英雄にしかなれない男、転スラに行く   作:ちゃがまくら

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天魔大戦編
天魔大戦の前触れ


ジュラの森で修行を開始して50年経った。

父さんは数年前に寿命でこの世を去った。95歳だった。

父さんは30まで聖騎士団(クルセイダーズ)の食堂で仕事漬けだったそうなので、10も年下の母さんと出会えたのは幸運だっただろう。

まだ母さんは生きており、85歳だ。数年は大丈夫だろうが、父さんの時と違い1人になってしまうので近年は毎日家に帰っている。

まあ、昼の間はいつも家に来ていた吸血鬼3人に世話を任せているんだが、本人たちに頼んだら快く引き受けてくれたので頼んでいる。

後、老けないことを指摘された時は七曜の老師と修行を始めた初期の頃に自身の種族が真なる人類(ハイヒューマン)の先祖返りであることを知ったのでそれを話すことで納得してもらった。

 

____________________________________________

 

さらに100年経った。

母さんは90歳でこの世を去った。

ルベリオスでの憂いも無くなったので森の中の調査を本格化し、各種族がどのあたりにいるのかを調査している。

ジュラの森にいた巨大タニシや蜘蛛と戦っていたら...

 

「クァーハハハ!ようやく見つけたぞ!」

とヴェルドラが飛んできた。

 

「お前だな!ここ150年近く我の森をうろちょろしておったのは!」

「いい修行場になるので」

「ほう?修行とな?では我直々に戦ってやろう!」

 

はあ?なんでそうなるんだこのトカゲは...

戦うわけないだろ?『転移』

 

「なっ!?逃げるな!卑怯者!」

 

転移の邪魔をするために尻尾で薙ぎ払われそうになるが、尻尾を切り落とし対処した。

 

「ガァ!?我の尻尾を切り落としただと!?」

 

「じゃあな」

 

ルベリオスの奥の院に転移した。

すると、たまたまルイが居た。

 

「やあ、ラインハルト。どうしたんだい?いきなり転移なんてして」

「ヴェルドラから襲われてな。尻尾は切ったが」

「そうか。それなら仕方ないね。だが、尻尾を切れるなら、倒せたんじゃないか?」

「ルミナス様が封印すると言ったから倒したらダメだと思ってな」

「倒せるのは否定しないのか、本当に165歳かい?」

「知ってるだろ?この国出身だぞ?」

「ああ、知ってるさ。だからこそだよ。私たちよりも若いのに、すでに私たちより強いだろう?」

 

当たり前だろ。

ラインハルトと同じ力だからな。

これで負けたほうがおかしいし、負けられない...ファンとして!

 

「ああ...そう言えばやって欲しいことがあった」

「やって欲しいこと?」

聖騎士団(クルセイダーズ)の指導だ」

「指導?...ああ、なるほど。天魔大戦に備えてか?」

「そういうことだ」

「だがもう少し後でも良くないか?」

「そう思っていたんだが、魔王間の取り決めで人間全体を少し強化しようという話になってな。」

「前まではやってなかったのにか?」

「ここ100年ヴェルドラが何かに釘付けで西側諸国に刺激が行き渡らず、前回の天魔大戦時よりも人類が弱体化していてな。」

 

ヴェルドラが?

…心当たりあるな。

 

「釘付けにしてたの俺だな、それ。」

「何?本当か?」

「俺が森の調査してたからだと思う。襲われた時も『150年近くうろちょろしおって』的なこと言われたし」

「そういうことか…ロイから他の魔王に報告しておいてもらうよ」

「オッケー。じゃあ、聖騎士団(クルセイダーズ)の訓練メニューとか考えておくよ。七曜はどうするんだ?」

「七曜は聖人、仙人に覚醒できる可能性のある者たちを鍛えることとなっているよ。」

 

《贈与:教育の加護》

 

精霊様方はいつもありがとうございます!




ギィの接触フラグ建てれたぜ!
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