巨乳大好きマン   作:覚め

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本っていうのは受け身なものでして。相手が行動を起こしたとしてもそれが己に向けられなければ本は動かない。
須磨元、うどんげの胸は波長による誤認だ。貧しいものの口座改ざんだ。


読書

「ご飯食べたい」

 

「…そうか」

 

「妹紅、なんかくれ」

 

医者達の住処から抜け出した。あそこは暇すぎる。その上、栄養が点滴。腹が減る。食ってないという実感だけが募る。嫌いだ、そういうの。抜け出して竹林を歩き回り、辿り着いたのは妹紅の家。とりあえず鶏肉をもらった。美味い。生焼け気味だったので明日の腹が心配なところ。ほんと、あそこは退屈だし居心地悪いし。巨乳に対する関心は復活したけど、復活する前と後でかなり違いを感じるし。もしや性欲単体で成立してなかったのかな。…いやあり得ないな。

 

「眠い」

 

「お前なんか幼稚だぞ」

 

「そう?でも限界だったもん。無理だよ、俺にあの空間は」

 

「輝夜のところだろ?でもほら、居ただろ巨乳」

 

「居たけど…こう、なんかな。全くこっちに顔見せてくれないから。毎日顔見せてくれればもう永遠にいたよ?」

 

「気持ち悪いな」

 

「まああとはあれかな。たまに聞こえてくる悲鳴がほんと怖かった」

 

優曇華の叫び声が何処までも届くのは嫌だからね。たまに喜んだそうな声が聞こえてくるけど、それ以上に痛がる声が。本当に怖かった。裏で秘密売買してるとか言われても不思議じゃないよあれ。妹紅に警告を促したらさっさと旅立つ。紅魔館に治った報告をしろと言われているので。その後は家に帰って寝ようかな。今年はもう風見幽香を迎える以外に大したイベントはないはずだし。…異変は知らない。宴会も終わっただろうし。もうどうかもわからんね。しらね、ぺっ。

 

「そう邪険にするものじゃないだろう」

 

「…誰?」

 

「私は神だ」

 

「あっ…そう、すか」

 

胸は大きめ。全体的に黄色で、髪はロング。…後ろから声を掛けられた。自称神。今までに吸血鬼とかそういうのは居たが、神はな。ちょっと、痛々しい人としか。横を通って行こうとすると首根っこを掴まれた。ところで、何処から現れたのだろうか。自身の神としての効能を喋っているが無視。誰か助けて。魔理沙とか、妹紅とか、美鈴師匠とか…あと、風見幽香とか。でも風見幽香はないか。この痛い人に付き纏われなきゃダメな理由って何…?

 

「…そんなに興味がないかな」

 

「離して」

 

「ん、失敬。私は摩多羅隠岐奈、貴方は?」

 

「須磨元」

 

「…苗字?名前?」

 

「どっちでも良いよ」

 

「じゃあ早速名付けの神として働こうか。今日から貴方は那谷(なや)よ。」

 

「苗字?名前?」

 

「?那谷に苗字はないけど」

 

古い人間だ。めんど。紅魔館に行ってどうにか…無理かな…無理かも…。何をいうわけではないのだが、なんか威圧感がある。ヒス女だったりするとこんな威圧感あるのかな。いやこの場合は神様だからってことだろう。ただそれだけ。高圧的というよりもそうあるべきと考えているだけで、それを指摘する者が何処にも居なかったのだろう。哀れなおっぱい…否、哀れな神よ。いやでも下手に否定して祟り神にでもなられたらかなり不都合か。神様も大変ね。じゃあ無視で。

 

「無視は良くない。ほら、飛び込んでおいで」

 

「なんでそんなに関心を持つのさ」

 

「…意味はない。大した関心も。暇つぶし兼、外来人の視察といったところだ」

 

「へぇ…」

 

「ま、私に関心を持たれるんだから気分を良くしても良いのさ。…少し気持ち悪いな」

 

ひどい。紅魔館に行こうとしたら脇の下に手を伸ばされ、方向転換。もう一度紅魔館の方向へ。また方向転換。不思議なのは、摩多羅隠岐奈の方向を向かされた上で後ろから掴まれていること。…誰か後ろにいるのか、それとも摩多羅隠岐奈が何かしているのか。くすぐったいのでやめて欲しい。石を投げつけてみたところ、意にも返さないような素振りで石に当たった。少し赤くなったが大丈夫だろうか。投げた身としては勝手だが、そうも動じないと、なんだかね。投げた実感がない。

 

「どうしたいの」

 

「お話」

 

「神様が?御伽噺じゃないの」

 

「あれは人間が勝手に紡ぐ物。…那谷も紡いでみたら?」

 

「目の前の 神様一人 勝手バカ」

 

「うむ、42点」

 

「なんで」

 

「芸術の神視点からだが、私を題材にしたのは良い。ただ情景が浮かばないし、季語もない。まあ題材は私だし季語はなくても問題はない。甘くみての42点だ」

 

正しいかどうかは知らないけど、まあそう言うなら季語を無視して情景が思い浮かぶものでも作るか。どうやら相手の要望に答えないとこの場から離れることすら出来無さそうだし。目の前の審査員は自分を評価されると好みらしい。適当にセクハラしておくか。おっぱいの…で始めるのは流石にダメだな。でも俺的におっぱいは入れておきたい。短歌は無理だし、適当に注ぎ込むか。えーと…金髪ロングで巨乳で…神様だろ。ポーズを取られても何も出来ないし、何も伝わらないけど。多分出来たかな。

 

「暁光か デカチチ神様 神光る」

 

「コブラツイスト」

 

「日本の神なら卍固めを名乗れよ…」

 

「体、柔らかいな。」

 

「おっぱいの感触が痛みを超えてるおかげです」

 

良い感触だった。そして分かったことがある。…随分とハリのいいおっぱいをしている。いや、詰め物はしているのだろうがかなり胸の感触そのものだった。薄い下着…いやそれはないだろう。美麗の神的なものを司るならブラの美しさも分かっているはずだろう。それも分からずに美しさの神を名乗るならば俺が神殺しをする。神殺しって道具いるっけ。どんな道具かな。シャベルで殺せば良いか。後ろからどすんと…いや無理か。帰って寝てしまった方が良いかな。

 

「…まだ私は満足してないけど」

 

「そ。俺は満足したから、じゃーね」

 

「これこれ、私の話を聞かずに行くとは勿体無い」




摩多羅隠岐奈はでかい。文句は認めない。文句を言った奴は俺が摩多羅隠岐奈を神殺しするしかなくなる。
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