巨乳大好きマン   作:覚め

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三百二日目━━


地底生活

朝を迎えた。朝かと問われれば疑問が湧くが、とにかく朝だ。多分朝だ。ほら、朝だろ。布団を退かし、何かの突っかかりを感じ、横を見てみるとそこにはなんとお燐が。…ん…なんで…?死体を運ぶ時は一緒に寝るわけじゃないだろ。…何を言ってるんだ俺は。いやでも待ってくれ。待ってくれや。そう言うことをしたのか?…ないな。俺はそんなことしない。アホらし。どうせ猫の気まぐれだろう。家出でもしたのかな。と言うのも、これでいつの間にか同じ布団に、と言うことが三回目くらいだからである。やめてくれ。

 

「やっぱり岩だな」

 

「お兄さん!?」

 

「起きたか。…そんでお前はなんで俺の布団に入ってんだ。」

 

「そんな…分かってるくせに…♡」

 

「さとり呼ぶのだって一苦労だぞ。あいつ動かないせいか少し太ってるからな」

 

「さとり様になんてこと言うんだい!」

 

「主人の手を離れて男と同衾しまくるペットは誰かな。誰だっけな。な〜?」

 

「ぅっ…」

 

まあ強く責めはしない。面倒だから。後、キツく言ったのは初回だけだし。二回目はなぁなぁだったし。初回はマジでビビった。今も寝起きでやられたら普通に驚く。起きてくるまでドギマギしすぎて気分悪くなってたよ。さとりのところに行って許しを乞うたのはかなり懐かしい。まあそれほど昔じゃねえけど。ちなみにお燐が来た日はお燐が飯を作ってくれる。嬉しいね。料理の腕はなかなかで、岩と草を選ぶくらいなら俺はお燐の料理を選ぶくらいには美味い。何を置いても選ぶのは村紗の作る飯。バカ美味い。

 

「ご飯だよ」

 

「ありがとう」

 

「こうしてるとまるで夫婦だねぇ」

 

「今日はなんで家出してきたのさ」

 

「無視…さとり様が執拗に撫でてくるから逃げてきたんだ」

 

「変なの。猫って好きじゃないの?」

 

「いや、体をのぞのぞと撫でられるのって嫌だよ?お兄さんも無遠慮に撫でられたくないでしょ?」

 

「わからん」

 

じゃあ撫でてみよう、と言われたが遠慮しておく。お前の相方的立ち位置の烏を呼べ。あの子は胸が大きいから良いぞ。…どうした不機嫌になって。飯を下げようとするな。…見るからに不機嫌になられた。そんなに落ち込まれてもな。俺はおっぱい好きだし。とりあえずさとりでも呼ぶかな。下げられた飯を食べ、お燐が俺の布団に明らか不機嫌な座り方をしている。熱湯でもかけてやろうか。まあ良い…そのうち帰るだろう。それまで家に居て、帰ったら運動するとしよう。なのでさっさと帰れ。

 

「お兄さんは全く分かってないよね。やれやれ…」

 

「…」

 

「お兄さんも人を気遣うとか覚えたほうがいいよ。いくらお兄さんでも一人は寂しいだろうし、ね?」

 

「黙れ尻軽」

 

「三回しか寝てないよ!!」

 

「お前が家出先を俺の家にしたせいで勇儀に誤解されるんだぞ。寝るのは三回だけど家出して来るのは十回越えてるよな」

 

「うわーん!DVだよぉ!どめすちっくばいおれんすだよぉ!」

 

「実家に帰れや」

 

帰れや。帰って。帰した。さて運動をしよう。体を伸ばし、準備運動をして地底を走る。地上への穴と俺の家を往復。めっちゃ遠い。魔法の森から紅魔館行くくらいには遠い。往復したら温泉に直行。これが俺の運動である。ちなみにこれが終わるとやることが一切ない。栄えてる方に行って騒いでる勇儀とその取り巻きを見るくらいしかない。本当に何もしない。もしかしたら天子の気持ちを今なら理解できるかもしれない。刺激が足りなさすぎるんだっけか。…やっぱ理解できねえ。何考えてんだあのつるぺた。

 

「あー疲れた。」

 

悪態ついて寝よう。もうしらね。お燐は帰ったし、飯は食ったし、さとりは疲れてたし。布団の上で寝転がっていたところ、家を訪ねて来た奴が。ちょっと不機嫌気味に扉を開けるとそこには…誰もいなかった。風かよちくしょう。扉を乱暴に閉め、不貞寝。温泉入って気分良かったのに。台無しだなこれは。…眠れない。実を言うまでもなく、今朝起きてから全然時間が経っていない。なので全然眠くない。不貞寝は諦めよう。…ヤマメさんに会いに行こう。地上に続く穴まで行って登るか。

 

「ヤマメさぁん」

 

「うわっ!?」

 

「会いに来た」

 

「えぇ…?頭おかしいんじゃないの…?」

 

「恋という病ですね」

 

「…セクハラしたら滅っ!だよ」

 

「おっぱい」

 

「滅っ!」

 

どこからか生えた腕で落とされかけた。ふぅ、ヤマメが巨乳じゃなければ死んでいた。足に力を溜め、空気を蹴って戻って来る。もはや人間業ではないな。やったぜおっぱい。ファイトおっぱい。うんうん、これが良いな。蜘蛛の巣の上に乗り、手をしっかりと握る。戻って来たのがよほど驚きなのか、呆気に取られた顔をしながら曖昧な返答ばかりをしていた。もしかしたら煩わせる病を考えているのかもしれない。恋でよろしくしたい。記憶喪失はやめてもらいたい。熱系は絶対嫌。きついから。

 

「…そういえばどうして地底に来てたんだっけ?」

 

「地上で恩人に貰ったものをぶち壊されてな…」

 

「ああ、嫌になったのか…」

 

「いや、家に帰れなくなったから」

 

「は?」

 

経緯を説明する。そういえば地底に帰って来た経緯を話すのも地底に住む経緯を話すのも、もしかしたらヤマメが初めてかもしれない。…さとりが初めてかも。かなり愚痴混じりに話したのだが、ヤマメはふんふんと音を立てて相槌を打つだけ。聞いてるんだか聞いてないんだか。でも久しぶりに愚痴れたのでかなり楽になった気がする。勿論気がするだけでなんの解決にもなってない気もするのだが。まあでも、これが大きな引力を有するおっぱいのなせる業と言うものだろう。やっぱりおっぱいは全てを解決するんだね。

 

「大好きです」

 

「えぇっ!?人間と妖怪だよ!?その、そう言うのは、さぁ…」

 

「そのおっぱいを併せ持つ優しさが大好きです」

 

「地獄に滅っ!だよ」




ヒロインはいねえっつってんだろ何やってんだぶち殺すぞ
最近全然戦わないし、おっぱい(明鏡止水)しないし、新しいおっぱいもないしでね。
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