巨乳大好きマン   作:覚め

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空を飛ばなきゃ幽々子様に会えないよね。
でも空飛んだらそれはそれでどうなの?という考えが頭の中にあるんだよね。
…二律背反、それを解決したのは━━


トンデモ中国拳法

「身のこなしは素晴らしいので私が鍛えます」

 

「らしいヨ」

 

「そう。でも、最近は私も貧血気味なのよねぇ…ねぇ、美鈴?」

 

俺の採血を条件に、俺の修行が始まった。異変とやらが終わって、魔理沙がなんでついてきたんだとか言って。俺もなんでだろう巨乳があったからかなと考えたあの日から今日までの間、俺は一切帰れてない。…そろそろ帰りたいのに。でもご飯ちゃんと出るんだよな…体操やる代わりにだけど。体操の後はよくわからないことをされる。背中に手を置かれ、気とかいうやつを整えられるらしい。背中に胸は付かないため、感触を楽しむこともなく…そう言えばブラジャーの話、答えてもらってないな。

 

「美鈴師匠〜」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「ブラジャーって結局」

 

「今から実戦を行います。須磨元さんがどれだけできるかを見せてもらいますからね」

 

「あの、ブ」

 

「始め!!」

 

走馬灯。かと思えば意外と身体が動いた。気を整えてもらったからかもしれない。美鈴師匠の腕を避け、足を掬われる。痛い。何故か前入ったバカみたいな集中力がない。ゾーンとか、走馬灯とか、そういうものがない。全てが等倍速。でも出来る限り集中しないとダメだよな。…疲れた、帰って良いかな。ダメだ集中出来ない。脇腹に蹴りが決まって吹き飛ばされる。痛い。もう帰りたい。ダメかな。もうほんと、痛くて痛くて蕩けてしまいそう。…でも、走馬灯はない。

 

「私の目を見て、次の動きを予測してください。それが出来れば死ぬことはありませんから」

 

「出来ないよ」

 

「出来てましたよ、前回時点では。何か違いはありますか?」

 

「違い…前回…あ、そうだ結局ブ」

 

「集中、してください。」

 

顔をずいっと出してきた。その瞬間、視界の中央下にて捉えたのは…胸だった。胸の揺れがあまりにも少ない、やはりサラシで相当キツく結んでいるか、ワンカップ下のブラを無理やり着けているとしか…と胸についての考察を交えていたところに美鈴師匠のビンタ。対応出来た。つまり俺は胸について考えていると前のようなゾーンに入れたりするのか…?なんでダサい…。ダサすぎて誰にも言えないぞ、これ。…頼む、ここに来た時と同じように勘違いであって欲しい。

 

「今のは出来てましたよ」

 

「なんか、嫌」

 

「えっ」

 

「胸について考えてる時だけ強いってなんすか」

 

「…はい?」

 

「師匠のブラジャーは結局何だったんですか」

 

「本気で行きますか…」

 

怒らせてしまったようだ。…目を見てようやく気づいたことなのだけれども、身長で言えば俺は美鈴師匠に負けてるんだね。なんか、アレだな。これで巨乳なの、すごく良いな。…明鏡止水(おっぱい)。見える、全ての動きが、とんでもなく遅く見える。美鈴師匠の胸の動きが、一番目立って見える。五感がより鋭くなっている。突きを躱し、タックルも躱す。足がつまずくことはなく、中々にヌルッと避けられているはずだ。タックルの姿勢から背中を押しつけられそうになるが、これも避ける。すげえ!おっぱいすげえ!!

 

「…美しい。」

 

「神の叡智…!」

 

「今のは私の胸見て言いました?」

 

「はい!」

 

「…あの、真面目にやってくださいね。さっき美しいとか言った私がバカみたいじゃないですか」

 

すぐさま懐に潜り込み、美鈴師匠が防ぐ前にその胸に触れるチャレンジ。アッパーをするかのように腕を伸ばし続け、触れる。寸前に美鈴師匠が身を引くことで触れるには至らなかった。…だが。掠った時の感触から一つの実感を得た。この人…スポーツブラじゃない。硬かった。か細い伝達信号から分析することはそれしか出来ない。スポーツブラではない、しかしよほど激しい動きでなければ全く動かない…更に言えば硬い。サラシをよほどキツく締めているのか?なんて窮屈な…

 

「私以外にやった瞬間死ぬと思ってくださいね。」

 

「ごめんなさい」

 

「…ちなみに私、サラシじゃないですからね」

 

「!!」

 

「今日一番の反応やめましょう。あの、ほんと私が馬鹿らしいので。」

 

「ごめんなさい」

 

今後も同じようなことをしますと言ったところ、じゃあ帰れと言われた。紅魔館に捕まること大体二日くらい。汗を流しに家に帰れた。ふー堪能した。これは余談になるが、あの館の中には一人人間がいるらしい。…そいつ以外全員妖怪なら、なんで食われてないんだろ。強かったりするのかな。まあそこらへん考えてもあんまり意味ないよな。多分だけどその人間には敵わないだろうし。初めての胸の感触に浸ることにしたいところに訪問者。魔理沙だろうか。

 

「よっ、須磨元。魔理沙さんだ」

 

「なんかあんの?」

 

「帰ってきた姿が見えたからな。用事はない。」

 

「寝たいんだけど」

 

「そうだ、お前あそこの門番に胸の話したんだってな」

 

「したよ」

 

「…下手したらその質問した時点で死ぬぞ」

 

「怖いって」

 

霧雨魔理沙の幻想郷説明によれば、紅美鈴という妖怪は、魔理沙の知る限りではかなり温厚よりなのだとか。社会性もあり、温厚であり、かつ強い。ちなみに館の中には紅美鈴より強いのが5人くらいいるとか。…もしかして、美鈴師匠の言ってた私だけにしろって発言はマジだったのか。てっきりその話やめろよ殺すぞ的な意味かと。人外ならそこら辺の感覚も欠落してて欲しかったな。あと、ついでの話として異変も教えてもらった。環境が激変すると大体異変。解決するのは大体巫女。解決したらお酒飲む。…健康に悪いな、異変って。

 

「俺も空飛びたい」

 

「お前じゃ無理だな。…あー、そうだ。フラワーマスターには胸がどうとか言うなよ。冗談抜きに死ぬから。」

 

「気性荒いの?」

 

「めっちゃ荒い。美鈴の心の広さが紅魔館なら、そいつの広さは指で作れる丸くらいだ」

 

「常時キレてるじゃん」




おっぱい≒明鏡止水です。
やったね
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