巨乳大好きマン   作:覚め

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後に死に至る病として広まるものである。
そんな、おっぱいについて黙って深く考えていただけなのに。


沈思黙考

考えていたから伝えるのを忘れていたが、俺は人の集まりがあまり好きではない。許容上限は精々6人程度。そこから先はおっぱいについて考えられない。だから、今回の冬が伸びた異変が解決した宴会も、かなり許容上限を超していると言える。つまり余裕がない。今までの俺は初対面相手でも内心でけえとか思ってたりする。が。大きいのに俺の頭が反応しない。あと久しぶりのまともな飯だからどちらかと言うとそっちに意識が向く。…無理やり変えることはできる。だが、それはかなり無理やりなのでやりたくない。

 

「須磨元さん」

 

「何」

 

「その背筋、物の持ち方。武を修めているように見えます。どのような武を?」

 

「俺の師匠は中国拳法だったからなぁ。多分それ」

 

「なるほど…ちなみにその師匠は、ここに?」

 

「いないね」

 

もし仮に。美鈴師匠がこの場にいれば、美鈴師匠の是非に関わらずその近くでゆったりしていた。例え居たのが風見裕香であろうと。アリスはなんか、酒に酔った時が怖いから良いや。魔理沙はかなり動き回るから無し。…雪女と、謎の亡霊。プリズムリバー姉妹というのも居たが、その集団に巨乳はいなかった。つまり雪女と亡霊が、今回異変に参加出来れば触れれたかもしれない巨乳だった。空を飛べるようにならなければ。その決心を改めて硬くしたのはその巨乳達だった。すげえぜ…

 

「では、一つ手合わせでも」

 

「待て、お前誰だ」

 

「…魂魄妖夢。しがない庭師兼門番兼剣士をやらせてもらっています」

 

「立派だね。帰りたい?」

 

「割と。お酒は飲むなと祖父からよく言われていますので」

 

…酔ってないのに真剣を差し出してくるのか…こいつはとんでもねえな?差し出してくる真剣を突き返し、死ぬのはごめんだからと断る。でも余興をやれとか言われてるらしい。知らねえ俺まだ死にたくねえ。余興なら裸踊りでもやれば?俺は見ないから良いと思うよ。大体魔理沙に誘われただけだし。吸血鬼まで来るとは思わなかったよ。ここ冥界らしいぞ。分かってんのか?どうなってんだ?頭おかしいのか?冥界で酒盛り?どう考えても死亡という事象に中指立ててるだけだよね。

 

「須磨元ぉ!酒飲めぇ」

 

「引っ込め魔理沙」

 

「私の酒が飲めねえってのかぁ!!」

 

「…やっぱり魔理沙に酒はまだ早いよな。」

 

「お酒って年齢制限があるんですか!?」

 

「あ、やっぱり?」

 

「やっぱり!?!?」

 

ここってお酒の年齢制限とかないんだ。通りで博麗の巫女が酒を持っているわけだ。博麗霊夢しかいないのに酒が置いてあった理由も納得がいく。妖怪だらけのこの場所で、見た目を基準に酒を呑ませないことの方が難しいが。酒は特に嫌いじゃない。トラウマがある。一度成人したからと羽を伸ばして飲んだことがある。何回も吐いたし漏らしたし、その間の記憶が全部あったし。その場にいた人たちへ。ごめんなさい、片付け手伝わせちゃって。

 

「本当に飲まないんですね」

 

「そして本当に帰る」

 

「どうやってですか」

 

「そりゃもう空を飛んで」

 

「ここから地上までの距離、分かりますか。加減を失敗すれば大怪我で済みますか。人間が。」

 

「みかんってある?」

 

遠回しの脅しに値する何かを受けたので、帰れませんでした。もう知らん。どうとでもなれ。お前らが吐いてる姿見てゲラゲラ笑ってやるよ。そう息巻いていたところ、妖夢の横に浴衣姿の誰かが来た。帯に乗る胸。桜色と形容できる髪色。それでいて全体的な色は青。先ほど俺が出した巨乳亡霊、西行寺幽々子である。どうやら二人は主従関係にあるようだ。魂魄妖夢、莫大な庭を管理した上で従者として働きつつ刀を極めているらしい。純粋に体力が化け物だ。おそらく人間として成り立っていない。まあ人外ではあるが。

 

「みんな楽しそうで有難いわぁ。あの桜も、満開なら嬉しかったんだけどね」

 

「…ええ、全くです。」

 

「桜ってあれ?」

 

「そうよ。あれが満開になったら綺麗そうだから春を集めてたのよ」

 

「…桜の木所々に刺せば擬似的に桜咲くんじゃない?」

 

「えっ」

 

「それじゃあ意味がないのよね」

 

曰く、あの桜の木が満開でなければ意味がない。八分咲きだとかではない。本当の意味での満開が見たいのだという。…まあ、無理だろう。正直言ってあの桜の木、冬を長引かせてなお未だ3分咲きも怪しいところだ。正直言ってかなり無理してる。30年分の桜集めてどうよってくらいの春が必要なんじゃない?そうなったら春が腐りそうだけど。大体、文脈で流されてたけど春を集めるってなに。頭おかしいんじゃないか。概念を集めるとかどうやるんだよ。何?また小便のイメージ?

 

「まあ私も言われた時はどうやって集めるのかわからなかったですね。」

 

「どうやったの?」

 

「…こう、虫取り網でほいほいっと」

 

「春ってそんな集め方出来るんだ…」

 

もしかして、小さい秋も虫取り網で取れたりするのかな。いやでも小さいんだからすり抜けるか…まさか、潮干狩りのようにして小さな秋を集める異変が存在する!?…でも夏を伸ばしてどうするんだろう。秋だぞ。秋が集まっても美味い焼き芋とかしか知らないぞ。まさか世界最大級にうまい焼き芋の異変…!?そんなわけないか。流石に前代未聞だろう。というかただのバカだなそれは。品種改良しとけ。普通に。いやでも技術的に無理か。

 

「文明サイコー」

 

「急にどうしたんですか」

 

「お前んとこの主人は寝たけど大丈夫か?」

 

「持って帰るのが大変なんですよね。ご飯」

 

「持ち帰りもするのか…」




幽々子。でかい。絶対。貧しく見えたのならそれは絶対浴衣のせい。反論はさせない。
雪女ことレティさん。絶対でかい。最低限でも普通の大きさをした乳は約束されている女。
プリズムリバー。本作では全員均等、または多少の差。つまりそこまで大きくない。
今回のおっぱいに対する反応の薄さの理由は本編で言った通りです。人多いから、無意識にブレーキをかけたにすぎません。
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