リムルに喰われる悪魔に転生してしまった…… 作:てきとーでいこう
なんでこんなに伸びてんの?
いや嬉しい、とても嬉しいんですがちょっと想像以上で驚いてます。
みなさま本当にありがとうございます。
誤字脱字報告助かってます。
「眷……属?」
え、眷属?
強いていうなら後の
後の白氷宮でたくさん配下の悪魔がいたけどそれも描写的に
ちょっと待って、いくらなんでも言葉の攻撃力が高すぎる。
俺が頭の中であたふたしていると相棒から思念が入る。
(おいおい、とんでもないことになったぞこりゃあ。お前これ知ってたのか!?)
(いや知らねぇよ! 俺が視たのは原初全員が集まるとこまでだ! 俺だってこれは予想外だよ!)
「あら、
「まぁな」
「けど
「たった500年で
たった500年……やはり原初ともなると時間感覚が違うらしい。
俺もだいぶズレてきたなと思ってはいたが上には上があるということか。
というかもうちょっとで進化できるんだ。
思わぬ収穫だ。
「
「そうだ
「けど貴方はそれはそれで面白いという性格では?」
「そうだな。だからオレも監視だけはして元々は放っておくつもりだったんだが……」
そこで
な、なんだよ。
急にそんなことされても困るんだが!?
ほら、相棒も困ってるぞ。
だからやめてくださいお願いします。
「お前ら、全力出せば
「いやいやいやいくらなんでもおかしいよ! いくら
当たり前の話だ。
種族の
進化前と後で
「そうか。じゃあオレがコイツらがそれぞれ
その
コイツ、一体どこで見ていやがった!?
俺らは
理由は至極単純。
悪魔を殺しまくって危ない奴だから排除しようぜ、という動きだ。
まぁ当然っちゃ当然なんだが戦いまくる悪魔という種族なのに今更だろうというのが俺の正直な感想だ。
実際に戦ったのだが、弱かった。
いや、弱くはないのだがなんというか技術がない。
ずっと生きていたことで進化したりしたのだろうが碌な戦闘経験がないと見える。
こちらが仕掛けたフェイントとかには全部引っかかるし攻撃が単調すぎる。
パワーやスピードはあるがそれを活かすための技術がない。
予測が簡単で
相棒と戦った方が苦戦した。
終わった後相棒と少し情報を共有したのだがそっちも同じような感じだった。
相棒が仕掛けた罠を思いっきり踏んでそこから一方的にぶん殴ってたらしい。
俺にはそういう権能のスキルはないから羨ましいと思った次第だ。
だけど戦闘は戦闘だ。
油断して不意打ち喰らってお陀仏というのは話にならないためちゃんと戦闘中も戦闘後もしばらく警戒していた。
それで大丈夫だと結論付けたのだが──
(おい、お前監視されてるのに気づいてたか!?)
(いや、知らんぞそんなの!? ……けどどこかで知られていた可能性はあるな、原初だし)
慌てて相棒に確認するとやはり相棒も気づいていない。
正直意味がわからない。
当の俺たちが監視されていたのに気づいていないというのがやばい。
その類のことを疑って確認までしたのに、だ。
そもそも知っているのがデマの可能性もある。
……が、だとしてもこんな常識はずれのことを言うか?
「ほぅ? それは本当のことなのかな?」
「クフフフフ。私も気になるところですね」
「私もそれについて興味があるわね?」
残りの
唯一違うのはこの状況を作り出したギィである。
愉快そうにワインを飲んでいる。
クソ、面倒なことをしやがって……と思ったがここでそれを口にすると殺されるので心の奥で留めておく。
それ以上にこの状況をどうにかしなければ。
「……一応勝ちはしました」
「私も勝ちはしました」
勝ったとだけ言う。
それ以上のことは望まれていないだろう。
重要なのは結果であって仮定ではないのだから。
ひとまずはこれで大丈夫、なんて思っていると──
「「!?」」
俺たちはその場から急いで転移する。
転移した場所から先ほどの場所を確認すると、そこは灰と化していた。
「ほら避けれるじゃねぇか。なんでそんなギリギリ勝ったみたいな風に言うんだよ。もっと堂々としてりゃいいだろ」
そんなこと言われてもね!
こっちはあなたに監視されていたことが発覚してそれどころじゃないんですよ!
とは口が裂けても言えないので誤魔化す。
「その
「だとしても
なんで俺こんなに責められてるの!?
いや、責められてはないんだろうけど……なんなら褒められてるんだろうけどメンツが強すぎでそう感じざるを得ない。
俺が様子を伺っていると
「はぁ、まぁいい。座れ」
相棒と視線が合い、どうする?と一瞬互いに考えを伝えるが逆らうという選択肢はないので言われるがまま座った。
「さて、話を戻すが俺はコイツらを眷属にする。それでいいな」
さっきまでならどうぞどうぞご自由にという雰囲気だったのだろうが今は違う。
「ちょっと待って! ボク! ボクがやる! こんな奴隷……じゃなくて手駒……でもなくて、そう、配下! こんなの見逃せないよ!」
「あらあら。それはダメよ。私の眷属にするのだから。
「そうだぞ
この3人は特に争っているから相手に有利になりそうなことは見逃せないのだろう。
ところで
あなたの残忍な性格隠せてませんよ、せめて配下までの奴隷と手駒のセリフは隠しましょう。
まぁその思いは
この中だったら
修行の中で死ぬかもだけど。
多分理論とかそういうのは教えないで実践練習だろうな。
見て盗めとかいって核撃魔法を俺らにブッパしてきそう。
そういうのをちゃんと教えてくれそうなのは
なんかの任務を与えられて失敗したら相当気に入られていない限り多分死亡。
安全ではないな、うん。
拷問とかされそう。
これも耐久の訓練だよとか言って。
原初だからね、絶対やばい。
結論から言えば3人ともやばいということです、はい。
「おいおい急にどうした? さっきまではどうでもよさそうだったじゃないか」
「うるさいな
その言葉を
やはり自己中心的だ。
当事者である俺らのことをまるで考えていない。
4人が言い争っているうちに軽く他の原初を観察する。
多分これからのことを考えてだんだろう。
強くなった俺らと戦う未来とか?
そこら辺を戦鬪狂の
いや、もしかしたら寝てるのかもしれない。
横で
この3人は眷属どうこうはどうでもいいっぽいな。
そんなことを考えていると相棒から念話がくる。
(なぁ、俺らはどうするよ。なんかすげぇことになってるけど)
(どうするったってどうしようもなくないか? 相手原初だぞ)
(だよなぁ。今のとこ4人だろ? 全員もれなく化け物だけどもしなるならどこがいいとと思う? 俺は
(俺も同意見だな)
対して
とは言ってもあくまでこれは俺らに選択肢が与えられたらの話だ。
ほぼ確実に俺らにそんな権利は渡ってこないだろう。
どうせ
「よし、わかった。オレの眷族にするのをやめる」
と、
その言葉を聞いて嬉々としだしたのは
「よし、じゃあボクのにしていいね!」
「いやだめだ」
「えー? なんでさ!」
「当たり前だろう
「それは
「そんな訳ないだろう! なぁ
「お前もダメだ」
「なに!?」
流れるように
不満げな2人に変わり発言したのは
「なるほど、
「ほぉ? というと?」
「あなた私たち全員に彼らを鍛えさせるつもりでしょ」
その言葉に
どういうことだ?
全員で鍛える?
ちょっと、いやかなり意味がわからない。
「簡単にいうとだな。このまま言い争ってても仕方ねぇって話だ。どうせオレが言ってもお前ら聞かないだろ?」
「? 当たり前じゃん(だろう)」
「簡単にいえばだ、こいつらを強くして暇つぶしにしようってことだ。お前らこの数百年ずっと拮抗してるだろ。退屈になってきたんじゃないか?」
その言葉に3人娘は頷く。
「まぁ、そうだね。暇。だから暇つぶしとしてここに来てるわけだし」
「ずっと
「争いが日常みたいな感じになってるのよね」
やはりというべきか、この何もない世界では暇が最大の敵なのだろう。
争いが日常という言葉が出てくるくらいには。
「だろ? この7人で争ってきたがそれも飽きてきた。だったら新しく戦える奴を俺たちで作ればいいってわけだ」
「へぇー、面白そう。自分で作るなら自分好みの相手にできそうだし!」
「いいじゃないか! 私と核撃魔法の威力を競えるレベルにまで鍛えてやろう!」
……その笑みが壊してもいい玩具を見つけた、みたいな笑みでないことを祈ろう。
なんていうか、ちょっと怖い。
「お前らはどうする?」
「私はどうでもいいや」
「私も。暇つぶしは求めてないので」
「
残された最後の原初である
「クフフフフ。私も是非とも、と言いたいところですが楽しみは取っておきたいのでね。今回は遠慮させていただきます」
と、答えた。
その言葉を要約すると自分は鍛えるつもりはないが戦うつもりはあるということだ。
今回参加しなかったのも手の内を知ってしまっては楽しみが減ってしまうとでも考えたのだろう。
そう思い立った俺は後々のことを考えて少しゾッとした。
「ってことでお前らは俺らが鍛える。いいな」
「「はい」」
ステータス
種族:上位魔将
名前:なし
称号:なし
魔法:『元素魔法』
ユニークスキル:『預言者』『夢中者』『疾走者』
エクストラスキル:『魔力感知』
コモンスキル:『思念伝達』
耐性:物理攻撃無効
精神攻撃耐性
熱変動耐性ex
痛覚無効