英雄にしかなれない男、転スラに行く   作:ちゃがまくら

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アンケートの結果、呼び方はスピリッツになりました。



精霊騎士隊(スピリッツ)

 

転移し、奥の院へ到着した。

 

「お待たせしました」

「待っておらんから気にせずともよい」

 

ルミナス様がそう言うと、三公も頷く。

 

「さて本題じゃが…精霊騎士隊(スピリッツ)のことじゃ。扱いとしては妾直轄の部隊である..が、基本的には法皇役のルイに貸し与えているという形になる」

「指示は基本的にルイから受けるということで?」

「ああ。妾から指示を出す時は先ほどの精神感応(テレパシー)で指示を出す。」

「基本的に聖騎士団(クルセイダーズ)と仕事は同じということですか?」

「うむ。後は、各地を巡り情報を集めよ。」

「情報ですか?」

 

世界情勢とかじゃないだろうし、各国の勢力とかか?

 

「お主にはジュラの大森林に行き、あの忌々しき邪竜の影響力を調べて欲しいのだ。」

「ヴェルドラの?」

「ああ...アレは近いうちに封印されるのだが、良くも悪くも竜種であろう?影響は底知れないから、調べておこうと思うてな。」

 

封印されるってか、封印できるのか?

竜種を?

 

「封印できるのですか?」

「ああ。仮面の勇者クロノアと約束しておってな」

 

また勇者...何人囲い込むつもりなんだ?

 

「勇者何人いるんですか...」

「ククク、お主含めて妾の協力者は3人だ」

「魔王と勇者の因果って敵対以外にもあるんですね...」

「お主の因果はわからぬが、妾はグランと因果が巡っておる。」

「仮面の勇者様は?」

「まだ生まれておらぬそうだぞ?」

 

まだ生まれてなくても因果って巡るんだな。

 

「殺す魔物はこっちで決めますね?変に刺激して大規模な戦闘になっても困るので」

「うむ。好きにするが良い...まあ、お主なら大丈夫であろうが」

「お褒めいただき光栄です。」

 

まずは森の周辺から調査するか...

 

「言い忘れておったが、封印の時期は500年後だ」

 

は?めっちゃ先じゃん。のんびり調査しよ。

 

「あと300年後には天魔大戦が起こるから、その時には戻ってくるのじゃ。わかったか?」

 

天魔大戦があるならその後に調べたほうがいいのでは?

その間、ジュラの森で修行しようかなぁ...

 

「気をつけて行くといい。」

「では、行って参ります。」

「たまには帰ってくるのじゃぞ?」

 

寂しがりのお母さんかな?

1年に一回は帰ってくるけどさ...

_____________________________________________________

 

約800年後のジュラの森では...

リムルとガゼルが酒を飲みながら話していた。

 

「紅剣の勇者?」

「聖教会所属の勇者だ。だが、殺す魔物を選べる権利を持った異質な聖騎士だ。」

「選べる権利?」

「ああ。聖教会は魔物を人類共通の敵として扱っておるのだが、なぜかこの勇者はその教義に唯一背いても許されるのだ。」

「でも、殺しはするんだろ?」

「基本的に敵対的な魔物だけを殺しているらしいが、その実態は全くの不明だ。」

 

(勇者だけど魔物は殺さないか...仲良くなれるかな?)

 

聖騎士団(クルセイダーズ)の者曰く、長年、精霊騎士隊(スピリッツ)という隊の隊長だそうだが...つい最近までその者しかいなかったそうだ」

「最近になってようやく2人目が入ったのか!?」

「ああ。その隊の入隊条件がかなり厳しいそうでな、俺ですら入れる基準に達しているかもわからん」

 

(ハクロウの技の大体を習得しているガゼルでも!?どんな部隊なんだ?)

 

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