英雄にしかなれない男、転スラに行く   作:ちゃがまくら

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教師ラインハルト

ある日の俺…

 

今日は教師として子どもたちに精霊使役者の技を教える。

場所は迷宮。

協力してもらう精霊はもちろんオベロン…ではなく下位精霊たちだ。

 

理由は2つある。

1つ目はオベロンが今日はルミナス様と出かけているからだ。テンペストの服屋とスイーツ店を回るらしい。

2つ目はオベロンの力が強すぎて参考にならないから。

 

主にこの2つの理由からオベロンはいない。

そして今回の授業の助手にはゼギオン、カリス、ディアブロ静江ちゃん、ヒナタの5名がいる。

 

そして授業の参加者はケンヤ、リョウタ、ゲイル、クロエ、アリス、クラマ、リムル…、ヴェルドラ…の8名である。

 

見学にはシオンとベニマルの二人が表向きはいる。

隠れて見てるのがモスっていう少年の姿をした悪魔が何体にも分裂して見ている。

 

助手の選抜理由を説明しよう。

まずゼギオンを助手にした理由は原初の悪魔たちを相手取れる実力と経験による精神生命体の弱点を狩る側の視点から知ることを目的に頼んだ。余談だが、子どもたちにリムルに助けられたという点で親近感を持っているらしく快く引き受けてくれた。

カリスは外に出たは良いが仕事がすぐに終わってしまい暇をしていたようなので誘ってみた。精霊側の視点をもらいたいので来てもらった。

ディアブロは戦闘狂なりの応用方法など思いついたら子どもたちに教えて上げてほしいと思い呼んだ。コイツが来た理由はリムルが授業を受けるかららしい。

静江ちゃんは精霊術師の経験を話してもらいたくて呼んだ。ヒナタも同じ理由である。

 

参加者にリムル、ヴェルドラがいるのは間違いなく俺の強さを測るためだろう。

ヴェルドラは思いつきできた感じだろうが、リムルは知りたがりだからな。俺の統一化を知ろうとしたのだろう。

 

教える気はないがな!

汎用の精霊術しか教える気はない。

基本的には俺だけでヴェルドラも対処できるしな。リムルも殺そうと思えば殺せるし、ストレス発散目的に「これからは実践だよ」とか言ってリムルを殺そう。迷宮内なら生き返るしな。

 

最悪の場合のディアブロ達も丸め込める策はあるしな。

 

「では、基本の技を教えていく前に精霊との対話をしてもらう。」

「ラインハルト先生、対話って何だ?」

「話し合って、いろいろと探ってもらう。精霊はお前たちの魔力を制御しているから、お前たちよりもお前たちに向いた魔力の使い方を熟知している。」

 

ケンヤがただの鍛錬だと思っていたようで、その疑問に答えると人間の常識を持ってる者は多少は納得したようだ。

だが、リムルに茶々を入れられる。

 

「なあ、ラインハルト。コイツらに取り付かせた精霊は疑似上位精霊なんだけど、意志とかないんじゃないか?」

「薄いがある。自我とまでは行かないがな」

「なら、結局同じじゃないか?」

「いや、話す方法はある。そして、その方法の中核はお前だよ、リムル。」

「俺?」

「ああ、得意だろ?…名付けは」

「「「「え?」」」」

 

他多数が驚いているがディアブロやヴェルドラは納得した顔をしていた。

 

「それとも、まさか子供のために一肌脱がないとか言わないよな?」

 

そう煽ってやると、ムッとした顔で

「できらぁ!」

と言い。

 

ケンヤの光の上位精霊にルミエル

リョウタの疑似上位精霊《水・風》にはヴォイプリ

ゲイルの疑似上位精霊《地》にはテアー

アリスの疑似上位精霊《空》にはエスパス

と名付けた。

 

クロエに対してはもう一つの人格のクロノアに名付けし直したようだ。

 

姿としては

ルミエルが金髪で天パ気味の長髪で人当たりの良さそうな青年の姿だった。

ヴォイプリは鳥のような顔と青と緑が体色の身体は東洋の龍のようだ。

テアーは鋼の鎧に黄色の意匠がされた騎士の姿だった。

エスパスはヴェールを被り、気品を感じさせるドレスを着た猫だった。

クロノアは成長したクロエって感じだった。

 

そして、用意しておいた人形に一人ずつ精霊を取り付かせて対話させた。

子どもたちの魔力制御はカリスに頼んだ。

 

結果として

ケンヤ…属性よりも身体強化などをしたほうが良いと言われた。

リョウタ…身体強化は十分できてるから属性の応用をしようと言われた。

ゲイル…今の下位精霊たちを呼び出して戦う物量戦の方法であってると言われた。

アリス…人形操作に空間転移などを合わせるとより良くなると言われた。

クロエは剣技をやっていこうと話し合ったようだ。

 

これは魔力の質のみで決めているので体格やスキルなどによって変わるが基本的にはこれを参考にしていく。

 

一部不満そうな奴がいたが進めていく。

「精霊使役者として最低限必要な魔法、精霊召喚を教える…つもりだったが、ゲイルは使えるのを確認しているし、他の4人もある程度は扱えるだろう。上位精霊召喚も鍛錬次第で直ぐにできるようになるだろうから、この先は契約している精霊の特徴を持った精霊魔法を使っていく。例を挙げるなら静江のイフリートの炎化爆獄陣(フレアサークル)などだ」

「派手なやつか!」

「ああ。ケンヤなら光による目潰しとか、光を圧縮して放出するとかな」ビクッ

「「「「お〜!!」」」」

 

リムルが動揺したが…気にせず進めよう。

 

「名付けによる自我の強化を先ほど行ったため、体内にいてもある程度は話せるだろう」

「ほんと?!」

「ああ」

 

皆が自身の精霊と話し合ってる間にクラマには精霊召喚を教えておく。

 

「クラマには精霊召喚を教える。」

「はい!」

「これが精霊召喚の魔法陣だ」

「…覚えた」

「よし、じゃあ魔法陣を作って魔力を込めてみよう」

「うん!」

 

出てきたのは闇の下位精霊たちと炎の下位精霊たちだった。

 

「リムル、出番だぞ」

「え!?」

 

驚いていたが疑似上位精霊を作り、名付けしていた。

疑似上位精霊《闇・炎》、名はナルト。

姿は黒煙が渦巻いたのような姿だった。

名前の由来はNARUTO疾風伝だろうなぁ…

子供時代の暗い人生を闇、火影で炎ってとこだろうけどさ…

 

「クラマは90階層からだったか?」

「うん!…でもゼギオンさんと比べたらまだまだだよ」

「精霊魔法なら教えてやれるから頼っていいぞ」

「うん!ありがと!」

 

クラマはそう言うと子どもたちに混ざりにいった。

 

「案外優しいじゃん」

「お前以外ならな」

「は?俺のどこが悪いんだ?」

「仕事を増やすし、厄介事ばかり引き連れてくる」

「…ごめんちゃい」

 

リムルにからかわれたがカウンターしてやった。

 

「クワーッハッハッハ!リムルよ、お前のカリスマも流石にラインハルトには効かなかったか!」

「ヴェルドラも普通に植物絶滅させたりするから嫌いだぞ*1

「ナニィ!?」

 

ヴェルドラが調子に乗ったのでぶん殴ってやった。

 

「ですが、リムル様の手腕により西側諸国も発展しているようですが?」

「リムルのせいで急激に発展させられてるが正解だが…メリットもあるがデメリットで幾つか国が滅んだりしそうなのが駄目だ。」

「滅ぶならその程度の国だったのでしょう?」

「異世界の技術を個人が『俺にとって生きにくいから世界ごと変えるな?答えは聞いてない!』って広めて世界情勢と各地域の文化をめちゃくちゃにされてたまるか…」

「それならば神聖法皇国も他の信仰を握r「ディアブロ、もういいから!な!」…かしこまりました」

ディアブロとの口論をリムルが止めたが、かなり冷や汗流してるな。

明らかにそこまで考えてなかったって顔してるし…

加護の効果で結構心に来てるのも分かる。

なので、ジッと睨むと

 

「…これからは西側諸国でも受け入れやすいように調整します」

「そうか。人魔共栄なんて言ってたから、てっきり既にやってると思ってたがな?」

「はい…返す言葉もございません」

「遠方なら技術のみ伝わるとかを考慮にいれるなり、空間転移できるならそこまで手間なく話し合いなんかもできるだろ」

「はい!参考にさせてもらいます!どうか、今は説教はおよしください!」

「はぁ…まだ、子供の前だから甘いがこの後のOHANASIはは更に苛烈にするからな?」

「え?」

「返事は?」

「…はい」

____________

 

IF リムルが止めなかったら

 

「ですが、リムル様の手腕により西側諸国も発展しているようですが?」

「リムルのせいで急激に発展させられてるが正解だが…メリットもあるがデメリットで幾つか国が滅んだりしそうなのが駄目だ。」

「滅ぶならその程度の国だったのでしょう?」

「異世界の技術を個人が『俺にとって生きにくいから世界ごと変えるな?答えは聞いてない!』って広めて世界情勢と各地域の文化をめちゃくちゃにされてたまるか…」

「それならば神聖法皇国も他の信仰を握り潰しているではありませんか」

 

《贈与:弁論の加護》

 

「なら聞くが、お前は静江と互角の戦いしている時にギィに戦場ごと破壊されたら納得するか?」

「それは納得しませんね。推測ですが技術の勝負中に力技でと言ったところでしょうしね。ですが、それとの関連性は?」

「いきなり現れた第3勢力に盤面ごとぶっ壊されるだ」

「ですがそんなことはこの世界では日常茶飯事では?」

「それはそうだが、それを一個人を注意するだけで簡単に止まるならお前もそうするだろう?ルベリオスでお前がギィたちにしていたようにな」

「む…ですがそんなことはどの国も百も承知でしょう?」

「百も承知じゃないからルベリオスに泣きついてくるんだ」

「…この口論は勝ち目がありませんね」

(((原初の黒に口論で勝った!?)))

((ディアブロに勝てるなんてすごいなぁ…))

 

*1
『10年の修行期間』にてジャガイモのような根菜が西側諸国では絶滅したという注釈より




この話書くために精霊について調べてたらわかったこと
精霊術師じゃなくて精霊使役者やった…

追加設定!
・ルベリオスの精霊武装の力の込め方は龍剣レイドとラインハルトの衣装を参考に製作したものとする
追加設定の理由は調べてたらゲームの方で設定出てたから都合よく変わりすぎないくらいで反映するためです。

弁論の加護…話をする際に相手の精神に焦燥感を与えたりすることで優位に進む。与える効果は状況により勝手に切替わる。精神生命体にすら影響を与える。

IFなので弁論の加護は獲得してないよ!

クラマの精霊ナルトは思いつきやね
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