巨乳大好きマン   作:覚め

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人間が襲われないようにしたワケ。
地上から落ちて来たし、どうせ死ぬなら…
ってワケ。


ワケ。

「岩って案外美味いんだな」

 

「何食ってんだお前!?」

 

「岩塩」

 

「死ぬぞ!?」

 

体を揺さぶられつつも岩塩を離さない。あ、奪われた。まあ水も飲んでるから塩分過多で死ぬことはないよ。ホントだよ。…くそっ、勇儀がなんでか知らないけど人体に詳しい。嘘が通じない。酒ばっか飲んでるやつに言われたくねえ。つーかここ俺の家だぞ。…でも胸だよなぁ…通い胸…そう呟くと腹に張り手を食らった。掌底とも言う。くっそ腹痛い。何これ、きっつ。胸をガン見していなければ対応が間に合わなかったね。まあ間に合っても割と痛いんだけどね。やっぱり名称は迎え胸の方が良かったかな。迎え舌的な。

 

「ここに来てから何日経ったか、わかるか?」

 

「三日くらい」

 

「二週間だバカ。」

 

「…嘘だ、現に俺は三回しか寝てないぞ」

 

「寝ろ!!」

 

「風呂だって、そんなに」

 

「入れ!!」

 

「混浴!?」

 

「睡眠不足ださっさと寝ろ!!」

 

寝た。起きた。頭がスッキリする…昨日の俺はなんで岩塩なんか食ってたんだ?バカだろ。いやでも味は悪くなかったはずだろ。草の方が…いやでも、草食ってたのも変だな。…何?俺は今まで寝不足だった?そんな馬鹿な。冬は結構寝てたし…あれ、ん?寝過ぎなだけか?もうわけわかんねえよ。はー、意味わかんね。勇儀の胸を…構えられたら触りに行けないじゃん。怖い怖い。のそっと立ち上がって部屋の備蓄を探す。引越し祝いにもらった勇儀からの食べ物。上等かどうかは知らないけど、快気祝いってやつにはなるだろ。

 

「思えば…最近、胸に夢中になれなくなってた」

 

「下品なこと言うんじゃない」

 

「知ってる?胸と夢って一文字違い、なんなら一音違いなんだよ。夢の中と書いて夢中(胸の中)とも言えたりするんじゃないかな」

 

「手加減出来るか不安だ」

 

「ごめんって」

 

そう言えば最近出会った奴の中に、人の死体を運ぶ奴がいたな。寝てたらたまに運ばれてた。三回しか寝てないけど。二回くらい運ばれた。…まだ寝不足が尾を引いてるな。て言うかこの肉よくわかんねーけど硬いな。干し肉か?ジャーキーか?干し肉でもジャーキーでもないらしい。さっき言った人の死体を運ぶ奴から貰った肉らしい。勇儀の好きなものなんだって。…人の死体を運ぶ奴が与える、鬼の好物…人肉かこれ。人肉じゃないかなこれ。…食べちゃったよ…?

 

「勇儀、腹パン」

 

「人肉の味じゃねえぞこれ」

 

「えっ」

 

「犬の肉だな。結構味付けが好みなんだよ」

 

「なんだよそれなら食うよ」

 

「…お前も大概だぞ」

 

腹を満たしたので適当に運動することに。勇儀と殴り合いなんて勘弁だよ。走るだけだ。やめろ。意気揚々と浴衣を脱ぐんじゃない。ブルマ姿になるな。花魁みてえな服の下がなんでブルマの体操服なんだよ。もはやそう言うプレイだろ。どんなプレイだよ。花魁に体操服ブルマ着させる癖はねえぞ。なんでブルマなんだよ。俺はブルマよりもハーフパンツが好きなんだ。元気に動く子供はやっぱりハーフパンツだろ。…子供じゃないのにブルマのお姉さん(変態星熊勇儀)…!?癖が業すぎる…どんな性癖してんだよ…

 

「…おい、あんまりそう言うこと言うな。恥ずかしいだろ」

 

「言わせた側だろ!?」

 

「よーい」

 

「あ、ちょ」

 

「どん!」

 

━━おっぱい(明鏡止水)。この集中力、この眼力。走って来るわ。じゃあね。と、壁に激突。やっぱり後ろに走るのは無理が…抱擁…!?あり得ない、胸のような包容力が、何故背後から…あれ、なんか勇儀がこっちに来てるな。お構いなしじゃない?後ろにいる人、ごめん投げ━、え、投げれない…?振り返るとそこには、どこかで見た覚えのある鬼がいた。体の流れを整え、完全に逃げに徹することにした。が、それをするにはもう遅い。爆音の足音が煙幕上げながらきた。背中に鈍い痛み。やべっ

 

「いやほんと、ごめんって」

 

「死にたかったら埋めてやるから自殺しろよ」

 

「萃香さんそんなに大きくなれたんすね」

 

「私も鬼の四天王だからな。体の作り替えくらい造作もない」

 

「…ということは、子供じゃないのにブルマのお姉さん(変態星熊勇儀)から子供だから違和感ないブルマのお姉さん(変態なんかじゃない星熊勇儀)になるの!?」

 

「まだ寝不足みたいだから寝るか。お、そうした方が良いよな?」

 

「じゃ、私は笑ったし帰るわ」

 

「萃香!?」

 

目が覚める。殴られる前に気絶させられるなら胸でと懇願したが、蹴り一つで撃沈。しかもこれ、何が酷いってさ。往来のど真ん中だよ。目が覚めたら往来のど真ん中。起き上がって死んでないことに驚きがひとつ。あと死体運びに運ばれてないのも驚き。更に言えば勇儀どこ行った。色々と驚きだが、早めに帰ることにした。流石に路上で眠るのはね。身体が痛い。後蹴られた腹が普通に痛い。全部悪夢のような気分だ。胡座で項垂れていると、なんか変なのに乗せられた。

 

「…あれ、生きてた?」

 

「お前、そろそろ学べよ」

 

「いやぁまさかお兄さんがそこら辺で寝てるとは。生きてる状態で。」

 

「…降ろすつもりは?」

 

「ない」

 

「まあここよりは家が近いけどさ。」

 

「…まあでも、聞いたよ?」

 

なんでこいつがニマニマしてるのかは大体察した。俺がやったこと聞いたんだろう。…なんか俺の知ってる話と違うな。おっぱい魔人の須磨元が鬼の四天王の一角である萃香の胸にダイレクトタッチ。それを見た地底の実質的な長であり同じ鬼の四天王である星熊勇儀、激怒。おっぱいを求めた末の須磨元は二人のおっぱいに大歓喜、それを見て呆れた萃香は去り、更に激怒した勇儀に蹴りを喰らう。おっぱいを求めた須磨元はこの一撃で気絶。なんか割と壮大じゃない?いや、そうじゃないよね。おっぱい大好き須磨元は勇儀をおちょくったら殺されたって話だよね。

 

「お兄さん、そっちの方がよっぽど名誉がないよ…」

 

「はい??」

 

「ちなみに皆んなはもう『おっぱい魔人』の名前で定着してるから」

 

「それは良いけどさ」




勇儀さんはそう言う話に割と弱くあってほしい。恥ずかしいもんね。
最後に出てきた死体運びはお燐だよ。お燐は普通の大きさ〜巨乳の間に位置すると思ってるよ。
でも大きくても良いよねぇ!!
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