俺はレオンの領地「黄金郷エルドラド」にいる。
配備理由は大陸から離れた離島で孤立しやすく、究極能力持ちはレオンしかいないことが挙げられる。
そうなるなら、ルミナス様しかルベリオスに究極能力持ちは居なくなるだろう?
そう思っていたが、どうやらヒナタが最近入手したらしい。
俺がヒナタの能力を聞くと、隊長の能力も教えて欲しいと言われた。
ヒナタには結構ぶっちゃけた記憶があるが、能力はまだ言っていなかったらしい。
その時の会話がこれである。
________________________
「俺の能力?言ってなかったっけ?」
「経験談とかなら、よく話してましたけど…能力は聞いたことないですね」
「マジ?それなら、能力の教え合いといこうか」
「はい。私の能力は
「演算領域と仮想世界、共聖進化について教えてくれ」
「演算領域はその名の通り演算領域を拡張する能力、仮想世界もその名の通りです。共聖進化は精霊統一の聖霊版と言った感じですね。」
どうやら戦闘特化の演算能力みたいだな。
「ほーほー。じゃあ、次は俺の番だな。俺の能力の名は
「勝るものはいなくなる?」
「相手の契約精霊を没収したり、精霊の使役を破棄させたり、色々だな。」
「えぇ…」
「引くなよ。まだあるんだから」
「まだあるんですか…?」
「内包する能力は[思考加速・森羅万象・万能感知・多次元結界・空間操作・加護{獲得・共有・簒奪・譲渡・履歴}・精霊意思・精霊覇気・精霊世界・精霊支配{契約無視・精霊統一・精霊武装権限}・
「…加護?」
「加護について聞きたいか?」
「…はい」
「加護は上位存在から与えられる護りや援助だな。俺はそれを獲得しやすいんだ」
「例えばどんな物が?」
「剣技を見たり、聞いたりしたら覚える剣聖の加護。相手に与えた傷を治せなくする死神の加護。相手が嘘ついてるか雰囲気で分かる風見の加護。死んでも好きな場所で生き返る不死鳥の加護。」
「ちょっと待ってください!?」
「なに?」
「デメリットは!?そんなに酷い能力ばかりでデメリットがないはずありません!!」
「ないぞ。強いて言うなら周りに理解されないくらい?」
呆れたような顔をしている。
「そんな顔されても…」
「…」
「睨まれても…」
「睨んでません。それに、こんな化け物が味方で頼もしい限りですよ」
「うわぁ、失礼になったなぁ…」
「そりゃ、こうなりますよ。」
________________________
といったことがあった。
なので、安心してルベリオスを任せてエルドラドに来た。
レオンと世間話していたら面白い話が聞けた。
どうやらレオンは勇者と魔王の因果を自分で解決しているらしい。
俺と因果の巡る魔王は誰なんだろうかと思っていたが、自分が魔王になる可能性もあるのか…
今の面倒なご時世に因果の巡る魔王は来て欲しくないけど、いつまでも来ないのは困る。
だって、俺はどんどん加護を獲得していき強くなるのだ。
そんな俺に対して因果の巡る相手なんて面倒な奴に決まっている。
はあ…ミカエルを倒せたらすぐに来てくれないかなぁ…
しばらくは暇そうだから、アルロス達に稽古をつけてやった。
かなり強かったが、まだまだ伸びるなアイツらは。