聖は咎めるつもりないよ。
代わりに星が怒るよ。
「…で、巫女が動き始めたってワケ。」
「バカ何悠長にやってんだ俺は逃げるぞ」
「安心してよ。私の船で体当たりすれば、最初の頃の須磨元みたいになるって」
「一輪さんこのバカどうにかしてくださいよ」
「私と雲山もいるんだから、別にどうってことないよ。じゃあ行ってくる」
やばいやばいやばい。どうすんのこれ、ねえどうすんのこれ。あの人絶対俺に酷いことするつもりだよ。隠れて良い?ダメ?俺も出張るの?え?…くっそこうなったらやるしかねえのか。ところで何故星は出張らないの?最後の砦ってこと?…星さえいれば魔界に入って聖さんを解放できるからなんだ。あの人そんなにすごいんだ。確かに胸も大きいしな…待てよ。俺の経験則からするに…部下が巨乳だと上は貧しくなるはず。その逆も然り。博麗霊夢と八雲紫や紅魔館、衣玖と天子などが挙げられる。…つまり聖って人は貧しい…?
「ドーモ、霊夢」
「…外来人って死んでも何も言われないのよ」
「船゛長゛〜゛」
「大体なんでこうも異変に関わるのよ」
「俺が知りてえよ」
なんだろうか。なんでだろうな。それと霊夢さん、話してる最中に他ごとやるの辞めてね。ほら、もう陰陽玉揃えてる。…詰み、やね。そういえば俺の服装、地底から一度も着替えれてないんだよね。地底でボロボロになった服でずーっと。…これ次陰陽玉喰らったら全裸になるんじゃない?まあまあ待て待て。霊夢だって成長している。子供の頃を知っていても巨乳なら…ダメだ、大きく育ってるけど身体が反応しない。そんで胸をジッと見たことで霊夢の機嫌が。終わった。死んだこれ。
「もうあの人怖いよ。そうでしょ一輪」
「いや…そもそもなんで上裸なの…」
「俺が聞きたいよ…」
「まさか博麗の巫女は上裸フェチ…!?」
「それはないな。とりあえず船に戻ろうか」
「じゃ、雲山よろしく」
船に戻った時にはもう少しで魔界に入るところ。…陰陽玉で脇腹思いっきり殴られたりしたかな。脇腹の痛みが復活してきた。この船ほんと嫌い。俺と一輪が船に乗ったのと同時に滑り込みセーフかのように駆け込んできた白黒が一人。魔理沙だ。なんでこいつそんなに遅れて来るんだ。ちゃんと準備して霊夢の先を行けば…あいつが速すぎるだけか。まあ良いや。もう関係ないし。だってもう聖さんを解放するんだろ?じゃあ俺はもう帰るだけだ。どこかで地底まで降ろしてもらえれば良いんだから。
「…姐さん!」
「聖様…」
「聖!」
「…話しなさい」
「ごめんね霊夢。俺もわからん」
「魔界の封印かぁ。私もわからん」
しかし、封印って言っても限度があると思うんだ。何あれ。有り余る資源に物を言わせて作った入れ物かな。少なくとも人一人を封印する大きさじゃない。…無敵魔人ヒジリってことか。そうなると超巨大な、男児が喜ぶロボット的なアレだな。興奮していたところ、封印が音を立てて砕けた。その中から出てきたのは、根本は紫色、毛先は金色というよくわからん髪色の人。なんだその服はけしからん。黒と白の服で、真ん中を通る白を、両端の黒から伸びてる謎の黒い線で胸を強調してきやがった。なんてやつだ…と、ヒジリの全貌を把握する前に俺はその場を離れることになった。
「聖、よく戻ってきてくれました」
「姐さぁん!」
「聖様!」
「ふーっ…」
「うわ早苗」
「うるさくなってきたわねぇ」
「出遅れたと思いました」
早苗が出た。あーめんどくさ。こういう場に今まで現れてなかっただろ。…いや、あいつが来てからそういう場がなかったか。素早く早苗と入れ替わるようにこの場を去らせてもらいたかったが、魔界という場所がそうさせない。船の甲板に張り付いている俺はとてもまともな人間には見えないだろう。脇腹の痛みを抱えながらやることじゃない。なんで早苗まで来てるんだ。急がすぎる。まあ良い。この船にしがみつくこと自体はそこまで大変じゃないし。手を離せば魔界に置いてけぼりというのが一番やばい。はよ帰れ。
「弾幕ごっこ始めやがったな…?」
「ここで何してんの。」
「一輪か。上だと何やってんの?」
「巫女達と姐さんの弾幕ごっこ。須磨元がいないからって星に探せってさ。ほら、上に」
「行かない。あの緑髪の巫女がいる限りはここにいるからね」
「…なんでさ…?」
弾幕ごっこが終わったのはそれから30分ほど経った後だった。魔界の景色から見覚えのある景色に変わったので、船底にしがみついたまま耐える。まだ後少しは…と言ったところ。一輪に頼んで早苗がどっか行ったら教えてもらうようには言ったのだが、さてどうだろうか。まあ正直言ってタイミングを測って逃げたいという気持ちがデカいが、流石に高さ的に死ぬ。まだ痛みも引いてない。本音を言えば永琳に見てほしい。永琳の立派な胸がある空間で、胸の体温が空気を伝わって与えられて来るような距離で…また去勢されるか、これ。
「ぷはっ」
「あ、出てきた」
「きっつ…ほんと疲れた」
「緑髪の巫女が嫌らしいよ」
「変なの」
「聖、この人間が今回巻き込まれた側の須磨元です」
「あぁ、件の。」
顔を上げると、そこには先ほどの無敵魔人ヒジリ…いや、聖がいた。先ほどの一瞬だけの観察では見れなかったその胸。強調されているからとも思ったがそんなことはなかった。めっちゃデカい。おっぱいじゃないねこれ。大っぱい。身長もかなり高い。黒い線で強調?バカを言うな。強調するまでもなくデカい。どうなってんだこの胸。あり得ねえだろこのおっぱい。星もかなり大きいんだぞ?なんでそれより目測ででけえんだ。ハリもある、大きさもある。訳がわからん。なんて大きさなんだ。これでこのメンバーの長なんだよな?俺の経験則を壊しながら現れて良い大きさじゃない。環境破壊だ。何?今後どうやってバランス取るつもりだ?
「…あれ」
「気絶してる…?」
「やっぱり脇腹痛めてたんだから、無理だったかな。」
「困りましたね…」
「いや、俺はそのおっぱいに困っている」
「えっ」
聖白蓮→でかぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!ここは流石に異論がないと思う。流石に。小さめでifしろとか言われたら頭ん中フリーズするよ。ちなみに大きさ自体は命蓮寺の中ではマミゾウの次にでかい。マミゾウはまだいないため、現在単独トップ。と言うのは置いておき、おっぱいね。大きいです。元人間でありながら不老長寿。つまり肉体は老いない。ハリのある時期に不老になったためハリがある、と言う設定です。もちろん精神状態によっては星みたいにやつれたりするけどね。母性が感じられるおっぱいにしようとしましたが、流石に控えました。不味いです。