ちなみに、このお話は、D×D外伝である堕天の狗神の物語開始時点から、だいたい3ヶ月前くらいを想定して投稿しています。
魁人がサタナエルの監獄を乗っ取り、新たな部隊ーーー
また、ここを管理していたサタナエルの配下の堕天使や研究員達は、魁人の
人員を確保したあとは1週間を掛けて、サタナエルの監獄を自分達の新たな拠点として作り替え、サタナエル及び配下の
ーーーそれも落ち着いてきたので、今後の方針を魁人及び
なお、今の会議内容は組織運営及び他の勢力の関わりを焦点に、集まった面々で長い時間を掛けて話し合っているーーー
「・・・とりあえず、俺の考えとして後ろ盾は必要だ。いくら俺たちが通常の者達と比べ、尋常ならざる力を持っていても、組織としての実績や成果がなければ、悪魔や天使、そして、他の神話体系に食い潰されるだけだーーー」
議論を重ねている中で、魁人は自身の考えを口にする。
ここのトップである魁人の考えに注目する一同ーーー
「後ろ盾ですかーーーですが、それは利用されると何ら変わらないのでは?」
「確かにな・・・だからこそ、その後ろ盾には、ある種の信用が必要となる。それは、互いに対等の関係を維持していける間柄を築くことーーーそして、もし裏切られた際のリスクヘッジもある程度できるように、深い関係にはならないように情況を注視し続けることだと俺は考えている・・・そう言う意味で、ほとんどの悪魔は、こちらをみくだしている者もいるからーーー深い関係は、一部の悪魔勢を除いて望めないだろう」
「天界も、私たちを異端者、罪人と見なして、滅しにくるでしょうねーーー」
魁人の返答に頷く白銀の長髪の少女ーーー彼女の名前はノア・A・サタナエル・・・名前から分かる通り、サタナエルの血を引く
なお、ノアはサタナエルが創り出した異端技術の結晶とも言える存在であるため、強硬派が大半を占める教会及び天界勢力からは異端技術の極致、中世に近い時代だと魔女として罵られ、魔女狩りの
「ノアもそうですけど、魁人兄も含めて、全員異端者ですから、特に、うちはーーーサタナエルの血を色濃く受け継いでいますから・・・」
ノアの隣に座って頷く黒髪短髪の少女の名は、黒那・K・サタナエル。古代の
彼女はサタナエルの娘であるが、とある実験によって、彼女の母が死んで以降、父であるサタナエルも彼女に興味がなくなったように、無関心で接するようになった為、一時的に孤立するも、サタナエルの直弟子でかつ、自身も生まれた直後に母を亡くした魁人が、自分と同じような目に遭わないように兄として接し続けた事で、完全に孤立することはなくなった。なお、黒那は魁人に依存するような形となっているが、敬愛する兄として魁人を慕っている(ブラコン)
なお、サタナエルに造られた妹同然の存在であるノアの境遇も同情しており、ノア自身が、自分の存在価値に悩まないように気楽な姉として仲良く接している。
「よくよく見ると、この組織ーーートップは総督の血を引いていて、幹部の二人は、最高幹部だった者の血を引く存在です。そう言う意味では、私は地味と言ったら、地味ですかね?」
「いや、
そう言って、自身の隣で会議の議事録を纏めながら、ため息を吐く、長い黒髪の少女の名はマドカ・O・コカベル。コカベルという堕天使の娘である生粋の
その血を引くマドカも魁人と対等に渡り合えるぐらい高い戦闘力を持っているが、マドカ自身の気質も相まって、単体で戦いに赴くことはなく、そのスペックのほとんどを魁人のサポートに捧げている。ちなみに、魁人とマドカは、長い間、様々な任務で共にいることがあり、魁人自身も、マドカがいなければ、今の俺は居ないと断言する程のダメ人間であり、常に、マドカによって、公私を支えられている。そのため、彼女が仕事等で居ない時があると、直ぐ様、魁人はーーーダメ人間としての出不精が出てしまう。それによって、よくマドカに叱られるパターンは、組織内でも名物になっている。
「それに、マドカが居ないと俺は何にもできないからさーーー」
「正直、魁人の方が、料理の腕前が高いのに、それ以外の生活力皆無なのは、流石に頭を抱えますーーー修行や研究も良いですが、最低限の片付けぐらい、そろそろやってくださいーーー次、散らかしにしたら・・・ここから言わなくても分かりますね?」
「はいーーー善処します」
普段から頼り放しである自覚があった魁人は申し訳なさそうにマドカに謝る。
魁人の謝罪を見て、微笑ましく思ったマドカを含めた幹部達ーー一瞬で、張り詰めていた情況が緩んだ為、そのまま会議を中断し、休憩に入ろうと、マドカは会議室にいる護衛の隊員にお茶の準備をしてもらおうと、声を掛けようとした時だった。
『ジャガジャガジャガ!!!!』
音割れしたような少女の音声が、監獄内に鳴り響く。
「この鳴り方は侵入者かーーーミロク、何処からの侵入で、数または、誰の差し金か分かるか?」
そう言って、魁人は近くにおいていたタブレット状の端末を操作し、通信を送る。
通信が繋がると、タブレットが発光する。すると、空中に仮想ディスプレイが投影され、そこに映し出されたのはーー
桃色の長い髪にツインテールにした白衣の少女で、彼女の周りに巨大な2つの腕が空中で浮いている。なお、白衣や巨大な腕以外にも、天女のような羽衣をつけていることから、普通の人が彼女を見れば、トンデモない格好をした異常者として見られることは確実だろう。
『うーん。索敵の
少女、ミロクは仮想ディスプレイやキーボードを投影し、そこに映し出された状況を魁人に伝える。
打鐘部隊は、その
この制服を纏った少女達の役目は、監獄の索敵で、侵入者または脱獄者を見つけた場合に、先程聞こえたような音を発生させ、監獄内の囚人達に、その状況を知らせることを第一としている。また、可能であれば、その攻防兼ね備えた音で侵入者や脱獄者を制圧することもできる。
なお、普通は鐘なんて、銅や鉄でできてるからものすごく重く、動かすことはできない。それを再現しているなら、早く動くことはできないと考える人もいるが、魔力を使っての空中浮遊が可能なため、見た目以上に早く動くことができる。しかも、この衣を纏った状態でぶつけられれば、1tトラックに衝突されたような衝撃を受け、防御が上手くできないと死に至ることもあります。
攻防に優れた看守の役目を与えられた処刑人ーーーそれが、この
「そうかーーー大方、装備をみる限り、人間を舐めくさってる堕天使達だなーーー命令を曲解し、こっちに攻撃を仕掛けてきそうだなーーーちょうどいいから、そのまま監獄の防衛機構のテスターとして、罠に嵌めよう」
『いいのかい?もしかしたら、君のお父さんからの伝言があるかもしれないよ?』
「必要ないーーーだって、これからこっちから親父の所に顔を出そうと思ってたからーーー」
「ーーーまさか、一人で行くつもりですか?」
「嗚呼。俺のアレのテストも兼ねてーーー」
フフフと不敵な笑みを浮かべる魁人。それを見た幹部一同はーーー
やっぱ、魁人と
すいません、長くなりそうなので、次の回でアザゼルとの再会と、中級、下級堕天使に対する戦闘を送りします。
あと、近い内に設定集も投稿を検討しています。
お楽しみに!!