英雄にしかなれない男、転スラに行く   作:ちゃがまくら

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密かに動く帝国

それなりに時が経った。

どうやら最近は東の帝国がきな臭いらしい。

 

それはそれとして、大変なことになった…

 

目の前には竜種の次女がいる。

敵意むき出しでボロボロの…

 

時を遡ること半年前

 

俺は原初の白、紫、黄の勢力圏だった場所の変化を確認してこいとルミナス様に指示されたので向かった。

 

紫と黄の勢力圏だった場所は比較的平和になっていたが…

 

そして数日前に白の勢力圏だった場所、東の帝国へ行く。

帝国は戦争準備中なのでオベロンはテンペストに置いてきた。

 

まあ、そんな情勢で調査に来るルベリオスの騎士…

普通に怪しまれるよねぇ…?

更には勇者って呼ばれてると…

 

「貴方が紅剣の勇者?思ったより若いのね?」

「竜種より年取った人間はいないですよ〜」

 

なぜかトントン拍子で会うことになった。

こっちの意見無視で会うことになった。

断っても「まあまあ」って言って来やがって…

 

「それで、何の御用で?」

「まあ、平たく言えば勧誘ね」

「自分、原初の白(ブラン)の勢力圏の調査に来ただけなんで帝国に難民で来たわけじゃないですから…」

「だから、裏切れってことよ」

「嫌です。裏切るにしてもメリットくらい提示してくれないと」

「栄光と勝利、お金も女もスキルでも」

「別に楽しく生きられるならいいんでいらないです。戦争は嫌いなんで」

 

あと…苛ついてるのバレてんだよなぁ…

流石、風見の加護。

万能感知で俺のこと狙ってる奴もバレてるしね。

あと、部屋に結界魔法使ってるな。デバフ系統か?

 

ドパン!

 

撃ってきたよ。

まあ、避けれるし前に倒れたらいいか。

 

「ウグッ…痛いじゃない近藤…!!」

神滅弾(ジャッジメント)が避けられただと?この部屋には魔法結界も張ったというのに…」

「後ろから狙うのは良かったけど、バレバレだったから。ほら、皇帝の所に帰んな?」

「チッ…帰るわよ近藤…」

「ああ」

 

よし、背中から切ろう。

闇の精霊と統一、隠形法を同時に行い、ただ斬る。

 

「グッ…」

「ガァ…お前ぇ…!!」

「竜種にしては魔素量が少なすぎるな…分身体とかだろう?これでさっきの不意打ちはチャラだ」

「必ず殺してやる…!!」

「頑張るといい。」

 

転移していった。

死神の加護でずっと傷物だなヴェルグリンドも近藤も。

 

近藤はおそらく剣士だな。

背中の傷は剣士の恥だ。

アイツは恥を背負うことになったな。

 

それはそれとして、帝国に喧嘩売ったことになんのか?

やっちまった…

まあ、正当防衛だろ…

 

調査報告は原初の白の影響が消えて嬉々として戦争準備中ってとこだろうなぁ…

 

あとは俺を襲って来た。でも変な感じもしたんだよな…

帰ってオベロンにチェックしてもらおう。

ヴェルグリンド達を切った時に弾丸の入っていた場所を抉り取ったんだ。

 

おっ…あったあった。

袋に包んで持って帰って調べてもらお。




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