巨乳大好きマン   作:覚め

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今現在、幻想郷のネームドおっぱい手札は…なんてこった、安全に関われる奴0人だ…!


初遭遇

幻想郷放流記何日目。まあそういうほどの何かもあるわけではない。放流もしてない。結論から言えば、住処を手に入れた。食われるのに。そこで金髪の魔法使いらしい魔理沙から、近くにある空き家なら大丈夫だと言われたのでそこに住んでいる。家主?知らないね。蜘蛛の巣張ってんだからさ。放置されてから長いのか、屋根も抜けてるし壁は脆いしでかなり不便。肉も畑もようわからんので、魔理沙から何か言われない限りは草とか食ってる。不味いけど煮たら大体食える。毒と栄養は知らん。

 

「…けほっ」

 

「この森、キノコの胞子がきついからな…何で須磨元(すまもと)は生身で出てんだよ」

 

「いや、なんか行けた。魔理沙のくれたこいつのおかげだな」

 

「良い出来だろ」

 

移住プレゼントで貰ったのはネックレス。なんか魔道具とか呼ばれてるらしい。森のやべえ空気を吸わないようにしてくれる、らしい。正直言ってどんなスピリチュアルだよとか思ってたけど、これが本当なんだな。初めて聞いた時に小馬鹿にしたけど、生身で入った瞬間意識を失った。だからこれを後生大事に持っている。そんでこの森。この森はキノコの胞子が強すぎるらしく、妖怪もあまり来ないらしい。人間が隠れるのにちょうど良いんだとか。…妖怪って無敵とかそういう扱いじゃないんだな。

 

「…で、この空なんだけど?」

 

「あーそうそう。伝え忘れてたから教えてやるけど、この霧みたいなのが異変な。じゃ!」

 

「話が終わってないけど!?」

 

こうして魔理沙は去って行った。…が、こんなところで蹲ってるわけには行かねえよな。空が紅く濁っており、森の木漏れ日すら消えた。…ので。キノコをカゴに収まる限りの量を詰め込む。地面を少し抉りながら。こうすればキノコの胞子も長持ちするだろうし、なんなら弱い…弱い?妖怪くらいなら胞子で何とかなる。魔理沙の出て行った方角に向けて走り出す。そう言えば今って夜だっけ。朝だっけ。…霧のせいで分かんねえよ知らね。とりあえず走れば着くだろ。

 

「どこここ!?」

 

「うわ人間だ!!」

 

「何だお前!?」

 

「…うわ人間だ!?」

 

「…で、お前は誰?」

 

少し話す。金髪、黒い服。幼児。分かったな。容姿的に、その、ね。言及するといけないのでそこは無視する。問題はその先。どう見ても人間にしか見えない容姿。…妖怪だ。人里の外にいる人は大体人外と教わった俺の観察眼が光る。初めてだけどね。キノコを持って食わせる。…花粉症にもならないか。横を走って霧の濃い方へ進もうとして、体が横に揺れる。あれ、走り過ぎたか。…なんでさっきの人外が目の前にいるのかはさて置き、頑張って魔理沙の跡を追う。

 

「に、にんげんが食べられないっのだー!?」

 

「うるさいっ!…そうだ、金髪の人間知らんか。白黒のやつだ」

 

「私のお腹の中だ」

 

「あっちか」

 

質問に意識を向けさせ、適当な返事。辿り着く前に辿り着いたのは濃い霧。濃霧。一寸先は白。方向を見失わないうちにまた走り出す。少しきついかも。自分の方向感覚を信じて走り続けると、目の前に見えてきたのは変な建築物。…騒いで良いか。そう、騒いで良いのか。後ろから、先ほどの妖怪の声がする。だがそんなことはいい。今俺の目の前には、一人の、そうたった一人の女性がいる。中国、いやチャイナ。それを思わせる衣装。そして明らかに一部がでかい。作られた幻影が、今はなき影がその大きさを思わせた。

 

「神はここにいた…!」

 

「食わせろー!」

 

「…な、何…何ですか…?」

 

「人間、食べたいのだー」

 

「おっぱい大好きな男です。よろしくお願いします」

 

「はい?」

 

次に気がついたときはやはり横に避けていた。なんだろう、少しわかってきた。この現象。俺は恐らく、子供の攻撃を避ける。それかこのネックレスの副作用で避けている。あとは森で培った野生の勘。そのどれかだが、とにかく俺は子供の攻撃を避ける。だが今はどうでもいい。目の前の女性に実る最大最高のものを目に焼き付けなければならない。あと出来れば触れたい。生とは言わない。流石に俺の中の社会性が止める。道徳はなかった。悲しい脳みそだ。

 

「…何かよくわかりませんが、貴方はこの建物に入ろうとしていますね?」

 

「違う」

 

「じゃあなんなんですか」

 

「金髪で白黒の服を着た女知らない?」

 

「…入って行きましたが」

 

「じゃあ入りたい」

 

「そうですか」

 

さて、攻撃を避ける云々の話の続きをしよう。この走馬灯の間に。結論から言えば、恐らくだが子供の攻撃だけは避けられるのだろう。見た目が子供であれば良いというのも、金髪幼女妖怪の攻撃から見てとれた。大体妖怪は数百歳と聞いているからね。さて、話が終わったので走馬灯について話そう。死ぬことはなかった。視界の、ほんの僅かな、1コマを見た。胸が胴体の動きに遅れをとっていなかった。相当揺れに強いブラをつけているのだろう。もしくはサラシ。そうなれば相当キツく締め付けているはず…

 

「答えてもらいたいことがあります」

 

「あれ、本気で蹴ったんですけど」

 

「ブラジャーは何を着けていますか」

 

「…今、何してるかわかってます?」

 

明鏡止水。目の前で起こる爆発音さえ気にならない。女性の蹴り、全力で躱わす。次に来たのは、勢いそのままの回し蹴り。この間、素晴らしいことに胸の揺れは最小限に抑えられていた。走馬灯を利用したこの目で、この体で。出来る限り長生きしてできる限りその胸を見る。胸。そう、豊満な胸が目の前にある限り。俺の目はそれを見続ける。が、身体が不意に思い通りに動かず体勢を崩す。意味がわからなかったが、少しして納得した。先ほどの金髪妖怪が俺に攻撃しようとしていたらしい。

 

「ぐぇっ」

 

「流石の身のこなし…敵ながら天晴れです。」

 

「ブラジャー…」

 

「…なのかー」

 

「今日は厄日だ…」




須磨元さんの能力。ちっせえ奴の攻撃を無理やり回避。
つまり変な建築物の前にいた敬語のお姉さんと殴り合いに発展した数瞬間の集中力はこいつの自力です。
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