巨乳大好きマン   作:覚め

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褒めなきゃ人は動かない。
須磨元はおっぱいで動くけど。


やってみせ

「…なにこれ」

 

「須磨元さんは私と比べて全体的に非力です。前回飛んだ程度なら私も片腕で跳びます」

 

何言ってんだこの人。後ろに手組みながらいうことじゃないよねそれ。というわけで受け取ったのは重り。ダンベルかなとか思ったけど違った。でもよかった。美鈴師匠の基準で作られたダンベルとか普通に無理だからね。俺の限界は10〜20kgだからね。ちなみに、美鈴師匠の言うダンベルは丸太を担いだ方が速いとか言ってたのでもう俺は知らない。冬だけですよとか、信じられない。どんな筋肉してんの。それでいてなんでおっぱい揺れるの。胸筋じゃなさそうなのに。

 

「うおっ」

 

「加重250kgです。ここの魔女に作ってもらいました。とりあえずそれで飛んでみて下さい。受け止めますから」

 

やってみようと言うことで体の流れを整える。一々意識しないと出来ないのが今の難点とも言えるが、まあそこは置いておき。屈んで…跳べない。膝が開かない。立てない。そのまま後ろへ倒れてしまった。おっも。また気を整えてなんとか立つけど、多分屈んだら立てないね、これ。やっぱ250kgはおかしくない?気を整えても立つのがやっとなんだけど。妖怪用だよね。え、美鈴師匠のお古?…と言うことは美鈴師匠の胸がここに着いてたってこと?…喜んで着ます。いや、着させてください。

 

「うーん、気持ち悪いですね」

 

「そんな」

 

「まあそれも相当古いので、重さに変動はあるでしょうけど。とりあえず、気を整えたら立てるくらいになるまでは日常生活で使ってください。そうなってからは気を整えずに立てるようにします」

 

「酷くないですか」

 

スパルタ講習、と言う奴だろう。実際、体の中の流れを整えたら歩ける程度にはなった。一日で。でも走ったりは出来ない。というか立てないのに日常生活で使えっておかしくない?…これ、家に帰って風見幽香がいたらどうなるんだ。間違いなく死ぬぞ。え、俺死ぬの。…まあそんなこと考えるだけ無駄だろう。大体そんなことで何かしてくる人がおかしいんだから。そういや妖怪だった。鍛錬が終わるまでここに居ようかな。まだ死にたくないからね。妖怪も怖いし。

 

「…本当、集中してる時は素晴らしいんですけどね」

 

「あ、それ前言われた。二刀流の剣士に。」

 

「へぇ…全く見る目がありませんね」

 

「巨乳じゃない限りは普通に接するからね」

 

へぇ、と溜息を吐かれる。そんなにだらしない顔してるかな、俺。美鈴師匠の胸はため息と共に動いたので思わず目で追ってしまう。そしてそれを目撃した美鈴師匠と目が合う。胸を覆い隠すように腕を組む美鈴師匠、その反応に歓喜する声。誰なのかわからず困惑する俺。突然出てきた声の主に蹴りを喰らわす美鈴師匠。…なんなの、と思い後ろに目を向ける。するとそこには図書館で司書やってた自称小悪魔がいた。…あの人、パチュリーの体型にも声をあげてたよな。もしやそう言う趣味の人?

 

「痛いじゃないですか!」

 

「恥ずかしいですやめてください」

 

「誰だって今の行動を見たら興奮しますよ!ねえ須磨元さん!」

 

「何言ってんの?隠されたらおっぱいが見えないから嫌に決まってるでしょ。」

 

「えぇ…?」

 

「勝負!勝負です!紅魔館でアンケートとってきますから!」

 

「女に女の胸について聞いてどうするんだろう」

 

「あ、すいません今はまだ近寄らないでください」

 

まあそんなわけで。小悪魔さんが持ってきたアンケートにはおっぱいを腕で隠すようにする素振りは美しいに投票が三。おっぱいが見えないでしょに一。後者に投票した聡明な方が知りたい。教えてもらえないだろうか。ダメらしい。これを聞いて回る時に何度か死にかけたらしく、話したことがバレたら首一つでは足りないと怯えていた。笑える。ちなみに変なポーズを決めながら言っていたのもあってか美鈴師匠が本日二度目の蹴りを喰らわせていた。気持ち悪いなこの人。

 

「…」

 

「あの、ごめんなさい」

 

「なんで俺まで隔離なんですかね」

 

「ま、まあ、その、ね?外ですけど、身体で謝るということも」

 

「二度と、その口を、開くな。胸を削いで我が家の玄関飾りにするぞ」

 

「ごめんなさい」

 

「テメェの体に興味ねえんだわ。」

 

「…あの、美鈴さんのおっぱいから離れたから怒ってます?」

 

それ以外何があると思うんだ言ってみやがれ。胸とは揺れる事象もセットで美しいのだ。殴り合いだろうが全力の踊りだろうが、それらは全て胸が揺れると言う事象とセット。しかし観測できなければ意味はない。分かるか?美鈴師匠の体操しっかりやる癖にめっちゃ速いんだ。キレが半端ない。それら全てにおいて揺れる胸を視認するために脳みそを使いすぎた結果、美鈴師匠の体操が終わるまでに倒れたことが何度あったか。ちょくちょくここに来る理由もそれだからね。見終えるまで保てるようになったの最近なんだぞ。

 

「…ねえ、あの人誰だと思う?」

 

「どれですかね」

 

「ほら、上」

 

「上?スカートの中でも覗くんですか!?」

 

「目合った」

 

「…お嬢様、ですね…」

 

お嬢様とやらのせいで陰の中に入らされた。俺と小悪魔の間にレミリアが降り立った。…いったいなんなのか。身長差がアレなので立つことも叶わないが、まあそれは無視しておこう。問題は一つ。何かわからない紙を渡された。そこには拙い字で細かく変なことが並べられていた。…何これ。レミリアの顔を見てみると、やれやれとため息。ちょっとムカつく。

 

「美鈴からよ。」

 

「…して、これは?」

 

「基礎的な体力…とかなんとかの向上をって」

 

「…トレーニングメニューか」




話になってない時でもちゃんと美鈴師匠に会いに行ってます。一番簡単に会えるおっぱいと言うのはおっぱいに失礼だけれども。
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