巨乳大好きマン   作:覚め

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風見幽香「花壇を荒らす虫どもは殲滅します」


化け物と一日

「ねえなんで俺こんなことやってるの」

 

「あら、芋を食べさせてあげようと思ったのに。要らないなら帰ってくれる?」

 

「ちゃんとやります」

 

風見幽香に誘われ、ほんの少し肌寒い秋にこんなとこまで来て、なんかようわからん畑で芋掘り。品種とか銘柄はわからん。幻想郷にそんなもんがあるのかもわからん。だが、まあ…どう考えても素手でやらせるもんじゃないよな。風見さん、その手袋くださいよ。俺、結構耐えられないんですよ。草食う時も土は落とすからね。うわミミズ。…もうなんなのこれぇ…嫌だもう帰る…帰れない…。ちなみにさっきから遠くでこっちをみる妙なガキは何。存在不明すぎる。アレでも妖怪なんだろうな。

 

「蟲の妖怪よ。ミミズとかなら良いけど、食い荒らす虫は潰すのよね。」

 

「目の前で潰さんでください」

 

「貴方と同じ扱いだけど」

 

「死ぬ時は胸でプチッと」

 

凄い勢いで腕が振るわれた。胸に視線が行ってなかったら死んでた。実際あと少し腕が下向いてたら死んでたし。怖いわぁ。そんで遠かったガキが近づいて来た。身長は…どうだろう。子供と大人の中間。140センチとかそんくらい。目測なんてアテにならないけど、まあ仕方ない。…まあ勿論胸は発育に期待といったところで。芋掘りしてんだからじっと見てんじゃねえ。しかし秋だと言うのに汗をかくような行為をさせられるとは。魔理沙も誘えばよかった。ちなみに今日の昼飯はこの芋らしい。揚げ物にでもするのかな。

 

「…リグル。邪魔よ」

 

「はーい」

 

「知り合いで?」

 

「ええ。蟲の妖怪だからたまに手伝ってもらってるわ」

 

「リグルねぇ…変な繋がり」

 

「芋掘りが終われば虫が住むことになってるから、早く終わらせるわよ」

 

「俺虫とか嫌いだよ」

 

「だから?」

 

泣きながら芋掘りをする。しかし大変だな。カゴが小さい。もう少し大きいカゴは用意できなかったのか。タオルを首に巻いて少しの汗を見せる風見幽香というのはかなり映えるし見てて心奪われるものなのだが、それはそれとしてどうにかならんのか。秋だぞ。いくらなんでも姿勢とやってることでキツい。 たまに見せる笑顔で俺を癒してくれ。顔を見てるとムスッとされるし胸見たらこっちに近づいてくるし。可愛くて胸の大きい子、いないかな。早苗は却下。

 

「そんな子は知らないわね」

 

「まじか」

 

「いつも連んでる子で満足出来ないの?」

 

「出来ないの。大きいも小さいも大して変わらんけど、それはそれとして大きいのが特段好きなわけで。」

 

「リグルは?」

 

「チビじゃん。痛っ」

 

殴られた。蹴飛ばしといた。風見幽香さんが何か怒っているような顔をして来た。…蹴飛ばしちゃいけんか。兎に角芋掘りが終わったので昼飯となった。出て来たのは芋だった。…新聞紙か何かで包んで、枯れ葉で焼くとかするんじゃないのか。芋丸ごと。…そんな目で見られても、食べれない…もしかして本当に怒ってたか。いやまあ食べれない訳ではないけど、生は食ったことないぞ。困ったな、これ。困ったぞ、これは。まあ食うか。出されたものは食べないという選択肢はない。

 

「意外と歯応えが…」

 

「痛い」

 

「あら、おかえり。」

 

「…俺、芋掘り手伝いましたよね」

 

「随分と時間が掛かったわね。来年からは呼ばないから安心して」

 

「毎年冬来るくせに」

 

「今度はリグルも連れて行くわね」

 

「冬眠先!?」

 

「困るな、とても」

 

虫は少し苦手なんだ。野生で見るのは良い、家で見る虫が一番無理。全力で駆除する。マジで。家に家具置くとさ、こう…死角が増えて虫が湧きそうだからほんと怖い。…こいつ、蟲の妖怪か。そんで虫と意思疎通ができる…芋を素早く食い終え、そそくさと帰ろうとしたところを掴まれる。そのままハグに繋げても良いんだよ。それはしてくれなかったが、お礼と言って芋を二つ渡された。アリスと魔理沙に押し付けよう。俺はもう帰るもんね。そうしようと一歩。風見幽香に少し引っ張られて転けた。…なんか今、変な音した。

 

「ネックレス壊れてる!」

 

「それがどうしたのよ」

 

「帰れない」

 

「は?」

 

「ネックレスで?」

 

ネックレスといっても部品がある。その中にある宝石のようなようわからんもので魔法の森に発生する有害物質を遠ざける魔道具にしているらしいのだが、その石が壊れた。…まずい。これがなければ帰れない。風見幽香を見ると視線を逸らさず、それがなんの問題かと問いたそうにこちらを見ていた。リグルは知らん。多分理解してない。これ多分魔理沙に怒られるよな。多分話が飛んでアリスにも怒られるかな。そうなるともう一つ手に入ることはないよな…紅魔館に行って同じようなものを作ってもらうか…?

 

「これがないと魔法の森に入ってすぐ死んじまうよ」

 

「その状態で入るな」

 

「…?」

 

「壊した本人でしょ〜」

 

「はぁ…別に魔法の森で死ぬ必要はないでしょ」

 

「えっ」

 

「ここで死ぬ選択肢もアリじゃない?」

 

儚くも消え去る夢の跡。まあなんであれ俺死んだ。じゃあおっぱいでこう、挟んでプチッと。しないらしい。傘を手に持たれ、傘の先が光り出した。胸胸を揉みたいので動いて当たらないようにしているのだが、なんか風見幽香とずっと目が合うし、傘の先がずっと前にこっちを向いている。仕方なく芋を持って扉を蹴破る形で出て行く。ある程度走ってどうしようかと一息。妹紅のところに行って相談しても良いが、結局あいつも魔理沙と関わりがあるのでバレる。というかあいつ顔が広いせいでどこに相談しても基本バレるな…レミリアとかはどうか。高貴なら口は硬いだろ。

 

「…」

 

「私は寝てますよー…ぐー…」

 

「何やってんだこの門番…」




美鈴(狸寝入りモード)の説明
レミリアが事前に問答無用で通して良しとした相手が来た時のみに発生するもの。
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