ゼルダの伝説 BREATH OF THE WILD 作:ナイショくん
天真爛漫なキャラ描くの難しい······。
けど自分の好きなゲームの小説書けるの楽しい
塔から降りると、
さっきのおじいさんが
木の枠組みに布を張った謎の道具を使って
空から滑空して姿を表した。
リンク
「······あ、おじいさんさっきぶり」
先ほどの怪物の影を見たのもあり、
ボクはどこか上の空だった。
それを見て、おじいさんは口を開いた。
老人
「いやはや······驚いたわい。
大地から次々と
塔が地面から姿を現しおった······
恐らく······このハイラルに眠っておった
“力”が呼び覚まされたのだ」
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「力······?」
老人
「して、塔の上はどうであった?」
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「それが······城の方から女の人の声が聞こえた」
老人
「ほう······お主はその声に心当たりはないのか?」
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「分かんない」
老人
「······そうか。それはなんとも心苦しいのう」
そう言うと、
おじいさんは怨念に憑かれた城を指差して
次の言葉を紡いだ。
老人
「お主も見たであろう。
あの城を包み込む、禍々しい怨念の塊を」
リンク
「······うん。おじいさん、あれ何か知ってるの?」
老人
「······あれの名は──“厄災ガノン”。
今から100年前、この地にあった国
“ハイラル王国”を滅亡させた元凶じゃ」
おじいさんは、どこか重々しく口を動かす。
老人
「突如として現れたヤツによって、
街は破壊され、多くの民達の命が奪われた──
そして、今日まで100年もの間······
王国の象徴であった“ハイラル城”に、
あのような姿で取り憑いたまま······
その動きを止めておる」
リンク
「······」
ボクはあの城に取り憑いた怨念と──
──あの城の中心にあった光を思い出していた。
老人
「······もしやお主、あの城へ行きたいのか?」
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「······うん」
老人
「──そう言うと思っておったぞ」
おじいさんはボクの問いにそう返す。
老人
「じゃが、ここは陸の孤島······
この絶壁の台地から出ることは不可能じゃ。
もし飛び降りようものなら、
地面に叩きつけられひとたまりもないじゃろう」
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「えー?そんなぁ······どうしよ······」
老人
「まあ、わしのように
“パラセール”を持っていれば話は別じゃがな」
リンク
「パラセール?」
老人
「ふぉっふぉっふぉっ、
さっきわしが降りてきた時に使った道具じゃ。
お主にくれてやってもいいが······
タダというわけにはいかん」
リンク
「そっか······じゃあ、どうしよう」
老人
「そうじゃな······では、
あるところに眠るお宝と
交換というのはどうじゃ?」
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「お宝かー······うん、いいよ!」
老人
「うむ、よい返事じゃ。
では、わしについてまいれ」
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おじいさんについていくと、
その目線の先には山吹色に光る祠があった。
老人
「今、わしの見ている先に
怪しげに光る祠のようなものが見えるな?」
リンク
「うん。······あれ、あれさっき光ってたっけ?」
老人
「あれは塔がせり上がったのと同時に
あのように光り始めたのじゃ」
リンク
「へー······気付かなかった」
老人
「ああいう場所にはたいがい
お宝が眠っておるものよ。
パラセールがほしいのじゃろう?
お宝、楽しみにしておるぞ」
リンク
「おー······!頑張ろっと!」
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──祠の前まで来ると、
シーカーストーンと同じマークの台座が
設置されているのに気がついた。
リンク
「同じマーク······こういうことかな?」
シーカーストーンをかざしてみると──
──シーカーストーンを確認しました
という無機質な声が聞こえ、
次に祠の一部、床の模様が蒼く光り出した。
──ワープ地点として
この場所をマップに登録します
──内部へのロックを解除します
との発声を聞くと、
祠の前面が開いて中に入れるようになった。
祠の内部の地面には、
シーカーストーンの紋様と同じ模様が描かれた
円形の壇のようなものが確認できた。
壇の上に乗ってみると──
円の周りが光り出し、
ボクを乗せたまま地面に沈み込んでいった。
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少しの間床と一緒に沈んでいくと、
ようやく到着したのか止まった。
壇から降りて周りを確認してみる。
祠の外とは空気感や雰囲気がまるで違い、
天井が青白く光っている謎の空間が広がっていて、
空間の向かって右側には
シーカーストーンをはめられそうな台座と、
上にある岩のような塊が、
前方には大きな金属の板が2枚置いてあった。
『祠を訪れし者よ 我はマ・オーヌ
女神ハイリアの名におき 試練を与えよう』
──と、突然そんな声が聞こえてきた。
まるで思念のように直接語りかけてくるような、
男性とも女性ともつかない声だった。
台座にシーカーストーンをはめてみる。
──シーカーストーン認証
アイテムの入力を開始します
と無機質な声に言われると、
次に上の何かが青く光り、
そこから光る雫がシーカーストーンに落ちた。
画面を見てみる。
──アイテムが追加されました
──マグネキャッチ
金属製の物を磁力で動かす
発射される磁力を当てることで
金属製の物をつかむ
磁力で掴んだ物は
持ち上げて自由に動かすことが出来る
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「わー······金属製の物を動かせるんだ」
試しに、地面に置いてある大きな鉄板に
磁力を照射してみる。
──すると、
シーカーストーンから飛び出た光が鉄板に当たり、
鉄板が黄色く光り出した。
リンク
「お?」
シーカーストーンを動かしてみると、
それに倣うように鉄板も動く。
なるほど、こういう感じなんだ。
そう思っていると、
鉄板の下に穴が空いているのに気がついた。
どうやら鉄板の下に通り道があったようだ。
鉄板の下の通路を潜り抜けると、
石や金属で出来た正四角形の障害物が
立ち塞がっていた。
リンク「······あ、こういうこと?」
金属部分にマグネキャッチを使って引き抜くと、
壁は崩れ落ち、向こうに通れるようになった。
リンク
「おー!」
シーカーストーンってこんなことまで出来るんだ、
すごいなーと思いながら先に進むと──
──バシュッ
目の前に何かが飛んできた──
ので、条件反射で咄嗟に躱した。
後ろにあった四角形の石に何かが当たったので、
多分避けて正解だったと思う。
何かが飛んできた方向を見ると、
お椀をひっくり返して足を生やした様な見た目の
からくりで動いて見えるものが、
僕に向かって目を光らせていた。
──バシュッ
また何かを飛ばしてきた。
そしてその“何か”は実態のあるものではなく、
青白く光るビームのようだった。
それを躱して機械仕掛けの身体を剣で斬り裂くと、
爆散して部品だけになってしまった。
部品を拾って先に進むと、
鉄板が橋としてかかっているのに気がついた。
が、もう一つ先にはかかっていなくて
進みたくても進めない。
リンク
「······あ、そうだ!」
さっき橋として上を通ってきた鉄板を
マグネキャッチで動かし、
こちら側に橋を架ける。
そうすると、
予想通り架かって通れるようになった。
向こう岸の鉄の扉もマグネキャッチで開けると
この空間の終着点には
光の膜が張られた祭壇が配置されていて、
その上にはミイラが座禅を組んでいた。
『試練を克服しよくぞここまで······
貴方様こそ粉うことなき勇者』
『我は 悠久の昔女神ハイリアの啓示を
享けし者がひとり······
この祠を創りし者 マ・オーヌ』
『ここを訪れる者の真の実力を見極め
厄災討伐を果たせるよう
しるべとなる導師······』
『永劫とも思える流れの中、
ついに真の勇者が訪れた······』
『今こそ女神ハイリアの名において、
克服の証を授けよう』
そう語りかけてきたミイラの身体から
紺色の球が飛び出した──かと思うと、
ボクの身体に吸い込まれるように収まった。
『これで我が役目は終わる······
女神ハイリアの加護があらんことを······』
ミイラはその言葉を最期に光の粒へと姿を変え、
消えていった──
───────────────────────
リンク
「わ、もう夕方」
祠の外に出ると、既に陽は暮れかかっていた。
「ほーっほほーい!」
上からおじいさんの声が聞こえてきたかと思うと、
パラセールを使っておじいさんが降りてきた。
老人
「どうやら克服の証を手に入れたようじゃの······
まずは、よくやったと褒めてやろう」
リンク
「えへへー······あれ、なんでその事知ってるの?」
老人
「──千里眼、というやつじゃ。
歳を取ると目の前の物は見え難くなるが、
逆に隠された物が見通せるようになるのじゃ。
誰にでも身につくものではないがのう、
ふぉっふぉっふぉっ」
リンク
「へー······すごいなぁ」
老人
「しかし塔の出現といい、その祠といい、
全てはそのお主の腰のそれ──
──シーカーストーンとやらに
縁があるようじゃな」
リンク
「へー······よく分かんないけど、
やっぱこれってすごいものなんだ」
老人
「シーカーストーンと聞いて
わしも思い出したのじゃが······──
──その昔、この地にはシーカー族という
高度な文明を持った民がいてな······
その叡智の力によって
この地を幾度となく脅かした
厄災を払ったそうじゃ。
彼の文明は遥か昔に絶えたと聞いていたが、
まさかこんな祠に隠されておったとはな······」
リンク
「へぇー······」
老人
「よいか、こうした祠は
この地にいくつも存在する。
この台地にもあと3つほどあったはずじゃ。
その全てで克服の証を手に入れた時、
パラセールを渡してやろう」
リンク
「おー······あれ?増えた?」
老人
「わしはお宝とは言ったが1つとは言っておらん。
お主なら1つも4つもそう変わるまいて。
その代わり祠探しのコツを教えてやろう。
祠に限らずものを探すには
“高いところから見回す”のが一番じゃ。
そうじゃのう······」
おじいさんがさっきの塔を指差す。
老人
「もう一度
さっきの塔に登ってみたらどうじゃ?」
リンク
「おー······分かった!」
老人
「慌てるでない。
もうひとついいことを教えてやろう。
シーカーストーンのマップを見るがいい」
言われた通りにシーカーストーンを開く。
老人
「お主が出てきたこの祠、
そして塔にも青い印がついておるじゃろう?
シーカーストーンの力を使えば、
その場所にワープできる······
と聞いたことがある」
リンク
「わーぷ······」
老人
「と言うても昔の話じゃ。
嘘か真かは分からんがな」
リンク
「······ねえ、おじいさん」
老人
「む?」
リンク
「──わーぷって何?」
老人
「······そこからか」