転生したらサイコデュエリストになったのか?   作:エオナ

1 / 1
こんばんは、あるいは初めまして
この話は遊戯王5d,sの二次創作になります
リンクモンスターの出番はありません
アニメ本編を自分なりに解釈したストーリーとなります。
原作を大幅改変してるためご了承ください


偽りの聖戦
1話 最初の記憶


「トビー、私を置いて逃げなさい。この先決して振り返ってはいけませんよ。」

私はトビーに指示をする。

私は私を捨てた両親が憎いけれどそれ以上にこの施設を作った彼が憎かった。

自らの欲望を満たす研究のために孤児を集め、

その身に宿ったサイコ能力の出自を調べる。

権威、名誉、彼の本当の理由は何もわからないけれど世の中のためにはならない事は確かだ。

 

「でもそしたらお姉ちゃんが。」

私の事を考えてくれるのは優しい、けれどその優しさを他の人の為にも生かして。

その優しさがあれば世界はより良い方向へと進むわ。私はトビーが向かった出口とは真逆の方へと足を進めた、後悔なんてしていない。

そうして諸悪の根源ディヴァインのいるモニタールームへと辿り着く。私達が逃げ出したことを知って部下などに指示をしているが此処に来ていると知らないだろう。

そしてドアを開けた。

「何者だ。そして鍵がかかっているはずなのにどうして開けられる。」

 

「煩い、貴方の声なんて聞きたくもなかったけれどこうして戻ってきた。理由は貴方にはわからないでしょうね。」

私の意思に反して毒舌な言葉が出てくる。

「黙れ黙れ黙れ、デュエルで黙らせてやろうか。」

彼の額には汗をかいているがどうしてだろうか、私の顔に何かついているのかな。鏡がないから知る由もない。

「デュエルでもいいよ、どうせ貴方は自らの手で首を絞めるだけだから。」

そうすると彼はデュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル。」」

 

「俺のターン、ドロー。」

この頃はまだドローがあったんだっけ、懐かしいなと後になって思うがそれを知るのは先の話。

「俺はクレボンスを召喚、カードを二枚伏せてターンエンドだ。」

 

「私のターン、ドロー。手札から儀式魔法 精霊の祝福を発動 手札のプチテンシ オネストを墓地に送り竜姫神サフィラを儀式召喚する。」

 

(おかえりなさい、主人様。今は目の前のデュエルに集中しましょう。」

サフィラの優しい声が聞こえてくる、懐かしく寂しそうに感じてしまう。胸を締め付けられるほど苦しくて手を差し伸べられたい。

 

「バトルフェイズだ、サフィラで攻撃。」

 

「愚かにも立ち向かってくるか、甘い。俺はクレボンスの効果発動800ライフ払い攻撃を無効とする。」

 

ディヴァイン

LP3200

 

「今の攻撃を避けたか、なら私はカードを二枚伏せてターンエンド。サフィラの効果によりターンエンド時にオネストを墓地から回収する。」

 

「俺のターン、ドロー。」

彼は顔を綻ばせた、一体何のカードを引いたんだ。

 

「俺は手札から緊急テレポートを発動し、デッキから枯鰈葉リプレースを特殊召喚。そしてこのフィールドにレベル3モンスターがいる事によりサイコトラッカーを自身の効果により手札から呼び出す。見ろ、我が力 チューナーのクレボンスに2体のレベル3モンスターでシンクロ召喚。逆巻け、我が復讐の黒炎!シンクロ召喚!来い、メンタルスフィア・デーモン。」

悪魔の名に相応しい翼を生やした者が降り立つ

「これを出させたのは君が初めてだ、バトルフェイズに入る。メンタルスフィア・デーモンでサフィラを攻撃。」

 

「私は手札のオネストの効果を発動、メンタルスフィア・デーモンの攻撃力をエンドフェイズまでサフィラに加える。」

驕るものはいずれ台座から降ろされる、それが人間の摂理だ。

 

「なん、だと。」

ディヴァイン

LP700

彼は一瞬驚いた顔を見せるがすぐに戻した。

「ならば伏せカードを発動 サイコ・チューンを発動し、メンタルスフィア・デーモンを攻撃表示で呼び出す。この時メンタルスフィア・デーモンはチューナーとなるが問題ない。ターンエンドだ。」

目の前の彼は知らないのか、サフィラは相手ターン終了時であるこの時も使えると。

 

「貴方は何も知らないんだね、サフィラの効果を発動。墓地のオネストを再び手札に加えます。」

彼の額に冷や汗が出てくるのが目に入った。この程度で彼が優越感に浸っていたのは、不自然極まりない。

おそらくエンドフェイズまでと言ったから慢心をしていたのだろうか。

 

 

「諦めの悪い貴方に終わりをあげる。私のターン、ドロー。」

私は一息ついた後言葉を続ける。

「私は手札からチューナーモンスター、ギャラクシー・サーペントを召喚。そしてサフィラとサーペントでシンクロ召喚、世界の光を終わらせる竜を今ここに。シンクロ召喚、レベル8ライトエンド・ドラゴン。」

 

ライトエンド・ドラゴンを掲げた時、屋上にあった電灯が消えた気がした。

「どうして貴様はそのドラゴンを持っている、かつて失われたカードではないのか。」

ライトエンド・ドラゴンってそんなカードだったように見えない。そして何かを彼が知ってる様子だったけれど今の私には関係ない。

 

「ライトエンド・ドラゴンの効果、ダメージステップ時に自身の攻撃力を500下げることで貴方のモンスターの攻撃力を1500下げる。ライト・イクスパンション」

ライトエンド・ドラゴン

攻撃力2600→2100

 

 

メンタルスフィア・デーモン

攻撃力

2700→1200

 

ディヴァイン

LP0

 

「何故だ何故だ、この俺がどうしてこの虫けらに。」

私の耳に彼の言葉は入らない、これで時間を稼げたかな。

安堵と共に視界が暗くなる。力が入らないが満足だけはしていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。