リムルに喰われる悪魔に転生してしまった…… 作:てきとーでいこう
また、予定がいっぱいで短い間隔で投稿することが難しくなります。
大変申し訳ありません。
「おっ、久しぶり〜! ボクの拷問を受けに来たの? あ、でも耐性つけちゃったんだっけ」
久しぶりに
うん、
もう拷問とか言葉誤魔化さなくなってるし。
まぁ、俺に拷問してるから隠す必要ないんだろうけどさ。
「拷問受けに来てませんよ。あなたの
俺はそこで一旦言葉を区切り、
「……」
そいつはもう何もかも諦めたような表情をしていた。
「どうするんですか、そいつ」
「いや〜なんかボクの眷属になりたいって言ってたからね。試練を乗り越えたらいいよっていったの」
「その試練が
パッと解析した感じだいぶやられてる。
俺の場合は修行って意味合いがあったから命まではやられなかったけど本来はこういうのをやられるのだろう。
最初にそう言った繋がりがなかったら俺もこいつと同じような目にあっていたんだろう。
そう考えると俺は運がいい。
というか今考えれば俺だいぶ危ない橋渡ってないか?
原初に気に入られなければあの原初勢揃いの場所で死んでいただろうし、かと言って目立たないようにすれば俺リムルに喰われる。
今考えるとあの原初会談が俺の人生の分水嶺だったんだな。
「ん? 別に良くない? それに原初、それもボクってなるとこれくらいは普通だよ」
「確かに
「そうそう。ボクたち原初に仕えるっていうのはそれだけで何かしらの代償を伴うものなんだよ」
「私はそれらしい代償払ってない気がするんですけど……」
「え? もう払ったじゃん。あの拷問がそう」
「もう拷問隠しもしなくなりましたよね。というかあれでいいんですか? 今
「あれもだいぶキツイと思うけどね。だって死にたくても死ねないんだよ? 死んじゃったらもう苦しんでる様子見れないから死なないようにしてたし」
おーう、ここでしれっと明かされる真相。
でも聞いてみればそうか。
悪魔は死ぬけど復活する。
それを考えると〝死〟は逃げる手段でもあるわけだ。
けど俺の場合はそうじゃない。
原初……主に
不快感と痛みを永遠とくらい続けることになるわけだ。
「あれ、私もしかしたら結構すごいことやってるのでは?」
「それ自分で言う?」
「いや、あの時は私どうにか今日を生き延びて強くなることだけを考えてたのでそんなこと考えてる暇なくて……今よくよく考えたらって感じですね」
「ふーん。で、どうする? 拷問受けてく? 今色々試してたとこだから前よりもいいのができると思うよ!」
いや、そんな笑顔で言われても困るんだが。
そっちは楽しいのかもしれないけどこっちは苦しんでるんだからな!?
「お断りします。私、苦しみたいわけじゃないので」
「えー、ツマンナイな〜」
「私みたいに誰か鍛えてみればいいんじゃないんですか?
「でもそれ結構大変なんだよ? 君と彼みたいな悪魔はほんの一握りだからね」
「だったら意思のない悪魔に……ってそんな奴らだとまずしごきに耐えられませんか」
俺の言葉に
そう考えるとだいぶむずいな。
1人でできる暇つぶしはそこまで思いつかないし。
「暇潰すの難くないですか?」
「めっちゃ難しい」
「俺と相棒を鍛えてた100年って結構な暇つぶしになってたのでは?」
「うん。いつもやってる
「今は勢力争いとかしてないんですか?」
「今はそんな気分じゃないかな。
完全に詰みである。
今の俺には暇つぶしを思い浮かばない。
ダメもとで『
《解答不能です》
予想通りダメだった。
リムルの『
そういうのに対応できんようになったのも魔王進化後の
「どうにもならないですね」
「ならないね」
「今地上には興味ないんですよね」
「ないね、これっぽっちも」
最悪転スラ劇場版みたいに受肉を目指してみたりすればいいと思ったけどそれも考えていないっぽいしな。
「これからいろんなとこ回るので暇つぶし探しておきます」
「うん、よろしくね。といっても今は拷問である程度満足してるけど」
そこで俺は思い出す。
そういやこの会話って目の前で拷問されてる悪魔のことが発端だったな、と。
そう思っていると目の前の悪魔が塵となって消えた。
文字通りの出来事である。
ごめんね、悪魔くん。
君なのかちゃんなのかはわからないけどね。
そんなことを考えながら俺は
次に向かったのは
「久しぶりだな!」
住処につくと、笑顔で
原作でも思っていたけど
気にいる前は結構理不尽だけど。
初対面のやつに初っ端魔法とかぶっ放すし。
「私が失敗したあの魔法って成果ありました?」
「いろいろ試したんだがな。やはり演算能力が足りない。ある程度の魔法構築のアイデアはあるんだがそれを実現できない」
そういう
面白そうな魔法が使えないんだもんな。
それもある程度理論構築ができてるのに、だ。
魔法大好きの
そんなこと思い出させてごめんね、
「あ、そうそう。ついに
なんとか話題を変えようと頭をフル回転した結果、俺はそう
「あぁ、アイツか」
俺の言葉に
小説にはよくある表現だなどういう表情なんだ、と度々思っていたがこんな表情なんだな。
まさに、といった表情だ。
小説家ってすごい。
……というか
いや、嫌いか。
どっちも戦鬪狂な節があるけどその方向性が少し違うのだ。
「で、どうだった? アイツは」
「めんどくさいです。まだたった一回ですけど面倒なやつに目をつけられた……これが正直な感想ですね」
「あいつは目をつけられたら面倒なことこの上ないからな。
まぁ、
でも大丈夫だ、
このあともっと世界に混乱をもたらす
……つか原初が何やっても結局それ以上にリムルがヤバいになるのバグだろマジで。
なんで転生して数年のスライムがこの世界の頂点を超えてるんだよ。
マジで意味わからん。
「私も暇になったのでこれからしばらくいろんなとこ回っていく予定です。その中で何か使えそうなヒントを探してきますよ」
「おぉ! それはありがたい。私は解析でいっぱいいっぱいだからね」
そんな約束を交わして俺は
それかの時間はのんびりしたものだった。
その他に今まで行ったことのない場所に相棒と行ってみたりした。
そのときは地上に繋がるっていわれてる冥界門を探してみたが見つからなかった。
やはりそう簡単に見つかるものではないらしい。
その中で度々
そんな日々を500年くらい過ごしたとき
「!?」
「よぉ」
俺は召喚された。
誰に?
リムル?
違う、
原初は基本他の原初に絡みに行くことはないので遊びに行く俺くらいしか気づかない。
いや、気づいた上で放っていているのかもしれない。
そのときにもしや、と思っていたが想像以上に早かった。
召喚された場所はいつぞやみた真っ白な世界。
冥界とは真逆の世界である。
そこにはほんの数人しかいない。
俺、俺を召喚した
そして──
「やぁ、久しぶりだね」
俺の『運命観測』を認識して未来から過去に話しかけるという意味のわからないことをやってのけたこの世界の頂点。
星王竜ヴェルダナーヴァ。
「……どうも、神様久しぶりです」
文字通りの神に、俺は遭遇したのだった。
ステータス
種族:悪魔公
名前:なし
称号:なし
魔法:『元素魔法』『暗黒魔法』
ユニークスキル:『預言者』『夢中者』『疾走者』
エクストラスキル:『魔力感知』
コモンスキル:『思念伝達』
耐性:物理攻撃無効
精神攻撃無効
状態異常無効
自然影響無効
痛覚無効