ゼルダの伝説 BREATH OF THE WILD 作:ナイショくん
──次の日。
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「おじいさん、何してるの?」
おじいさんは手にオノを持って
崖の近くの針葉樹っぽい木の前で何かしてた。
崖の向こう側には対岸があり、
そのさらに崖上には目的地の1つの祠があった。
老人
「ああ。
この木を切ってな、
薪にでもしようと思っての」
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「そうなんだー」
老人
「じゃが、思った方向に木を切るのは
骨が折れるわい。
切りたい方へ身体の向きを
しっかり合わせないといけないからのう」
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「そっか······ねえ、ボクも手伝っていい?」
老人
「よいのか?すまんのう。
では、やってみるがよい」
おじいさんからオノを受け取り、木の前に立つ。
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「よい──しょっと!!」
──ガッ
──ズズゥゥゥン······
木は一撃で切り倒され、
それをさらに切って薪にする。
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「おじいさん!薪出来た!」
老人
「うむ、ありがとうのう」
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「えへへー······あ!そうだ!」
いいアイデアを思いついた。
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「おじいさん、もう少しこのオノ借りていい?」
老人
「他にもオノはあるのでな。
好きに使うてくれて構わんよ」
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「ありがと!」
手早く礼を言うと、
こっち側の崖の近くにある木の前に立つ。
身体の向きをしっかり合わせ──切る。
──ガッ
──ズズゥゥゥン······
果たしてボクの思った通り、
倒れた木は橋になって対岸に繋がった。
その上を渡り対岸に到着すると、
さらにそこから崖を登る。
途中休める足場があったのは幸運だった。
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「──とうちゃーく!」
しばらく登り続け、
ようやく3つ目の祠に到着した。
3回目ともなると慣れたもので、
台座にシーカーストーンを認証させて祠を開くと、
昇降台の上に乗って地下に潜る。
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祠内部にはシーカーストーンを嵌め込んで
新しい機能を付け加えてくれそうな台座の他にも、
歯車仕掛けで縦に回転する床や
巨大な石球が転がり落ちてくる坂など、
様々な仕掛けが施されていた。
『祠を訪れし者よ 我はワ・モダイ
女神ハイリアの名におき 試練を与えよう』
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「······よし!頑張るぞー、おー!」
まずシーカーストーンを台座にセットする。
──シーカーストーン認証
アイテムの入力を開始します
すると、上の鍾乳石のような部分から
涙のような蒼い雫が落ちてきて、
シーカーストーンにかかる。
今度はどんな機能がつくのかな?
──アイテムが追加されました
──ビタロック
物体の時間を止める
時間を止めた対象に衝撃を与えると
動く力を溜める事ができる
溜められた力は動き出した時に
一気に解放されるので
上手く使えば巨大な物を動かす事もできる
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「······時間を止める?って······なんか凄そう」
試しに先の足場を回す歯車に足場が横になって
通れるタイミングでビタロックを使うと──
──ビターンッ!!
という音が鳴り響き、
歯車が金色に染まってその動きが止まった。
ちょうど足場も横になっていたので、
それを渡って先へと進む。
しばらくすると金色に染まっていた状態は解け、
再び歯車は動き出した。
どうやら時間経過で元に戻るらしい。
次に待ち受けていたのは
一定の周期で巨大な石球の転がり落ちてくる坂で、
左右には高い塀が作られているため
横を通って石球を避けていくのは無理そうだ。
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「······!そっか、ここもこれを使えば······!」
そう思い、ビタロックを使おうとする──
が、どうやら一度使うとクールタイムがあるようで
今は使えなかった。
少し時間をおいてビタロックを使い、
石球が転がり落ちてこない間に
塀の開いた場所に進む。
次には壁に鉄のハンマーが立て掛けられていて、
次に進むための道をさっき転がってきていたのと
同じ見た目の石球で塞がれて通れなかった。
その先にはミイラ──
ワ・モダイの待つ祭壇が安置されていたため、
ここを越えれば3つ目の祠も踏破したことになる。
とりあえず置かれていたハンマーを手に取り、
どうすればいいか考える。
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「うーん······祠の謎は今のところ
シーカーストーンの新機能を使って
進められるようになってるから······
多分ビタロックを使うんだろうけど······」
シーカーストーンの説明欄を確認する
──物体の時間を止める
時間を止めた対象に衝撃を与えると
動く力を溜める事ができる
溜められた力は動き出した時に
一気に解放されるので
上手く使えば巨大な物を動かす事もできる
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「······あ、そっか!
“溜めた力を解放”ってこういうことなんだ!」
目の前の石球をビタロックで固め、
今手に入れたハンマーで叩く。
すると、叩く度に──
──カンッ、カンッ
という音が鳴り、
金色に染まっていた石球が段々赤みを帯びる。
そして一定時間が経過すると石球は吹き飛び、
最奥へと進めるようになった。
ミイラの待つ祭壇の前に行く。
『試練を克服しよくぞここまで······
貴方様こそ紛うことなき勇者
今こそ女神ハイリアの名において
克服の証を授けましょう』
克服の証も渡され、
ワ・モダイは光の粒子となり消えていった──
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3つ目の祠を踏破したその足でハイリア山に行き、
寒くなってきたところで防寒着に袖を通す。
雪も積もってきて息が白く染まる。
だが、実際は防寒着のお陰で
寒くても平気で活動できた。
これもおじいさんのお陰だ。
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「えっと、最後の祠は······」
あ、あの山頂から見渡せば
最後の祠の位置も改めて分かるかもしれない。
銀世界に足跡を残し、
岩壁に掴まってもっと高いところに登っていく。
──山頂にはおじいさんがいた。
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「こんにちわー!」
老人
「おお、ここまで来たか。
防寒着は役に立っているようじゃの」
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「うん、暖かいよー」
老人
「それはよかった。
ところで祠の踏破の進捗じゃが、
行き詰まってはいないか?」
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「あ、そういえば4つ目の祠探してた。
えっと、祠祠······」
──見つけた。
シーカーストーンで確認した限り、
北西辺りに進めば最後の祠に辿り着ける。
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「じゃ、ボクもう行くから!またねー!」
老人
「あい分かった。気を付けてな」
──最後の祠に到着して祠を開通させ、
昇降台に乗って地下へと進んでいく。
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『祠を訪れし者よ 我はトゥミ・ンケ
女神ハイリアの名におき 試練を与えよう』
4つ目の祠の内部には水場が多く
その上に進めそうな道があった。
ひとまず慣れた手つきで
台座にシーカーストーンを嵌め、
新しい機能を追加してもらう。
──アイスメーカー
水面に氷柱を作り出す
作り出した氷柱はとても固く溶ける事もない
水辺での足場や障害物として利用ができる
作った氷柱にもう一度使う事で破壊もできる
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「へー、氷作れるんだ······
とりあえず試してみよっと」
近場の水場に照準を合わせ、
アイスメーカーを発動させる。
すると四角い氷の柱が生成され、
氷を登って上の通り道を進めるようになった。
さらに先には水面の上に
閉ざされた門が作られていた。
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「うーん······あ、そうだ」
門の下にある水面に氷柱を作る。
すると門は氷に持ち上げられ、
門を通れるようになった。
先へ進むとからくり仕掛けで動き、
ビームを飛ばしてくる
初めの祠でも突然襲ってきた敵性存在がいたが、
ビームを目で追って回避してから
相手に向かって突撃して切り裂くと
あっさりと壊れて部品だけになった。
次の仕掛けは、三角形の出っ張りの上に
シーソーのように石でできた板が配置されていた。
上に通れる道があることから
どうやら台をどうにかして上に登るようだ。
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「うーん······──!」
1つの案を思いつき、
石の板の下にある水にアイスメーカーを使う。
すると石の板は氷柱に片側を持ち上げられ、
もう片方は傾いた状態になって
上の道を登れるようになった。
さらに先へ進むと、
ようやくミイラの安置された祭壇にたどり着いた。
『試練を克服しよくぞここまで······
貴方様こそ紛うことなき勇者
今こそ女神ハイリアの名において
克服の証を授けましょう』
『これで我が役目は終わる······
女神ハイリアの加護があらんことを······』
4つ目の克服の証を受け取って、
ボクは最後の祠を後にした──
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──ほっほっほっ
上からおじいさんの声が聞こえてきて見上げると、
おじいさんはパラセールを使って滑空し
ボクの目の前に降りてきた。
老人
「これで、この台地にある全ての祠で
克服の証を手に入れたことになるのう······
ふぉっふぉっふぉっ」
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「これでパラセールくれるの?」
老人
「うむ······──時が来たな。
リンク······お主に全てを話す時が」
心なしかおじいさんの声色が変わり、
後ろを向いて杖で向こうの方角──
神殿の廃墟がある方を指差す。
老人
「4つの祠が交わる場所を訪れるのじゃ。
わしは······そこで待っておるぞ」
そしておじいさんが振り替えると、
おじいさんの身体を緑色の光が包み込み──
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「──!」
老人
「よいか······4つの祠が交わる、
と······こ······ろ······じゃ······──」
おじいさんは、その光に包まれて姿を消した──