けたってことなのだわ!
全く…本当に使えないのよ。本当に使えないのだわ。
そういえば、新たに手駒にしたユウキがリムル・テンペストがミリムの領地に行くとか。
これはチャンスなのね。これは魔王リムルを支配するチャンスなのよ。
そうと決まれば、準備を始めるのよ。
混沌竜の準備を始めるのだわ。
シズさんをリムルが日本返させなきゃならないが、とりあえず、リムルに食べさせる方法を選んでね!
-
敵に殺されたので、リムルが食べた
-
原因不明の病気に!リムルの体内で療養!
-
その他(リクエスト箱に内容送って)