リムルに喰われる悪魔に転生してしまった…… 作:てきとーでいこう
さらっと赤バーが埋まってる。
誠にありがとうございます!
俺が
突如として轟音と巨大な光の柱が立ったのだ。
そしてその数分後に
《告。強大な魔力の塊が高速で接近中!》
『
それを聞いて俺は慌てるでもなく冷静にその原因を探る。
あの光の柱も気になるが一旦無視だ。
あのとんでも魔力が込められた魔法を打てば原初でもへとへとになるだろうからだ。
もうこちらになにかちょっかいを出せる余力はないだろう。
原初との特訓を潜り抜けているのだ、これくらいならば慌てるまでもない。
それはさておきなんだ、魔力の塊は。
なんだ?
新しい敵か?
原初たちとつるんでる俺が気に食わないとかそんな感じ?
だとしたらバカなんじゃないか?
原初とつるんでる俺を攻撃したらワンチャン報復攻撃喰らうかもとか考えなかったのか?
なんてことを考えていると、とあることに気づく。
あれ、なんかこの魔力知ってるぞ?
あとなんかもう1人いるな。
こっちも知ってる……というか相棒?
なんで相棒がこの馬鹿でかい魔力の塊と一緒にいるんだよ。
もしや危ない目に遭っているのか!?
などという俺の考えは即座に否定された。
強大な魔力の塊の方向を見ていると見たことある黄色髪の悪魔が見えたからだ。
……なんで
その状況に困惑しつつも俺は『思念伝達』で相棒に連絡を取る。
(やぁ、久しぶり……って言いたいとこだがこりゃどういうことだ?)
(おぉ、久しいな! えーと、簡単にいうとだな、強いやつが来たからって
(……マジで?)
(マジで)
(俺どうしたらいいんだよ。相手原初なんだが? 挨拶と称して攻撃喰らったら結構やばいんだが?)
威力は
(あー、そのことで1つ残念な報告あるんだが)
(はいはい。なるほどね)
相棒が申し訳なさそうにそういうが、その内容はよくわかっている。
《告。強大な魔力反応です。至急避難を!!》
目の前で太陽の如く光り輝く魔法。
まず間違いなく
しかも込められている魔素量的に
『
(これ今更逃げても範囲から逃れられないよな……そっちで止めてくれないか?)
(いや、今全力で止めてるんだがハイテンションになってて全然話聞かない)
もうハイなってしまいましたか
これはこれから大変そうだ。
(なぁ、1つ教えて欲しいことがあるんだが)
(ん? あぁ、なるほど。わかった)
相棒は俺の少ない言葉で内容を察して教えてくれた。
さすが、できる男は違う。
目の前ではさらに輝いている魔法が今にも発射されそうになっている。
(『
《了》
「さぁ! 受けてみろ!!」
俺が『
その直後、俺がいた場所は光に包まれる。
どんな魔法かは知らないが核撃魔法の一種だろう。
じゃなきゃおかしい。
俺がいた周辺にただよっていた意思のない
全くもって非常識な威力だ。
「修行相手を消してしまったらどうするんですか
思わず相棒もそう愚痴をこぼしてしまっている。
「鍛えるとは言ったがこれくらいはどうにかしてもらわなきゃツマラナイだろう。君は実際私の攻撃に耐えられたじゃないか」
「それは奇跡的なものです。本来なら無理ですよ……」
なんだか2人仲良いななんて思いながら話を聞いていると何やら聞き流せない情報が入ってきた。
「え、マジで? あの威力耐えられんの?」
「あぁ……まぁ俺が新しく獲得した『
おーうマジか。
俺は結構攻撃的な感じに成長したが相棒は耐久と技術って感じに成長したのか。
今でさえ
相棒も
「さらっと会話に混じっている君もよく私の魔法をかわしたね。正直驚いたよ」
「いや、アレは普通に死にますよ。相棒の空間座標を手に入れてそこに転移しただけです」
「だとしてもだいぶギリギリじゃなかったかい? もっと早く転移もできただろうに」
「そんなことしたら間違いなく
何を今更そんなわかりきってることを言っているのか。
俺にはちょっと理解できないな。
試してるのか?
なんて考えていると
「アハハハハ、面白いな! 100年いた彼はともかくまだ交流もない君にこんな親しげに話されるとは。私も原初なんだがね」
「親しげに話したつもりはないんですけどね。私も
「それもそうか。そうだ、ところでなんだが
それを聞いた相棒はこの後自分の身に起こることをしれるかもと真剣な眼差しで俺の言葉を待っている。
……そうだな、いうこともできるけど……
「言ったら修行にならないだろ。それに俺が味わった地獄をちゃんとお前にも味わってほしいからな」
「おい!? 下手したら死ぬんだぞ!?」
「大丈夫だって、
「おい、その小声で言ってるの聞こえてんだよ!」
「アハハハハ、君やっぱ面白いな!」
こんな感じで俺と
これより
【黄色い悪魔との訓練日記】
開始だ。
《1日目》
何やら上機嫌な
俺の会話が何か面白かったんだろうか。
とはいえこれで訓練の内容が優しくなるなんてことは期待できないのでちゃんと注意していきたい。
なんなら難しくなる可能性すらあるからな。
あと、訓練の内容も説明された。
これは至極単純。
ひたすら魔法をぶっ放していく1日と
俺が攻撃するのはともかく耐久側がやばい。
あの威力の魔法をバンバン放ってきたら俺はこの世とおさらばだ。
やるなら『未来予測』を全開で使っていかなければ。
訓練は明日からやるらしい。
今日からじゃないんですか、と聞いたら
「今日は彼と最後に威力勝負として私の最大威力の魔法を打ち込んだからな。さっきの魔法で魔力がすっからかんなんだ」
と、笑って言っていた。
向かう途中に見えたあの光の柱はあなたの魔法だったんですか。
もう俺にちょっかいをだす余力ないとか考えてたけどバリバリちょっかい出してたわ、この
《2日目》
今日は俺が魔法を打ちまくる日だ。
打つのはもちろん暗黒魔法だ。
元素魔法はそこまで強くないし核撃魔法はそもそも使えない。
ちなみに横では楽しそうに
やっぱその魔力量は規格外だ。
なんで息切れしないんだよ。
とはいえこんな身近な場所で超高等な核撃魔法を観察できるのだから解析しない手はない。
『
俺もある程度自分で〝虚無〟を扱えるようになったのだ。
補助してもらっている時より時間はかかるが仕方ない。
こういう時に『並列演算』があれば便利なんだろうな、と思う。
リムルとかは解析と魔法を同時にできるし。
とは言ってもないものはない。
文句を言っても仕方がないので今できることをやるとしよう。
《3日目》
地獄が始まった。
相手を苦しめることを優先していたため命の危険はなかったのだ。
……が、この地獄は常に命の危険がつきまとう。
多少は手加減してくれているようで魔法は
けれどもその量がおかしい。
一つ一つはそこまでだから繰り返し被弾すれば命が危うい。
『未来予測』をガンガンに働かせてどうにか耐え切った。
これを『未来予測』なしで乗り切った相棒はすごい。
そりゃユニークスキルを獲得するわけだ。
死にたくない、という強い願望で手に入れたのだろう。
これを乗り越えている相棒なら
頑張ってくれ、相棒。
めっちゃ痛くて気持ち悪いけどな!
《4872日目》
理由はなんとなくわかっているが一応理由を尋ねると
「君私の魔法を避けるのに少し余裕が出てるだろう」
とのことだった。
バレてる!
少し避けるのに慣れて余裕出てきたから相殺と避けるのに当てていた『
やばいやばいどうしよう。
ともかく核撃魔法の研究だ。
何か対策を考えていかなければ……
『
《16752日目》
やった!
やったぞ、ついに長年核撃魔法を研究してきた甲斐があった!
そう、俺もついに核撃魔法を扱うことができたのだ。
それを見た
「なんだ、核撃魔法を使わなかったのは暗黒魔法が好きだからじゃないのか」
と言われてしまった。
要するに核撃魔法を使えないとは思ってなかった、という発言である。
まぁ、そうだよな?
思わないよな。
アニメでもラーゼンが核撃魔法使ってたし700以上生きてる悪魔である俺が使えないなんて思わないよな?
でもごめん、無理でした。
なんなら暗黒魔法も最近まで無理でした。
俺が魔法をあまり扱えないのはエネルギーをぶつけて破壊するっていう肉弾戦的なものばかりやっていた影響かもしれない。
これで解決しないほど強い敵にはあまり当たらなかったし。
そう言った敵には元素魔法で十分通用してたからな。
相棒も肉弾戦気質があるからかもしれない。
とはいえ一度解析して仕舞えばこちらのものよ。
あとは練習してちゃんと扱えるようにするのみ。
時間はたっぷりあるのだ。
じっくりやっていこう。
《24867日目》
今日はひたすら耐久の日。
それも暗黒魔法と同等レベルに。
核撃魔法は〝霊子〟暗黒魔法は〝虚無〟という互いに特殊な物質を扱うという共通点があったことも影響しているかもしれない。
今は核撃魔法の練習がてら
ちなみにまた前より威力が上がっている。
今では複数魔法での相殺が当たり前になっているが
……とはいってももともとの魔素量の差があるのでそう簡単にはいかないのだが。
だが大事なのは魔素量ではなく魔力量。
エネルギーの最大量ではなくエネルギーの最大出力なのである。
だから数では負けるが威力だけは同じ……もしくはそれ以上にできる。
もっと
そのときはそれどころじゃなかったとはいえ3人娘の中じゃ1番らしいし……惜しいことをしたな。
けど
今の俺では歯が立たないのは明白。
もっと技術を吸収しなきゃな。
《36500日目》
ついに最終日となった今日。
そう、俺がここに来た時に相棒とやっていた後のことは考えない、最大出力勝負だ。
正直今でも勝てるとは思っていない……が、ちょっと試してみたいことがある。
それが核撃魔法と暗黒魔法の融合である。
それぞれ〝霊子〟と〝虚無〟で扱うものが違うのだがもしそれが成功すれば威力を上回れるかもしれない。
ということで早速やってみよう。
暗黒魔法で使う〝虚無〟と核撃魔法で使う〝霊子〟を呼び出し、融合される。
「おぉ! 君、それ面白いな!!」
それを見ていた
『
『夢中領域』を除いた全力でやった結果──
「失敗……かぁ」
2つの物質の制御をしきれずそのまま消滅してしまった。
消えた俺の魔法の横を見てみると
〝霊子〟と〝虚無〟の同時制御と融合は
ワンチャンできないかと思ったんだけどなぁ。
なんてことを考えながら
「暗黒魔法と核撃魔法ではなくその素となる物質の融合による新たな魔法……やはり面白い!!」
何やら俺の無謀な挑戦をみて好奇心に火がついたようだ。
いい暇つぶしを見つけたのかもしれない。
ぶつぶつと何か何か考えている。
それを邪魔しちゃ悪いな、と思いつつも俺が
すると
「そうか。もう100年が終わったのだな。
そう言われた。
新しい暇つぶしはできたらしい。
「わかりました。私も失敗で終わりにしたくはないですからね。楽しみにしてます」
ここにまた来た時あの魔法に進展があったら是非ともその理論を教えてもらおうと考えながら俺は
【黄色い悪魔の訓練日記】
完
核撃魔法は元素魔法の発展版なのでステータスには記載していません。
ステータス
種族:悪魔公
名前:なし
称号:なし
魔法:『元素魔法』『暗黒魔法』
ユニークスキル:『預言者』『夢中者』『疾走者』
エクストラスキル:『魔力感知』
コモンスキル:『思念伝達』
耐性:物理攻撃無効
精神攻撃無効
状態異常無効
自然影響無効
痛覚無効