巨乳大好きマン   作:覚め

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月影に
咲く夜空の
西の背に
沈まぬように
そり立つ陽
この短歌を藤原が言ったことにして藤原の社会的地位を下したいな。


最も異変らしい異変。

「月?」

 

「あぁ。月の位置に変化がない」

 

妹紅の屋根を直して数ヶ月。満月が煌々と辺りを照らす中、俺と妹紅は空を眺めていた。月が動かない。異変。…今までにあった二つの異変では胸がでかい奴が関わっていたことが多い。…出るしかない。最低限動きやすいように服装を整える。妹紅にさよならを言ってとりあえず空に上がる。…でも、異変って何?どんなの?どうやって出てくるの?…博麗の巫女を探したほうが良い。それか魔理沙だ。あの二人が異変解決に走ることが多いのは聞いている。と、見覚えのある白黒が。

 

「異変解決?」

 

「あぁ、異変解決だ」

 

「須磨元は何やってるのよ。」

 

「俺も異変解決したくなったからやろうかなって」

 

「はっ、私のようなプロでもないのに何を。」

 

「魔理沙、それを言ったらプロは巫女だけよ」

 

「アリスの言う通りだと思うよ魔理沙」

 

「くそっ二人が敵にまわった」

 

なんて話をしていると出てきたのは博麗の巫女。…もしかして、足元にある竹林が異変に関係してたりするのかな。確かによく迷うけど、それでもここが異変の大元というのは少し違和感がある。そう考えてたら何故か霊夢の後ろから謎の巨乳が。少し見覚えがあるのは奇妙。しかし…巨乳。となると、こいつがこの異変の犯人か…!?俺の経験則に、異変の当事者の中に巨乳が存在するというのがある。つまりこいつ、博麗神社の関係者かつ異変の当事者…ということだな。ふむ…となると霊夢はどうなるのか。知らずのうちか、知ってのうちか…

 

「霊夢、あの男がずっと私の胸を見てくるわ」

 

「邪魔しないで」

 

「参ったな、これだと須磨元があっちに奪われちまうぞ」

 

「生粋の巨乳好きだものね」

 

「でもでも、住処はこっちなんだよ」

 

「じゃあこっちに来なさいよ」

 

…とかいわれてもね。何やってんの?弾幕ごっこ?…何それ。俺の知らない遊びにはついていけないわ。ここら辺で終わるまで待ってるね。おっぱい見ながら。霊夢の横から離れない巨乳の右往左往を見つめ眺め、俺の目も右往左往。酔ってきた。と、酔っていたところに目につくものが現れた。恐らくは胸を上から見て上乳とか言おうとしなかったら見つけられなかったもの。…おっぱいか…謎の建築物か…まああのおっぱいは恐らく次の宴会に参加出来れば拝める。未知なるおっぱいがいる可能性の高い建築物へ行こうか。

 

「よっ」

 

「…誰。結界をどうやって壊したの」

 

「須磨元。知らん。」

 

「そう。なら帰って。帰らないなら━」

 

恐らく領地に入って目にしたのはブレザー姿のウサ耳。ケモナーはこういうのを喜ぶのだろう。俺はおっぱい以外には興味がない。ちなみに胸は普通と言ったところ。割と好きな大きさ。長い紫髪で、指鉄砲を俺に向けてきた。次、俺の顔面が揺れる。目の前のブレザーに動きはない。指鉄砲で本当の鉄砲を撃てるのか。化け物か?反動もなしとかマジ?体の中にある流れを足元に集め、爆発。弾幕ごっこではなさそうなので腹に膝蹴り、そのまま建物の中に押し込む。鍛えられたフィジカルが火を吹くぜ。

 

「…色々と無視している気がするけど、まあ良いか」

 

「離しなさい!」

 

「ぅおっ」

 

「っ…よくもまあさっきの体勢から避けたわね。今度は外さないから」

 

身体が左側にドンと動く。…そうか。このブレザー、俺の認識では小さい判定なのか。しかし何も小さくは…まさか…いや、まさかだ。俺がその辺を見誤るわけがない。胸に詰め物をしていても俺は見抜く。シリコンと肌の動きに違いはある。その微かな違いを見逃すわけがないからだ。では何が違う。胸としての動きに相違はない。豊胸手術…だとしても、シリコンなら違いは見抜く。まさか脂肪注入か?効果に個人差はあるしリスクもある。更にここは幻想郷。そのような技術があるのか?

 

「捕まえた」

 

「残念、ハズレよ」

 

であれば一体なんなのか。姿勢かもしれないが、背中の反り具合を見ても不自然はない。なんなら胸を張っているなら横から見た時、胸が一番分厚くなるはず。気になる。ブレザーのおっぱい、その正体。一体何を施しているんだ。気にはなるが…胸がデカくない。なら他にまだ見ぬ巨乳がいるはず。何を施したのかは知らんが、お前が元から巨乳ではなかったことを恨め。ブレザーの足を蹴って姿勢を崩し、足を掴んで建物の外へ投げる。これが俗にいう砲丸投げだろうか。とても不格好に飛んで行った。

 

「あら、先客がいたわ」

 

「お嬢様、警戒を」

 

「…紅魔館の方々。美鈴師匠とパチュリーは?」

 

「見事に巨乳だけを指したわね」

 

「名前も覚えられてないのでは?」

 

辛辣な言われ方だ。だが否定するつもりはない。事実だし。しかしこれで話し相手ができた。ゆったりと歩みを進めているが、まあ急いだほうが良いのかな。外ではまだ霊夢と魔理沙達が争っているらしい。主に霊夢と魔理沙が。霊夢はあらぬ疑いをかけられたこと。魔理沙は色々と出来すぎていること。そこらへんで争っているんだとか。…霊夢の横にいたあの巨乳はそこまで見抜いていそうだった。妖艶巨乳のミステリック金髪美人。中々に属性が多い。そして無意識のうちに記憶に映り込み美人。恐ろしい量の属性だ。

 

「お嬢様」

 

「…悪いけど、自分の記憶力を問うのはやめてもらえる?」

 

「…!」

 

「貴方の大好きな巨乳よ。黙って集中なさい」

 

「変な格好だ…!」

 

「あのねぇ」




Q.何故八雲紫は風見幽香から須磨元を助けたんですか
A.助けた?認識が違う。
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