リムルに喰われる悪魔に転生してしまった…… 作:てきとーでいこう
その原初とは
……というかこうやって成果を並べると
そりゃそれ相応にキツかったがこうやって結果を見てみると大成果だ。
頑張ってよかったと思える
っと、話を戻そう。
俺は
もちろん同じようなことではないがな。
まず
こちらはもうわかりきっている。
魔法……主に核撃魔法を学べるだろう。
そしてその威力の向上だ。
もちろん暗黒魔法も学べるだろうが俺的に
で、だ。
そんな威力の魔法を今の俺が耐え切れるかという疑問があるのだ。
そもそも俺まだ核撃魔法使えないし。
霊子を認識するところまでは来たがまだ魔法として扱えないのだ。
そして
俺はまずこちらを選んだのだが
だって残虐非道の代名詞だぞ?
どうせ大変なことになるのは目に見えている。
あと、流石に
こちらならまだなんとかなるかもしれない、と考えたのだ。
なので来ました、
うん。
やっぱ
主人の陰湿な性格に影響されたのかな。
なんていうと殺されるので心の中で留めておく。
ともかく挨拶だ。
初対面……ではないがこれから100年はお世話になるのだ。
ちゃんと礼儀は正さなければ。
生きるためにも。
「これからよろしくお願いします」
「うん。よろしくー。で、早速なんだけどさ。君って今どれくらい耐性持ってるの?」
「え? あ、今は物理攻撃無効、精神攻撃耐性、痛覚無効、自然影響耐性、状態異常耐性の6種類ですね」
突然
熱変動耐性exとかいつのまにか自然影響耐性に組み込まれてたし。
やっぱ進化ってすごいな。
なんてことを俺が考えている中、それを聞いた
「へぇー、じゃあ完全に無効ってわけじゃないし聖魔攻撃耐性は持ってないんだ」
面白そうに残虐な笑みを浮かべた。
それを見て俺はこれから地獄が待ってるんだなと確信したのだった。
◇
題名は
【紫の悪魔との訓練日記】
である。
……はい、白の部分を紫にしただけです。
まぁいいだろう。
わかりやすいのだから。
特段かっこいい名前をつけたいわけでもないので問題ない。
さて、この脳内日記ではいったいどんな愚痴を書き込むことになるのだろうか。
まぁ、現在進行形で脳内でつける日記だから日記っぱくないっちゃないんだけど。
《1日目》
さっそくと言わんばかりに
何を振るのかと尋ねると俺の耐性を試すらしい。
この時点で嫌な予感しかしない。
とはいえ、話を聞かないことには始まらない。
詳しく聞いてみると自分がこれから修行をつける上でどれくらいまで力を出せばいいのか確かめるためらしい。
一体どんな屁理屈が、と思ったがまともな考えだった。
簡単に玩具を壊すような真似はしたくないのだろう。
弱めなものからやって限界を試すと言った。
キツイことになるだろうがこの後のこと考えるとやる必要はあるだろう。
実際に毒を喰らってみたが全くもって害が出なかった。
結構緊張していただけに拍子抜けしてしまったくらいだ。
さすが
どっちにしろ、思っていた以上に
《2日目》
前言撤回だ。
1日目はめちゃくちゃに弱めていただけだった毒だが、今日も同じような毒だった。
ならなんでこんな怒っているのかって?
この悪魔、毒の出力はそのままだがプラスして不快感を俺に与えるというトリッキーなことをしているのだ。
要するに毒自体は弱いから命に影響は全くないけど代わりにめちゃくちゃ痛かったり気持ち悪くなったりするよ、ということだ。
めちゃくちゃ気持ち悪い思いをしている中、目の前にいる
ぶっ殺してやりたい。
そんなことを考えていたら
「あ、そうそう。これから毎日ちょっとずつ毒の出力上げていくから」
サラッととんでもないことを言いやがった。
ルミナスが言っていた残虐非道っていう理由がよくわかった。
悪魔である俺でさえこれなのだからこれを人間が食らったら速攻発狂するんじゃなかろうか。
可愛い顔していてやってることがえげつなさすぎる。
やはり原初は原初だな、と思った。
《360日目》
一年がたった。
と言ってもやっている内容は変わらない。
ただひたすらにこの気持ち悪さに耐えていた。
まだ俺の耐性を突破するには至らないらしい。
こう思うと種族関係なく耐性っていうのは優秀なんだなと思った。
ともかくこの
相変わらず気持ち悪いがそれでもそこまで態度に出さないくらいには慣れてきた。
すると、急に俺の体が電撃で包まれる。
これもまた気分を害するような不快感を与える効果を持っているようで先ほど以上に気持ち悪さが襲ってきた。
あとついでのように体が痺れたりする。
これまで態度を隠していた俺だが、これにより思いっきり態度に出してしまう。
これには
「君って自然影響無効じゃないんでしょ? 一緒に鍛えてあげるよ。君って顔とかないから苦しんでるのわかりにくいし」
あのさ、最後らへん小声で言ってるけど聞こえてるよ!
一緒に鍛えるってのもただ俺を苦しめるための建前だろ!?
……というかこの炎もまたどんどん強くなってくるんだろ?
これ加速度的にキツくならないか?
《1357日目》
最悪だ。
毒のみだがついに俺の耐性を突破しやがった。
あのときの
「いいねいいね! 毒が効くようになった! このまま耐性つけちゃおう! すぐにつけられたらやだからゆっくりやろ」
また聞こえてるんだよクソが!
あぁ、まじでやばい。
というか痛い!?
なんで痛いんだ、俺痛覚無効持ってるだろ!?
《解。痛覚無効は
マジかよ!?
痛覚無効は痛いの全部弾くもんだと思ってたぞ!
待て、ってことはこの毒で与えるのは精神攻撃なのかよ。
俺を殺すためのエネルギー《毒》じゃなくてそのついでとして与えるのが精神攻撃とかがメインってことか。
毒だからって全部体に影響が出るもんだと思ってた。
今まで毒によって痛みを感じなかったのは精神攻撃耐性があったからか!?
《解。その通りです。原初の紫による精神攻撃に対して耐性が働き、痛みを除去していました》
それじゃあ気持ち悪さは?
《解。最初から状態異常耐性を突破していました》
マジで?
えーとつまりめちゃくちゃ弱い毒と一緒に与える不快感がどんどん強まっていたってこと?
《その認識で正しいです》
嘘でしょ?
要するに最初から俺の苦しむ姿を見たかったってだけじゃねぇか!
ちなみにその毒って解析して無害化とかできたりする?
《解。ただ今解析中です》
なるほど、まだ時間がかかる感じな。
もうこうなったら仕方がない。
毒が解析できるまで我慢するしかない。
今までずっと痛みを知らないで過ごしてきた。
その分のつけとでもいうべきものが回ってきたのかもしれない。
《5468日目》
ついにやりました!
やってくれました『
原初の毒を無毒化してやった。
とっても手加減してくれていたとはいえ
これで痛みと気持ち悪さとも無縁だ!
……なんて思っていると今度は別の毒やられました。
これも頑張って解析して無毒化しなければ。
とは言ってももう痛みに慣れてくるという結構危ないとこまで行ってしまったので今更な気もするが。
これが全部命に関わるレベルの毒だったら本当に大変なことになっていた。
あくまでも修行というとこがデカい。
あとついでに自然影響耐性が自然影響無効に進化した。
これであの電撃による痺れは無くなったわけだ。
このことには
その顔を見て俺はちょっと溜飲を下げたのだった。
あ、だからと言って毒をちょっと強めるのやめてね。
痛い、痛いから!!
《16257日目》
これまでの地獄の
これにより俺を拷問する意味は無くなったわけだ。
さて、これ以上俺をあんな地獄みたいな状況にする免罪符は無くなったけどどうする?
ん?
あの、それは〝虚無〟では?
「これから暗黒魔法たくさん撃つけど避けてね」
俺の思考を無視して
ちょっと待ってほしい。
いや核撃魔法は使わないって言っても暗黒魔法でしょ、それ。
核撃魔法と同等かそれ以上のやつなんですが?
あ、拒否権はない。
うん、知ってたよチクショー!
こうして
《27597日目》
ただひたすらに暗黒魔法を避け続ける日々を過ごしていた。
長い間暗黒魔法ばっかり見てきたおかげか『
未だ原初レベルに至ってはないが日常的に使えるレベルには扱えるようになった。
これがあれば
そんな暗黒魔法は今では手を抜いた
これを初めて成功させた時は
「えー? 対消滅させちゃったの? つまんないー」
って
ちなみにその後魔法の威力が上がったのはいうまでもないだろう。
だが、俺も成長しているのだ。
俺の今出せる最大威力の暗黒魔法を複数当てることで対消滅させる。
やはり相手の普通の魔法に対してこちらの全力魔法複数でつりあうのは本当に威力の違いを見せつけられる。
だけど今回で原初に追いついてきたという実感を感じてめちゃくちゃ嬉しくなった。
《36500日目》
ついに
結局最後まで
まぁ
今日で100年目だから次の場所に行くって報告すると
「え、もうそんなに時間経ってたの!?」
って驚いてた。
さすが原初。
100年を長く感じた俺とは違って時間に対する感覚が違う。
俺ももっと長く過ごしたらそうなるのだろうか。
それは悪魔として成熟したと捉えるべきかそれとも考えがじじ臭くなったと捉えるべきか……うん、この考えはよそう。
長命種全方位に喧嘩を売ってしまっている。
ともかく、これにて
主に精神面がほんっとうにきつかったがやって良かったと思えるものだった。
そのことも含めて感謝を伝えると
「君は僕の拷問に長く耐えられた珍しいヤツだからね。また僕の拷問受けに来てよ。もっと苦しめてあげるからさ」
と返された。
ついに拷問って隠さなくなったぞこの悪魔。
けどそれも
「拷問じゃなかったら喜んで来ますよ」
と答えて俺はその場を去った。
これにて最初の
これから後半戦。
俺はより一層気を引き締めるのだった。
【紫の悪魔との訓練日記】
完
痛覚無効とかの細かい耐性をどうやって消せばいいか悩んでます。
ステータス
種族:悪魔公
名前:なし
称号:なし
魔法:『元素魔法』『暗黒魔法』
ユニークスキル:『預言者』『夢中者』『疾走者』
エクストラスキル:『魔力感知』
コモンスキル:『思念伝達』
耐性:物理攻撃無効
精神攻撃無効
状態異常無効
自然影響無効
痛覚無効