ルベリオスで音楽祭が開かれる。
ほぼ十中八九何か起きるだろう。
リムルが来るからな!
トラブルはほどほどにして欲しい。
できれば聖人クラスが2、3人暴れるくらいで終わってほしい。
『そんなんで終わるわけないよ〜』
だよなぁ…
『彼いろんなところで問題起こしてるしね〜』
そのクセ、部下全員「流石!」って褒めるのが基本だから止まらないし…
そもそもアイツ人の話もちゃんと聞かないし…
『大変だね〜』
そうだ!リムルだけ出禁にすればいいんじゃね?
『ルミナス様は交流大事って言ってたから無理じゃない?』
トラブルはあるけど、得るものが多いからなぁ…
『まあ、ちょっとずつ調整しようよ』
だなぁ…
____________
時は過ぎ…
やべーことになった!
俺が仮眠とってる間にやべーことになっていた。
ヒナタ倒れてるし…
なんかクロノア暴れてるし…
グランもいるし、ちょい強そうな虫*1もいるし…
ユウキもいるし…
近くにヤバそうなのも何体か*2いる…
どういうこった?
『混沌って言葉がふさわしいね〜』
とりあえずクロノアの相手するか。
ほかの誰も相手できなそうだし…
「クロノア、久しぶりだな?」
「…」*3
「おい」
クロノアすら変になっちまった…
「おい、ぷに…リムル!何があった!」
「ユウキが封印解いたんだよ!あとぷにぷにって言おうとしただろ!」
何やってんだよ…
オベロン…頼んでいいか?
『いいけど…中にクロエとヒナタいるよ?』
は?どういうことだ?
『暴れてる自我とは別に二人の魂がこの体のなかに入ってるよ』
ヒナタとクロエの魂が取り込まれてるってことか?
『この体たぶんクロエのだよ』
体はクロエで、なかにヒナタもいる?
『だいたいそんな感じ』
エミリアの体乗っ取ったサテラみたいな?
『エミリアとサテラで共有してたけど、サテラの別人格に今は乗っ取られてる感じ?』
あー…なんとなくわかったかも?
二人の魂は?
『クロエは休眠中で、ヒナタは摩耗してるけどスキルが守ってる』
ヒナタに心核治癒したらどうだ?
『回復はするけど、あんまり変わらないかな』
他の対処方法は?
『ヒナタの体をなんとかしてから魂を移さないと』
魂に関しては治癒以外にできることあるか?
『移植とかはできないから治癒だけだね』
了解。
目標としては「クロノアの無力化」「ヒナタの魂及び体の保護」を最低目標にする。
魂の保護は任せた。
『オッケー』
休眠中のクロエを起こす方法も考えないとな。
伝心の加護で話しかけてみるか?
『おい!クロエ!』
『!ラインハルト?』
『聞こえてるか?』
『うん!』
『身体の制御権奪えるか?』
『…駄目みたい』
『方法に心当たりは?』
『先生の仮面なら…』
封魔の仮面か…
「リムル!仮面よこせ!」
「は!?」
「いいから!」
「…了解!」
今の感じは、演算系のスキル持ってるなコイツは…
それは置いておいて、先制の加護で仮面を被せて!
よし!止まった!
あとは魂に関しては覚醒魔王のリムルとルミナス様のどちらかだな。
リムルに頼るのは癪だからルミナス様に頼ろう。
『ルミナス様!グランの相手変わるのでクロエとヒナタを任せます!』
『…よし、任せた。ヒナタたちは任せよ。』
『はい!』
ルミナス様と交代してグランに斬りかかる。
「久しぶりだな、グラン」
「お主が相手か…」
「ヒナタたちを助けるのはルミナス様に任せたからな」
「久しぶりに稽古をつけてやる。その後生きてるかはわからんがな!*4」
どうやら若さを手に入れて調子に乗っているらしい。*5
とりあえず、死神の加護があるから切れば切るほど相手を追い込めるので斬りまくる。
「チッ…相変わらず妙な術を…!」
「アンタも相変わらず強いな」
「淡々と攻撃の膂力を逃しておいて何を言うか…」
「アンタの攻撃は食らうとめんどくさそうだしな」
それにしても、殺る気があるようには感じないんだよなぁ…
殺意はあるけど、それは第2目標みたいな感覚だ。
「アンタやる気あるのか?」
「…あるとも…無かったらこんな大掛かりなことはしない」
「それよりも、優先してることあるだろ」
「…さあな?」
相変わらず何考えてるかわからん爺さんだ。
でも、過去の言動から導き出していこうか。
確か、修行してた頃にポロっと言ってたような…
「人類統一圏だっけ?」
「ほう…覚えておったか…」
「当たりか?」
「一部だがな」
一部か…人類統一圏で一部ならテンペストの人魔統一圏か?
ほんとにそれだけな気がしないんだよなぁ…
「人魔統一圏+αか…αは人類側のリムルのポジションか?」
「そこまで当てたなら教えてやろう。クロノア…いや、ヒナタとクロエを人類側の勇者として支えさせる。私に代わってな…」
「私に代わって?」
「私はどのみち長くない…なら、人類のために、新たな勇者を擁立せねばな…」
ルミナス様に協力する俺とグランベルみたいな感じでテンペストに協力するヒナタ、もしくはクロエってわけか…
「それなら協力したのに。犠牲がなるべく出ない方法で」
「それでは、ヒナタらの成長につながらんであろう?それに…」
「過去の腐敗を取り除くとかか?」
「お見通しか…」
ん?風見の加護に反応があった。
他にも理由あるみたいだ。
まあ…こっちは詮索しないほうがいい気がする。
『ラインハルト!ヒナタとクロエの蘇生は終わったぞ!』
あっちも終わったようなので、そろそろ終わらせよう。
「言い残すことはあるか?」
「…我儘だが、最後に一撃受けてくれ」
「一撃?」
「ああ…私の最強をお主やヒナタに見せつけたい」
「わかった」
そう言いグランベルは剣に魔力や生命力を込め始めた。
先ほど死んだ蟲魔人とマリアベルに似た女の人、そして自身の物だ。
俺はその間にヒナタとクロエ、ルミナス様に伝心の加護で話した。
『ヒナタ、クロエ、ルミナス様…グランの覚悟見ておいてください』
『話は聞いておった。見届けようぞ』
ルミナス様が代表して言ったが他2人も頷いていた。
「『
これは普通に不味くないか?
レイドが反応しまくってるし…
オベロン、精霊統一するぞ。
『流石にしないと止められないよねぇ…』
たぶん、竜種も斬れるレベルだろ…アレ
『「精霊統一」』
オベロンと精霊統一すると、リゼロのラインハルトの衣装に包まれ、自身の赤髪に水属性を示す青のメッシュ、耳に風属性を示す緑のピアス、足に地属性を示す黄の地竜のエンブレム、背には空間属性を示すエメラルドグリーンの妖精の羽、左の目の色が白と右の目の色が黒のオッドアイに変わる。
この形態の俺は普段の100倍の魔素量と魔素吸収効率を得る。
身体能力は150倍以上上がり、加護の能力が2倍くらいする。
周囲の魔素を一気に吸収してカウンターの構えを取る。
これだけで他のメンツは何もできない。
これは良くも悪くも魔素頼りなこの世界が悪いが…
「『
「…流石…だ」
ルミナス様が歩いてくる。
避けてグランベルへの道を開ける。
「グラン…妾に言い残すことはあるか?」
「
「…うむ。しかと引き受けた」
ルミナス様は消えかかっているグランベルから光の玉を取り出した。
そして、それをクロエの体内に入れた。
精霊の視界ってあんなのも見れるんだなぁ…
おまけ
1.ルベリオス戦の配置
・異世界人たちとユウキを相手したのはリムル
・ラズルの相手をしたのはランガとシオン
・マリアを相手したのはシズさん
・オリ主来るまでグランベルを相手してたのがルミナス
・ギィとレインとレオンを牽制してたディアブロ
・ルイは音楽隊のメンバーを聖騎士団達で護衛してた
2.最後の描写について
死にかけのグランベルから魂を取り出してグランベルの自我等の部分は生命力に変えてスキルなどはそのままにクロエに移植したってことにした。魂の観測はオベロンが出来てたからやね。
ちゃんとした究極能力の譲渡の方法の原理知ってる人いるなら教えて欲しい。書き直すので